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公正証書遺言の証人になれない人って?役割や適任者について解説

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目次

遺言書は皆さんご存知かと思いますが、遺言書には公正証書遺言と自筆証書遺言があります。公正証書遺言は正式な手続きを行い作られた遺言であり、自筆証書遺言は自分で書き作成した遺言です。

遺言を残すなら時間や金銭的に可能なのであれば公正証書遺言が後にトラブルを起こしにいので間違いありません。そんな公正証書遺言について詳しく解説を致します。

公正証書遺言の証人とは

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公正証書遺言を作成する為にはルールがあり、作成時に2名以上の必要条件を充たす証人へ立ち会って頂かなければなりません。なぜなら、その公正証書遺言が間違いなく本人の意思で作られた物である事の証人となるからです。

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公正証書遺言に必要な証人の役割とは

では、公正証書遺言を作成する際に立ち会って頂く証人の役割を幾つか解説致します。

①公正証書遺言が遺言者の本人の物なのかを確認する

遺言を残す方が自分の意思により作成し、記載が行われているかを確認致します。作成が終わるまでの間は途中で退席などは認められません。

②公正証書遺言の内容が正確なものかを確認する

また、記載された内容が本人の意思に基づき正確に作成されているのかを確認致します。

③公正証書遺言の確認を終えたら捺印を押す

公正証書遺言の作成が完了したら、証人は遺言者の意図した内容に間違いのない事を確認し署名・押印をします。今後、遺言内容について相続人同士で協議などがあった際、証人となった事実を残す為にも署名・押印は必要となります。

公正証書遺言に必要な証人になれない人とは

証人についてですが、誰でも証人になれる訳ではありません。幾つか法律で定められた基準を充たす人物でなければなりません。では、どのような人が証人になれないのでしょうか。

①未成年

まだ、年齢的に十分な判断能力や意思が備わっていない者とみなされてしまいます。

②推定相続人

これは、将来的に相続人になると推定される人物の事です。当然ですが、相続内容を自分へ有益なものへと誘導する可能性もありますし、他の推定相続人への個人的感情も影響を与えてしまうからです。また、事前に相続がどうなるのか分かってしまう事もあり不適格な人物とみなされてしまいます。

③密接な関係がある人

これも先程と内容が重複しますが、遺言者の配偶者・四親等内の親族・書記・使用人など生活において関わりの深い人物は、遺言の内容に大きく影響をもたらす可能性があるからです。あくまでも他人へと依頼する事が前提となります。

④事実上の欠如が生まれてしまう人

事実上の欠如が生まれてしまう人とは、証人は代筆が認められず自筆での署名が必要となります。また、遺言の内容に間違いのない事が確認できる必要もあります。つまり自分で署名できない人、判断能力がない人は証人となる事はできません。

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公的証書遺言の証人になる人が見つけられない又は存在しない場合

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証人について色々と説明を致しましたが、どうしても他人の証人を見つける事ができない方や、周りへ相続の内容を知られたくない方なども沢山いると思います。そのような方の為に救済措置もあります。

それは、公証役場で証人を用意して頂くよう依頼する事です。デメリットと言うほどではありませんが、用意して頂いた証人の方へは謝礼が数千円程度かかりますが、自分で大変な思いをして証人を探す事を考えるとそこまで高額でもないと思います。

他に頼みやすい方としては、弁護士・司法書士・行政書士などの先生へ証人になってもらう事や、日頃から取引のある銀行の方、普段から利用している病院の方などへ依頼する人も多いです。
当然ですが、この場合においても決まりはありませんが、礼儀として謝礼を出す必要はあります。

公正証書遺言の証人になれない人って?役割や適任者について解説のまとめ

公正証書遺言について、説明を致しましたが自筆証書遺言と比べ大変な部分も多い反面、確実に内容を残せる利点も大きいです。しかしながら、自筆証書遺言とは違い費用や時間は費やす事になります。

※公正証書遺言作成の際に、証人になって頂ける方が2名以上必要となる
※証人の役割は、内容に間違いがなく本人の意思により作成されているのか確認する事
※証人は内容に間違いのない事を確認したら署名・押印をする
※未成年の方は証人になる事ができない
※推定相続人や血統の近い親族は証人になる事ができない
※自分で署名できない方や、遺言の内容を判断する能力のない方は証人になる事ができない
※証人を探す事ができない場合は公証役場へ依頼して用意して頂く事も可能

補足になりますが、遺言書は作り直す事ができます。自筆証書遺言であれば破棄して新たに作成すれば良いですが、公正証書遺言は原本が公証役場にも残っておりますので、再度同じように手続きをする必要があります。また、複数の遺言書が出てきた場合は日付が最も新しい物が効力を持ちます。

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