みんなのお金ドットコム | お金のコトをもっと身近に
2017/12/13

イスラム教の女性の生活や服装!車の運転やサッカー観戦ができない国も?

Large pexels photo 532922  1

イスラム教の女性の生活とは?

イスラム教の女性と聞くと、「黒いマントのようなものを被った女性達」が宗教上の規律をしっかり順守している、という印象をもちます。

1979年に起きた国王派の軍と、革命側の武装勢力の戦闘(イラン革命)により、革命側に指揮権を譲渡したことで、イスラム圏の女性の生活スタイルは大きく変化しました。日本と比較してどのように異なるのか、具体的に解説します。

<下に続く>

イスラム教の女性が肌を隠すのは宗教上の理由

null

ニュースなどで見かける身体全体をすっぽりと覆ったイスラムの服。ほとんど肌がみえない状態になりますね。

このように肌を隠すのにはイスラム教の倫理が大きく関わっています。その倫理とは「人間は弱い」というもの。

この「人間」とは女性のことではなく、男性の弱さが影響しています。女性が肌を露出した服を着てしまうと、男性の理性を崩壊させてしてしまう、つまり、「性暴力」の被害者にならないようにするために、肌をみせずに生活しているのです。

また、イスラム教には、婚前交渉が認められていないため結婚前の女性は露出を避けなければならない、と定められているのも理由です。イスラム教では婚前の男女交際には厳しい対処がとられるため、「肌をみせないことで、誘惑させないし、事件を起こさせない」という意味合いが強いのでしょう。

<下に続く>

イスラム教の女性が着用する服装とは?

イスラム教の女性が着ている身体を覆う布には、種類があります。まず、よく見かける顔以外の全体をすっぽりと隠してしまうのが、「チャドル」です。

カラーは黒系のみしか作られておらず、現代女性の間では、チャドルと比較すると、カラフルなカラー展開の「ヒジャブ」が人気です。また、それらとは異なるアフガニスタンの女性が多く着用しているのが「ブルカ」です。

ブルカは横がみえず、着てしまうと前しかみえなくなってしまいます。目元はメッシュのような素材で作られていて、歩いたり、移動したときにメッシュ部分が揺れ、それが収まると正面がみえるようになります。

頭全体を動かさないと外がみえないので、イスラム圏の女性の服の中でもかなり不便な印象を与えます。そして、先ほどお伝えした「ヒジャブ」ですが、この服装が一般的には着ている人も多くいといえます。柄や色のバリエーションも豊富なのでファッションとしても定着し始めています。

デザインも、花柄や、明るいビタミンカラーなど、黒のイメージが強いイスラム圏の服装とは雰囲気が全く異なるのもポイントといえるでしょう。若い女性の間では巻き方や、コーディネート方法まで工夫して着こなしていて、ヒジャブを「ファッション」として楽しんでいます。

ですが、人目をひく柄や色のヒジャブを着ることは「宗教上の軽視」といわれ、年配の方や地域によって大きく非難されている、という現状もあり、完全なファッションとは言い難い立ち位置といっても過言ではないでしょう。

<下に続く>

サウジアラビアのイスラム教の女性は車を運転できない?

null

サウジアラビアは世界で唯一、女性が車を運転できない国、として話題になっていました。運転出来ない理由は女性の外出範囲が広がることで、男性の心を乱してしまう可能性があるからです。

イスラム圏では、男性と二人で出歩くことは禁止されており、家族でなければ共に外出することが出来ません。日本に住んでいると信じがたいような事実ですね。

しかし、女性の運転に関して全ての人がその法律を守っているわけでなく、戒律に縛られずに運転をする女性も存在します。そんな中、2018年6月に、サウジアラビアは女性の運転を解禁する方針を打ち出しています。

理由は明確ではありませんが、石油に頼りがちなサウジアラビアの経済を改革するためにムハンマド皇太子がこの分野に大きな切り込みを入れたのです。石油関連においてはアメリカと持ちつ持たれつの関係にあるものの、雲行きが怪しくなっていることからも、世界に受け入れられるための施策の一部分のような印象も与えます。

<下に続く>

イランのイスラム教の女性はサッカーを観戦できない?

中東のサッカー人気も日本と同じように根強く、ファンも若い男性の割合が多いです。そして観戦に来るのも若い男性が多いため、スタジアム内での暴力行為、セクハラなどに巻き込まれないように、という考えから女性のサッカー観戦は禁じられています。

ですが、車の運転と同様、スポーツ観戦にも大きな変化が見受けられるようになりました。もともとサッカーに加え、レスリングや水泳などの身体を隠す範囲が少ないスポーツの参加、観戦が女性はできませんでしたが、それらを参加することを許可する旨を2015年に発表しています。

加えて、女性が観戦できるように特別席を設け、家族用の男女兼用観戦スペースを競技場内に設置する見込み、とされています。また、2022年のワールドカップはカタールなので、イスラム圏だけでなく、他の参加国からの印象も大きく影響を及ぼす可能性もあり、その影響もあってか女性の生活スタイルも少しずつ変化していくように感じられますね。

<下に続く>

イスラム女性の海水浴事情は?

null

イスラム圏の女性は肌をみせることが出来ないので、海水浴を楽しむ、というのは難しそうに感じます。ですが、そのような女性でも海水浴を楽しむことが出来る水着「ブルキニ」というものがあります。

オーストラリア人デザイナーが考案し、イスラムの戒律に合うように手足の先、顔のみが出ているデザインで、体にも密着しない作りになっています。色もバリエーションも豊富で、イスラム圏の女性以外にも売れているのがこの水着の魅力ともいえます。

ブルキニは爆発的ヒットで売れているものの、フランスの一部ではこの水着を着て海水浴を楽しむことを禁止している地域もあります。フランスでブルキニを着て海水浴を楽しんでいた女性が、浜辺で脱ぐように警察にいわれ、そのニュースが世界中で物議を醸し出していました。

警察側は、ブルキニを着ていることでイスラム教の女性と分かってしまい、嫌がらせを受けるのを防ぐために着用を禁止している、と発言しています。しかし、女性が自由に服を着る権利を奪っているとして、反感も買っており、フランスでは複雑な問題へと移行してしまっている、といっても過言ではないでしょう。

<下に続く>

イスラムの女性の生活は少しずつ変化している

イラン革命後、女性の生活は制限されている印象を受けます。しかし、国交関係、石油事業、世界的なスポーツなど自国だけでなく広い視野で女性の生活を見直そうという動きが強まっています。日本人の私達からすると、多くの制限を課されていて、とても窮屈にみえてしまいます。

しかし、イスラムの女性は宗教を重んじている方も多く、イスラム教の教えをしっかりと守るプライドももちあわせています。女性の行動や服装が、彼女達が生活していく中でより良いものとなり、イスラム教とも上手に溶け込むようになれば、過ごしやすい生活を送ることが可能になっていくでしょう。

Thumb minkane logo
written by

「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
投資・節税・保険・ローン・クレカ・節約などのテーマの情報を各領域の専門家や編集部を通して記事配信していきます。

関連記事
おすすめ記事
Logo
みんかねの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line
Logo
みんかねの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line