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2017/12/28

サウジアラビア人の女性の生活事情【運転・結婚・服装・教育など】

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サウジアラビア人女性の生活にはどのような制限があるのか

皆さんは、サウジアラビアの女性の生活をご存知でしょうか。

サウジアラビアは、女性に対して様々なルールがあり、縛りが厳しいと言われています。
世界で唯一、女性の運転を許可していない国でも有名なサウジアラビアですが、運転以外にも、服装・生活・仕事・結婚・旅行・教育や留学・戸籍・異性交遊など、様々な分野においても非常に厳しいルールがあります。

そして、そのルールを破ってしまった者には、厳しい罰則もあるとのこと。

そんなサウジアラビア女性の厳しい生活を一つひとつご紹介いたします。

<下に続く>

サウジアラビア人女性の生活

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サウジアラビアでの主な宗教はイスラム教です。
イスラム教の教え自体、女性に対して非常に厳しいルールがあります。

今、とても問題になっているのが
イスラム教 女性差別
イスラム教 女性蔑視』です。

日本では考えられないような、様々な厳しいルールの中で、サウジアラビアの女性達は生活をしています。
その生活は、「イスラム教の教えだから」と、実際は苦を感じていようとも、一切苦を口に出す者はおりません。

そんなサウジアラビアの女性達ですが、根がしっかりとしており、どの女性達もたくましく生活を送っています。

日本でこのようなルールに縛られて生活を送れる女性は数少ないでしょう。
けれど、サウジアラビアの女性達は、厳しいルールの中でも、皆、助け合いながら生きていまs。

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サウジアラビア人女性の服装

ショッピング中の女性

厳しいルールの中には、女性達の服装もあります。
サウジアラビアの女性達は、イスラム教の教えの通り、身に付ける物が決まっています。
身に付けるもので有名なのが、頭の上から布を被っているスタイルです。

日本では、女性の髪型はその日の気分や、その時の状況に応じて変えられますよね。
しかし、サウジアラビアでは、”女性は目立ってはいけない”というきまりがあるので、髪型を変えることはもちろん、近親者以外の前では髪を隠さなければなりません。

「ではどうやってサウジアラビアの女性はおしゃれをするの?」という疑問が出てきますが、先ほどもお話した通り、サウジアラビアの女性は”目立ってはいけない”のです。
その為、おしゃれなどはしません。
国で定められた隠し方に従って、女性達は布を被るのです。

国で定められた隠し方とお話しましたが、サウジアラビアでは、主に『ニカーブ』という、目以外を黒い布で隠す服装をしています。
色は、黒以外は認められていません。
その為、「おしゃれをする」という概念はないのです。

『ニカーブ』以外にも布の被り方は様々あります。
国によっては、布の色も自由で、その色でおしゃれを楽しむこともありますが、
サウジアラビアでは、その一切を断ち切られています。

そもそも、幼少の頃から、「外に出るときは黒い布を被るんだよ」と教えられてきているので、それを不思議に思っている女性はほぼいないのでしょう。

「おしゃれが出来ないなんて不憫だな」と思うのは、幼少の頃から様々な格好やデザインを見てきているから持つ感性なのかもしれませんね。

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サウジアラビア人女性の結婚事情

結婚10年

サウジアラビアの女性達の結婚・恋愛感も、非常に厳しい見方をされています。

女性は父親(又は男性親族)の言うことが絶対である」というルールがあり、その父親(又は男性親族)以外に決めた相手との恋愛や結婚は、決して許されません。

その為、「あの人好みだな」と思っても、自分からアピールすることも出来ませんし、恋愛に発展させることも、ましてや結婚することも出来ません。

父親(又は男性親族)が決めた相手が、たまたま自分の好みの男性であれば、幸せな人生を送られるでしょう。
けれど、全く好みではなく、むしろその逆で、「精神的に無理!」という相手を選ばれてしまったらどうでしょうか。

サウジアラビアの女性達は、それでも「父親(又は男性親族)が決めた相手だから」と心に決め、人生を共に歩もうと努めます。途中で離婚などは出来ませんので、一生を共にします。

しかし昨今では、「自分で好きになった人と恋愛をしたい!結婚をしたい!」という女性も増えてきており、過去6年間で父親(又は男性親族)に対して不服の訴えを起こした女性が86人以上いると言われています。

徐々に世界進出をし始めているサウジアラビア女性達。
自国以外の世界を見たことにより、自身の世界観が変わり、「自由に生きたい」と願う女性達も増えてきているのでしょう。

しかし、現時点では「訴えを起こした」という事実はあるものの、それが「許可された」という結果には至っておりません。

古くからイスラム教の教えに沿って生活をしてきたからでしょうか、女性を大切にするあまり、過剰な束縛と過剰なルールで縛りつけてきてしまっているので、なかなかそのルールを変えられないのでしょう。
「神様の教えに背く」という大きな意味を持ってしまいますからね。

まだまだ報われないかもしれませんが、それでも女性達はたくましく戦っているのです。
そんなたくましい女性達が今後、自由に恋愛をし、結婚ができる未来は、訪れるのも、そう遠くない未来かもしれません。

<下に続く>

サウジアラビア人女性の運転解禁

車

サウジアラビアでは、世界で唯一女性の運転を禁止している国です。
その為、今までの移動手段はほぼ”徒歩”です。

徒歩ですと、移動する距離は限られてきますよね。
それが、サウジアラビア女性を『遠くに行かないよう、その場に留めておく』という縛りなのです。

もし遠くに行く場合は、父親(又は男性親族)の許可と、送り迎えが必須になります。
父親(又は男性親族)が送り迎えが難しい場合は、専属の運転手を雇って送り迎えをしてもらっています。

「過保護だな~」や「羨ましい」と思う方もいるかもしれません。
しかし、それが毎日続いたらどう思いますか?

金銭面もそうですし、毎日監視されている状態で過ごすのです。
どこに行っても、サウジアラビア女性の自由はありません。

しかし、2018年6月から、女性の運転が解禁されることになりました。
今まで女性への束縛を必須としていた国での大きな変化です。

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サウジアラビア人女性への制限【異性交遊】

砂浜のカップル

サウジアラビア女性は、「異性交遊」という行為自体、厳しい制限がされています。
恋愛・結婚も自由ではないので、それは当たり前のこのように思えますが、友人関係であっても、親族以外の男性と関係をもつことは許されていません。
そして、そのルールに従わなければ、厳しい罰則も余儀なくされます。

日本では『不倫は文化だ』と言っている男性タレントがおりますが、サウジアラビア女性の場合、『不倫』が発覚した時点で、銃殺刑・斬首刑・絞首刑のいずれかで死刑という非常に厳しい罰則をくだされます。

不倫以外でも、厳しい罰則はあります。
現に、異国の男性と交際した女性が、男性と共に公開処刑された事実もあります。

しかし、男性が『不倫』をした場合は、鞭打ちだけでもすむことが多いのです。
これには「不公平だ!」という声が上がっており、世界的にも問題になっています。

サウジアラビアの女性達は、恋愛をするのも文字通り”命懸け”です。
命なんて、そう易々とかけられませんよね。
幼少の頃から男の子との関係を断ち切られて育っているのもあり、異性への興味を抱く年頃になるとそういう過ちがあるかもしれません。
しかし、サウジアラビアではそれが命取りです。
それを知る頃には「命がない」なんて冗談ではありません。

「命取りになるくらいなら」と、全てを諦めている女性も多くありません。
サウジアラビアで生まれ育った女性が長生きする為には、全てを悟って生きていく方が懸命かもしれません。

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サウジアラビア人女性への制限【就労】

話し合う女性たち

サウジアラビア女性が非常に厳しい状況下の中で生活をしているというお話をしましたが、昨今では徐々に女性の権限も強くなってきています。
きっかけは1950年代以降の油田開発が活発化してから女性の権限が強くなったと言われています。

サウジアラビアや設立した当初は、女性の就労も認められていました。
今現在60歳以上の男性達の中でも、女性教師から教育を受けて育った人は多くいる程です。
しかし、年月を経る毎に、サウジアラビア女性への厳しいルールが定められてきました。
親族以外の男性と触れ合う機会が多くなってしまうので、細かいルールを定めたのです。
それにより、サウジアラビア女性の就労は自由に出来なくなりました。

サウジアラビア女性の就労は非常に厳しく制限している反面、異国人女性の労働者は非常に多いです。
メイドや女性向けのサービス業などにも異国人女性が数多く就労しています。

しかし、2002年以降は、労働人口の半分以上が異国人であることが問題になり、サウジアラビア女性でも、家事労働やサービス業への就労が法的に認められるようになってきました。

サウジアラビア女性が再び自由に働けるようになるのは、そう遠くない未来かもしれません。

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サウジアラビア人女性への制限【戸籍・パスポート】

赤ちゃん

日本では、出生したら14日以内に出生届を出さないといけません。
出生届を出すことで、その子のこの世に生を受けたという証明書、戸籍が作られます。

しかしサウジアラビアでは、男性の戸籍はありますが、女性の戸籍は一切作っていませんでした。
その為、自身の身分や生を証明するものは一切ありません。
身分を証明する物が一切ないので、パスポートの発行も出来ません。

ではどうやって異国へ旅行に行くのか。
そもそも自由に異国へ行くこと自体許されていませんが、父親の仕事の関係で異国に移動するや、家族旅行に行くという場合があります。
その際は、父親(又は男性親族)の許可はもちろんのこと、父親(又は男性親族)の戸籍への併記で異国へ行けるようになっていました。

それが問題視され、1992年以降、サウジアラビア女性にも戸籍を作ってもらえるようになり、それと同時に、身分を証明するパスポートや免許証も発行できるようになりました。

戸籍とパスポートが自由に発行されるようになり、厳しいルールの中で生活する女性達にも、希望が見えるようになったのは間違いないでしょう。

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サウジアラビア人女性への制限【教育】

社労士ブログ勉強

サウジアラビア女性達の教育に関して、近年から積極的に進められていると言われています。
しかし、依然として制約が多いのも事実です。

女子大学が設立された当初は、教員の確保と授業形態に大変苦労していました。
サウジアラビア女性は、イスラム教のルールに基づき、父親(又は男性親族)以外と口を利いてはいけません。
その為、男性教師と直接会うどころか、話ことすらできないのです。
それでは授業は進みません。

何とかして授業を進めようとした結果、授業の様子をビデオに録画し、教室で上映するという方法が取られました。
しかし、所詮ビデオでの講義ですので、講義に対しての質問は直接出来ません。
女生徒から男性教師に直接会うのは禁じられていますし、話すのも禁じられています。

では、どのようにして講義の質疑応答をしていたのか。
それは、父親(又は男性親族)が間に入り、女性生徒の変わりにその父親(又は男性親族)が男性教師に手紙を書いてやり取りをするという大変不便な方法です。

現在では、このような不便な時代を乗り越えた女性達が教員になり、今の女性達への教育をしています。
このようにして、女性の教育機会は徐々に増えてきているのです。

<下に続く>

サウジアラビア人女性への制限【海外旅行・留学】

旅行

パスポートが自由に発行されるようになってから、サウジアラビア女性の海外進出も多くなってきました。
しかし、海外へ行くことの自由はまだ定められていません。
父親(又は男性親族)の承諾がないと、パスポートを発行する許可を得られません。
その為、若い女性が一人で海外へ行くことは滅多にないと言われています。

海外留学する人の4分の1が女性と言われていますが、そのほとんどが既婚者で子どももいる女性が大多数です。
それは、サウジアラビアの掟上、夫婦別居を原則として認められていない為、夫が海外留学する場合は、妻も同伴が必須とされ、夫婦揃って留学しなければならない為です。

独身女性も多く海外留学していますが、それは、両親が海外赴任をしている為という理由によるものです。
つまり、女性は必ずしも、一人での行動は行えないということなのです。

<下に続く>

サウジアラビア人の女性の生活事情【運転・結婚・服装・教育など】のまとめ

現代日本では、女性の世界進出を大きく掲げた活動を行っています。
しかしながら、サウジアラビアでは、その逆で、『女性は男性が保護する者だ』と世界進出をしないよう、防いでいます。
これは、宗教によるものであると考えられますが、それにしても厳しい世界です。

毎日この地で生活をしていくと、それは日常的なことなので、何ら不思議ではないことかもしれません。
しかし、日本女性からすれば、「なぜそんなに我慢してるの?」と思ってしまう程です。

昨今では、海外からの刺激もあり、サウジアラビア内でも様々な価値観を持った女性が多く存在するようになりました。

世界で一番女性に厳しいと言われている国、サウジアラビア。
しかしその裏には、女性を大切にするあまりの『異常な束縛』からくるものかもしれません。
その束縛も、徐々に薄れてきている昨今。
女性に本当の意味で優しい国になれる日は、そう遠くないのかもしれません。

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