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2017/12/17

「行く」の敬語の使い方!「行かれる」は敬語表現として正しい?

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「行く」の敬語表現を正しく使えていますか?

行くという動詞は、普段の生活の中でも使う頻度の高いものであり、もちろん敬語を話す時にも出てくる言葉です。

では、行く、の 敬語は、尊敬語になるとどのように言うのでしょうか。また、行く、の敬語は、謙譲語になるとどのように言うのでしょうか。

また、行く、の敬語は、丁寧語で言い表すこともあります。行く、を敬語で表現して行かれると表すこともあれば、行く、を敬語にしてお行きになると表現することもあります。

また、行く、を来ると尊敬語に言い換える時には、敬語表現としていらっしゃるとなります。ほかにも、行く、の敬語での表現には参る、があったり、行く、の敬語には伺うという表現があったりします。

他にも行く、を敬語で言い表す時に、行きますとなったり、行く、と敬語で表現する時に行かれますとなったりします。

この辺りの敬語について、ご説明します。

<下に続く>

敬語の種類【尊敬語・謙譲語・丁寧語】とは?

まず。敬語の基本について解説します。敬語の種類には、尊敬語、謙譲語、丁寧語があります。

尊敬語は、自分と比べて目上の人に対して、相手の行動を表す時に使います。相手に対して敬意を示し、失礼の無いようにするために使います。そのため、基本的には目下の人や同等の人に使うことはありません。

次に謙譲語です。謙譲語は、自分と比べて目上の人に対して、自分の行動を表す時に使います。

尊敬語も謙譲語も、目上の人に対して使う敬語ですが、尊敬語が相手を上げて言う言い方であるのに対し、謙譲語は自分を下にして言う言い方です。

また、尊敬語を使うときには相手の行動に対して使うのに対して、謙譲語は自分の行動に対して使います。ここを間違えてしまうと、大変なことになるので、くれぐれも注意が必要です。

最後に、丁寧語です。これは、物事を丁寧に言う言い方であり、ここまでで言及した尊敬語や謙譲語のように、この立場の人に対して使うという決まりは特にありません。

目下の人にも同等の人にも、シチュエーションに合わせて使うものです。尊敬語や謙譲語に比べると、簡単に使いやすいので、すぐにマスターできるものです。

<下に続く>

正しい日本語・敬語は最低限のビジネスマナー!

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仕事をするにあたって、大切なことの一つにビジネスマナーがあります。ビジネスマナーというと、服装やメール、名刺などがありますが、言葉遣いもその一つです。

そして、仕事の場で必要とされる言葉遣いとは、まず敬語なのです。仕事をしていると、自分よりもずっと上の立場の人と話すことや、取引先との会話の言葉遣いひとつで商談の流れが変わることもあります。

また、きちんとした敬語が使えないようであれば、周りから信頼もされませんし、部下からの信頼度にも関わってきます。

この働くときの敬語について、一つ注意しなければならないことがあります。学生時代に使っていた敬語と、働く場面で使う敬語は違うということです。

特に、学生時代に上下関係の厳しかった環境にいた人は、そこでしっかりと目上の人に対する敬語を使ってきたからと、そのままの状態でビジネスに臨もうとします。

でも、どんなに上下関係が厳しかったり、敬語に厳しかったとしても、学生時代とビジネスは、当然のことながら全く違います。

だから、学生時代に身につけた敬語を過信しすぎず、謙虚に働く場面での敬語を学ぶ姿勢を持つことが大切です。

学生社会の中では許されていた敬語が実はおかしかったり、敬語の用い方が不十分だったりということは大いにあるので、注意が必要なのです。

<下に続く>

「行く」を表す尊敬語として「行かれる」は正しい?使い方や例文

「行く」を尊敬語で言おうとして、「行かれる」という言い方をする人がいます。

これももちろん間違いではないのですが、相手と信頼関係を築きたい時や、特に親しくない上の立場の人に使う時には、控えた方が良い言い方です。

「行かれる」だと、「行く」という元々の言葉に対して、敬語として使われる「れる」をくっつけただけで、安易な印象を与えてしまうからです。

安易で軽い、学生気分の抜けていない印象を与えてしまうため、学生時代の環境では問題なくても、ビジネスにはあまり相応しいとは言えない言い方です。

「行かれる」を意味する言い方については、言わないよりは言った方がまし、という程度の感覚でいた方がいいでしょう。

「行かれる」との言い方は、尊敬語として正しいのか、と考えると、学生なら正しくても、ビジネスだと正しいとは必ずしも正しいとは言えない、と結論になります。

<下に続く>

「行く」を意味する尊敬語「いらっしゃる」は、正しい?使い方や例文

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「行く」と言いたい時に、それをを仕事の場に完全に相応しい尊敬語で言うと、どうした表現になるのでしょうか。

それは、「いらっしゃる」です。これは、「来る」という印象が強いものですが、「行く」という意味としてもつかえます。

この言い方をすることによって、学生時代とは違う、ビジネスに相応しい尊敬語となります。

取引先の人や、自分よりもずっと目上の人に対して「行かれる」というと少しフランクすぎる印象になりますが、「いらっしゃる」であれば、何も問題ありません。

使い慣れなければなかなかすぐには出てこない言い方ですが、これがさらっと出てくるようになってこそ、一人前の社会人です。普段から使うように意識して、自然に出てくるようにしましょう。

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「行く」を表す尊敬語である「お行きになる」は、正しい?使い方や例文

「行く」を意味するための尊敬語として、ここまで紹介したものの他に、「お行きになる」という言い方を使う人がいますが、これは少し不自然な言い方になります。

「いらっしゃる」がシンプルな印象であるのに対し、「お行きになる」の表現は、敬意を込めすぎた印象になり、ぎこちないくなってしまうのです。

敬語を使うにあたっては、特に尊敬語はしっかりと相手に、敬語に含まれるニュアンスが伝わるよう意識すべきですが、それを意識しすぎて不自然になったりぎこちなくなったりしては意味がありません。

ごく自然な表現で、相手に違和感が無いようにその言葉を伝えられるようにならなければ意味がありません。

その意味で、この「お行きになる」、の表現は、正しいとすることはできないのです。

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「行く」を表す謙譲語である「参る」は正しい?使い方や例文

次に、謙譲語でいうと、どうなるのかについてです。「行く」を表現するために「参る」を用いる人がいますが、これは問題ないのでしょうか。

この「参る」との表現は、正しいと言えます。参る、は、参上、の意味を含んでいるため、参る、という表現は相手に対して下に下がった言葉なるのです。

ここで気をつけておかなくてはならないのは、「参らせていただく」や、「お参りします」との表現は間違いだという点です。

たしかに、動詞に「いただく」をつけると、下に立った表現にはなるものの、「参る」が謙譲の意味を表す敬語なので、これに「いただく」をつけると、敬語が重なってしまうのです。

二重の敬語は、よくある誤用ですし、ただ「参る」というよりも、そこに「いただく」とつけた方がより丁寧にも感じられるので、ついついしがちですが、ここを抑えて間違えずに用いることがポイントです。

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「行く」と謙譲語で言いたい時に「伺う」は正しい?使い方や例文

では、次に、「伺う」について考えていきます。この「伺う」という表現も、適切です。

本来の使い方では、「伺う」と用いるのが正しかったのですが、今ではこれに「お」をつけて、「お伺いする」も一般化し、誤用ではなくなりました

ただ、この表現についても注意点があります。「お伺いします」では足りないように思えて、「お伺いいたします」とする人がいますが、これは完全に重なった敬語であるのです。

「お伺いする」が謙譲語にも関わらず、これにさらに「いたす」という謙譲語を加えたことになるのです。

また、「お伺いさせていただく」も聞きますが、これももちろん誤用となりますので、要注意です。

<下に続く>

「行く」と丁寧語で言いたい時に「行きます」は正しい?使い方や例文

「行く」をかえたいいかたに「いきます」があります。これは、適切な表現です。

丁寧語は、尊敬語みたく特別な工夫をする必要はありませんし、謙譲語にならって下にたった表現をする必要もありません。

だから、シンプルに「ます」を語尾につけるだけで十分なのです。従って、「いきます」というのは適切です。

特に目上でも、下でもない、フラットな時には、この丁寧語を用いるのが一般的です。

例えば友人や同僚で、普段はため口で話している人でも、シチュエーションによっては敬語で会話をすべき時もあります。

また、部下でも指導時や仕事の話をする時には、改まって敬語で会話をする方が相応しい時もあります。

そのような時に、こうした言い方を選ぶのです。

<下に続く>

「行く」を丁寧語で言いたい時に「行かれます」というのは正しい?使い方や例文

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では、「行く」を「いかれます」とするのは問題ないのでしょうか。先ほど、尊敬語の説明の時に、必ずしも正解とは言えないと説明しました。

必ずしも問題ないと言えないのは、学生敬語を思わせる印象を与えるからだとも説明しましたが、換言すれば、丁寧語のイメージが強いからということです。

つまり、「行かれる」という表現は、相手の行動に対する正しいかたちの丁寧語であると言えます。

尊敬語としては誤用なのか微妙なラインですが、丁寧語であれば問題ありません。

使い方について言うと、自分の行動に対してではなくて、相手の行動に使います。例文を出すと、「Aさんは出張に行かれる」「Bさんは新しく出来た支社に行かれる」「いつ取引先に行かれるのですか?」などです。

自分の行動に対して使うと、おかしな印象を与えるので、使いやすい表現ではありますが、誰の行動に対して使うのかは、よくよく考えましょう。

<下に続く>

ビジネス敬語に関するおすすめの本紹介

ここまで「行く」と言いたい時の敬語の使い方に関してみてきました。ただ、敬語であってもそれは自分の気持ちやメッセージを伝達するための表現だと言うことには変わりありません。

そのときその時のシチュエーションに合わせ、如何なる言い方をしたら人に如何なる印象を与えるのか、という点を考えることが重要です。

この本では、そうした、「表現によってどのような印象を人に与えるか」ということも合わせて学べます。

<下に続く>

「行く」の敬語の使い方!「行かれる」は敬語表現として正しい?のまとめ

仕事のシチュエーションでは、敬語がとても大切ですが、中でも「行く」という表現は大変使用頻度の高い表現なので、敬語にしたときの表現、用い方をしっかりと身につけておくことが重要です。

頻度を考えても、使うシチュエーションを考えても、非常に出番の多い頻出語なので、使いこなせるようマスターしましょう。

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「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
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