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2017/12/28

家庭内暴力が起こる家庭や子供の特徴や原因!対策・相談方法は?

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目次

家庭内暴力について

子供の家庭内暴力に悩んでいる家庭は非常に多いです。今回は家庭内暴力とDVの違いとは、家庭内暴力の件数・特徴・原因を始め、家庭内暴力に精神疾患や発達障害が関係するのか、考えられる精神的要因や社会的要因、対策や対処法、警察に相談したほうがいいのかなどについてご紹介します。

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家庭内暴力とは

家庭内暴力というのは、家庭内で同居している人に対する暴力行為のことで、一番多いのが子供が親に対して暴力をふるう行為です。暴力というのは殴ったり蹴ったりして相手を傷つけること、言葉で相手を傷つけること、家の中の家財道具などを壊すことなどが含まれます。

子供というのは何歳までぐらいの子をいうのでしょうか。警視庁の定義によると20歳未満の者を指すとしています。家庭内暴力を行う子供は、普段家の外では暴力行為を行いません。家庭の中のみで行われ、その相手が自分よりも弱い者であるという特徴があります。

警視庁の調査によると、家庭内暴力の対象となるのは全体の約60%が母親とのことです。自分がお腹を痛めて産んだ子が自分に暴力をふるう。悲しい現実に嘆き苦しんでいる母親がたくさんいます。

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家庭内暴力とDVの違い

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家庭内暴力と並んでDVという言葉もよく耳にします。DVというのは、「ドメスティックバイオレンス」の略で、これも家庭内で起こる暴力ですが、同居している配偶者の間で行われる暴力行為を指します。

夫婦間暴力とも呼ばれ、妻と夫の関係や、内縁関係者の間で行われる暴力で、殴る蹴るといった身体的な暴力の他にも、暴言を吐く、経済的に負担をかける、性的な暴力などもDVに含まれます。最近は婚姻関係に関わらず、元夫婦や元恋人間での暴力を指すこともあります。

よって、今回ご紹介する家庭内暴力というのは子供が加害者となる場合の暴力行為を指しますので、その点を区別しておいてください。

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家庭内暴力の件数

警察庁が発表した平成29年警察白書統計資料の「少年による家庭内暴力の対象別状況(平成28年)」には、対象別の件数が記載されています。母親への暴力が1658件、父親が253件、兄弟姉妹が218件、同居の親族が175件、家財道具が362件、その他が10件、合計2676件という結果でした。

その割合を見てみると、対象は母親が62%、父親が9.5%、兄弟姉妹が8.1%、同居の親族が6.5%、家財道具が13.5%、その他が0.4%でした。この調査結果からわかるように、子供から母親への家庭内暴力が圧倒的に多いという事実です。

この数字は平成24年から毎年増加していて、特にここ数年の伸び幅は大きくなっています。特に中学生による家庭内暴力が最も多く、一つの社会問題として解決が急がれています。

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家庭内暴力を引き起こしやすい子供の特徴

特徴①:真面目で比較的おとなしい

家庭内暴力を引き起こしやすい子供は、どちらかというと学校などでは真面目でおとなしい子が多い傾向があります。自分から積極的に友達と関わることも少ないため、どちらかというと一人でポツンと本を読んでいたり、集団にはあまり入らない子が多いと言われます。

人との交流はあまり好みませんが、グループ活動などにはそれなりに参加するし、友達や先生に暴力をふるったりすることはなく、トラブルもほとんど起こしません。ルールも守れるので、問題行動を起こすということもないのですが、その反動なのか家庭内では人が変わったようになる子がいるのです。

特徴②:外面がいい

一歩家を出ると、近所の人にもよく挨拶をするし、非行的な行動なども起こさない、周りから見れば非常に良い子が実は家庭内暴力を起こしているというケースがよくあります。

外で良い子にしているのが本当のその子なのか、それとも無理して作られた演じられたその子なのか、自分でも自分がどうしたいのかわからないことが多いのですが、やはり世間体などを無意識あるいは親の影響で気にする子供もいます。

親がいないところでは、特にイライラすることもなく普通に過ごせているだけ、という子供もいます。どちらにせよ、家庭内暴力を起こす子供の心理は非常に複雑で、親も子も理解できない部分があるのです。

特徴③:神経質

家庭内暴力を起こす子供の特徴として、神経質であることが挙げられます。例えば、自分の部屋を勝手に親が掃除して、物の位置が少しでもずれていたことが気に入らないことで親に暴力をふるう子がいます。

他にも、いつも決まった時間に起きる子が目覚増し時計をセットし忘れて寝坊したとき、「どうして起こしてくれなかったのか」と親に当たり、それが暴力となって表現されるというケースもあります。

いつもとちょっとでも違うことに直面したときに不安を感じたり、それが許せないという性格も関係していることがよくあると言われています。それを自分でも処理することができず、暴力という形になってしまうのです。

特徴④:自己主張が苦手

家庭内暴力を起こす子供の中に、自己主張が苦手な子供というのもよく見られます。例えば学校で友達に嫌なことを言われたりされたりしても、自分からは言い返すことができないという子供。

グループで何かを話し合って決めるとき、みんなと違う考えを持っていてもなかなかそれを言い出せないという子供などです。公の場で自分を出せない分、家庭内で反動が出てしまうことが多いのです。

家の外では自己主張ができない、そのことでイライラする気持ちを親や物への暴力で発散させてしまうということがあります。せめて家の中では誰かにわかってほしい、自分を出したいという気持ちが強いのです。

特徴⑤:生活習慣が乱れている

家庭内暴力を起こす子供は、非行的な行動に走ることは少ないのですが、生活習慣が乱れていることがよくあります。家庭環境にも関係してくるのですが、親が共働きで帰りが遅く、一人コンビニ弁当などで夕食をすませたり、寝る時間が遅くなってしまったりする子供が増えています。

また、親が共働きでなくても、親自身の生活が乱れているために子供の生活も乱れる、それが原因で心身の健康にも影響をきたす、愛情不足と感じるために家庭内暴力という形で心の中のもやもやがあらわれるということがあるのです。

特に子供にとって生活習慣の乱れは健康状態や人格の形成などに大きく影響しますので、注意が必要です。

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家庭内暴力を引き起こしやすい家庭の特徴

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特徴①:親が過保護・過干渉である

家庭内暴力を引き起こしやすい家庭の特徴として、親が過保護または過干渉であることが多くあります。親が子離れできていなと、身の回りのことから勉強のこと、プライベートなことまで何でも手を回してやってあげよう、やってあげたいと思い、それが子供にとっては面倒に感じてしまうのです。

子供がある程度の年齢になったら、子供のことを信じてある程度距離を取って見守ることも大事です。いつまでも手取り足取り世話をしていると、子供が自分で考える力、自分で生きていく力がつきません。

子供自身も成長に伴い「自立したい」という気持ちが自然と芽生えてきます。それを遮るような行為が原因で、子供自身もどうしたらいいのかわからず、家庭内暴力を引き起こしてしまうことにつながることがよくあります。

特徴②:経済的に恵まれている

家庭内暴力を引き起こしやすい家庭環境を調べてみると、貧困で苦しんでいるというよりは経済的に恵まれている方が多いといいます。お金には何の苦労もしない、それどころか子供にかけるお金は惜しまず、子供が欲しがる物は何でも買い与える傾向が非常に強いです。

子供に苦労させたくないという親心が根っこにはあるため、親が教育熱心であることも多く、それが子供にとって負担となってしまったり、物の大事さやありがたさがわからないまま育ってしまうことにもつながります。

あまりにも豊かな環境だと、親がしっかりしていなければ子供の心の教育には悪影響となることが多々あります。何でも「子供のため」は子供にとって良いこととは限らないのです。

特徴③:親の虐待

家庭内暴力を引き起こしやすい子供の家庭環境を調べてみると、小さい頃親に虐待を受けて育ってきたというケースも少なくありません。家庭の中で暴力というのが当たり前となっているのです。

本当に悪いことをした時に親からお尻をぶたれる、というのであれば子供にもちゃんと伝わります。しかし、例えば親がイライラしていたり、酔っぱらったりしている時に子供に暴力をふるってしまうというような、理由がわからない虐待を受けた子供は、恐怖心や不安しか感じません。

それが日常的になっていると、子供にとってトラウマになってしまうし、子供も暴力という形でしか気持ちをあらわせなくなってしまうことがあります。

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家庭内暴力の原因【精神的要因】

原因①:ストレス

家庭内暴力の原因で多いのはやはりストレスです。大人でも昔に比べて現代はストレスを感じることが多くなっています。子供でもそれは同じです。学校の勉強についていけない、目標を達成できない、友達や先生とうまくいかない、習い事が忙しい、楽しくない、親と合わないなど、ストレスを抱える要因はたくさんあります。

休みの日には外で思いっきり体を動かす、気が合う友達がいる、親に何でも話せるというようなストレスをうまく発散できる環境や人間関係があればいいのですが、それがないとストレスは溜まる一方で、抱えきれなくなってしまいます。それが家庭内で家族へ対する暴力としてあらわれることがあるのです。

原因②:心の傷

子供の性格にもよるかもしれませんが、心の傷が家庭内暴力の原因となることがあります。例えば学校で友達にいじめられた経験や、人前で失敗してしまった経験、親に虐待されたり愛情を感じられないような育て方をされたりした経験などが、大きな心の傷として残ります。

これが数年たっても癒されずに、大きくなるにつれて憎しみへと変化することがあるのです。その憎しみが親へ向けられたときに、反抗や復讐といった気持ちが爆発し家庭内暴力を引き起こす原因となります。

子供が抱えている心の傷は親が知らないこと、気づけないことが多く、後から知って「そんなことが原因になっていたなんて」と意外に思うこともあります。

原因③:親への反発

親への反発もストレスと並んで非常に多い家庭内暴力の原因の一つです。親が口うるさく注意するのが嫌だ、親の態度や命令口調が許せないなども思いが積もり積もって、ある日親への暴力となってあらわれます。

小さい頃は親が子供に細かいことまで注意したり、叱ったりするのは当たり前のことです。しかし子供が大きくなって、特に小学校高学年から中学生になる思春期に入ると、親にあれこれ言われたくないという自分の意思が強くなってきます。

特に友達関係については親に口出しされたくないと思うでしょうし、進路について親の考えばかり押し付けるようでは反発の気持ちは大きくなる一方です。ずっと親の言うことを聞いてきた良い子、親の言いなりになるしかなかった子が、親より力もついてきて、暴力を使って反発するようになるのです。

原因④:家庭環境の大きな変化

両親の離婚、親の転勤による引っ越し、単身赴任で片親状態になるなど、家庭環境が大きく変わったことが原因で家庭内暴力を引き起こすことがあります。特に親の離婚や単身赴任などによって、家族の間で話したり一緒に過ごす時間が減ってしまい、交流が希薄化することは子供の心の成長に大きな影響を与えます。

また引っ越しなどにより転校しなければならなくなった場合、子供にとっては大きな環境の変化となります。人間関係をうまく築けなかったり、不安が大きかったりすることをうまく処理できずに、家庭内で家族や物への暴力として発散してしまうケースがあります。

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家庭内暴力の原因【社会的要因】

原因①:人間関係の希薄化

特に都市部では大人の社会もそうですが、子供の間でも人間関係が昔に比べて希薄化してきています。あまり人と関わりたくない、面倒なことには首を突っ込みたくない、といったちょっと冷めたような子供が増えているのは事実です。

人間は生きていく上で人との関わりなくしては生活が成り立ちません。特に子供はたくさんの友達や大人に囲まれながら、時には喧嘩をして気持ちをぶつけあったりすることが、成長過程においてとても重要なのです。

それが薄くなっているために、人とどう接したらいいかわからない、何を話せばいいかわからないという子供が結構たくさんいます。その結果、何か気に入らないことがあれば暴力で表現するということがあるのです。

原因②:インターネットの普及

インターネットの普及によって、人々の生活は非常に豊かで便利になりました。田舎に住んでいても、服でもおもちゃでも何でも手に入る時代です。同時に、スマホやタブレットといったスマート機器も普及し、子供でも自在に操るようになってきました。

子供たちはこういったデバイスを使いこなし、生活により良く生かすだけではなく、暴力的な場面を含む過激な動画なども自由に簡単に見られるようになったのです。親がしっかりと管理していなければ、子供はどんどんのめりこんでいきます。

そして現実とバーチャルの区別がつかなくなったり、それを真似してみようと思ったり、思考回路にも異常をきたしてしまう恐れがあるのです。

原因③:受験戦争などの競争社会

日本の教育は、昔のような詰込み型を改めようと様々な改革に取り組んではいますが、子供を育てる親はやはり自分の子供には「良い学校に行ってほしい」、「良い会社に就職してほしい」という願いは昔から変わらないものです。

そのため、小さい頃から子供の意思に関係なく私立学校を受験させたり、習い事をたくさんさせたりする親がたくさんいます。競争社会にあまりにも早く飛び込んでしまうと、競争に勝てない、適応できないという子供は常に劣等感を感じながら成長していきます。

それが積み重なってストレスとなり、自分で上手く発散できずに家庭内暴力へとつながってしまうことがあります。

原因④:いじめ

学校でいじめを受けている子供のうち多くは親や先生に相談できずにいることが多いです。特に親には心配をかけたくないと思う優しい子供ほど、心に受けるダメージは大きく一人でいろんな思いを抱え込んでしまうのです。

しかし、いじめの内容が陰湿だったりして、その子の我慢の限界を超えてしまった場合にいろんな形でSOSを発します。その一つとして家庭内暴力へ結びついてしまうケースがあります。

加害者への憎しみや怒り、恐怖や劣等感など様々なマイナスの心理が自分の中で膨らみすぎて、家族や家財道具への暴力として爆発してしまうことが少なくありません。

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家庭内暴力は精神疾患・発達障害?

家庭内暴力は精神的要因や社会的要因、また子供の性格や特徴だけが原因になるとは限りません。精神疾患や発達障害が原因となることもあります。

反抗挑戦性障害

反抗挑戦性障害というのは、発達障害の一つであるADHDの二次障害として発症することが多い、ということでご存知の方もいらっしゃるでしょう。これは親や先生など自分より目上の人に対して反抗的な態度を取ったり、けんかをしかける、ひどい場合は家庭内で暴力をふるうといった挑戦的な行動をとる疾患です。

主な症状は「ちょっとしたことでイライラしたり、腹を立てたりする」、「わざと周りをイライラさせたり、自分の過ちを人のせいにする」、「他人に意地悪をしたり、前に起こった出来事を根に持ったりする」ということが挙げられます。

反抗挑戦性障害とADHDには深い関りがあると考えられています。もともとADHDを発症していた子供が、「人間不信的行動」(自分をダメな人間だ、自分のことを理解してくれる人はいないという思い込みから人間不信になったときに起こす行動)という二次障害として反抗挑戦性障害を発症することが多いのです。

もし子供が反抗挑戦性障害を発症しているのではないか、と疑われる場合は、反抗的な行動をとってしまったときに非難したり、無理に抑制しようとするのは避けた方がいいでしょう。余計に感情を刺激してしまうことになります。気になる行動が見られたら、心療内科や精神科などの専門医へ相談した方が良いでしょう。

素行障害

素行障害とは「素行症」とか「行為障害」とも呼ばれています。素行障害を発症している子供は、決められたルールや約束を守らずに、反抗的な行動を起こし続けるという特徴があります。

具体的には素行障害の症状は大きく分けて次の4つです。「人・動物に対して残酷または攻撃的な行動をする」、「人の物をわざと壊したりして損害を与えようとする」、「自分の利益のために嘘をついたり、万引きをしたりする」、「家の門限・学校の校則などルールや約束を守らない」という症状です。

素行障害の診断基準はいくつかの条件があり、これらの症状が12カ月の間に継続して出る、6か月の間に少なくとも一つの症状が出るなどがあります。素行障害を起こす原因は環境・生物学的要因が考えられますが、まだはっきりとはわかっていません。

素行障害と診断された場合は薬物療法や行動療法など、一人一人にあった治療法を試すことができます。気になる症状が見られたら、できるだけ早めに専門家に相談することをお勧めします。

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家庭内暴力の対処法

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対処法①:専門家に相談する

自分の子供が家庭内暴力を起こしている場合、多くの親御さんはその事実を隠したい、家庭内だけで解決したいと思う人が多いようです。しかし、暴力の程度がひどくなると、親の手には負えない状況になってしまいます。

特に小学校高学年を過ぎると男の子は身体能力も伸び力が非常に強くなります。母親一人ではとても押さえられなくなります。油断をすると大けがにもつながりかねないので、できるだけ早めに専門家へ相談した方が良いでしょう。

具体的な専門機関については、後ほどまた詳しくご紹介しますが、近くにどんなところがあるのかわからないというときは、学校の先生に相談しましょう。先生自身も相談に乗ってくれますし、他に相談する場所を知っているので教えてくれますよ。

対処法②:やり返さない

子供が暴力をふるってきた場合、まずはやり返さないという態度がとても重要です。カッとなって感情的に手をあげたり、暴言を吐いたりすると逆効果になることがほとんどです。

原因が親に対する反発である場合は、余計にエスカレートすることが考えられます。子供は必ず何らかの原因があって家庭内暴力を起こしているのです。子供が何に悩んで苦しんでいるのか、何を訴えたいのか、そこを見極めようとする姿勢を忘れないでください。

また、過去の虐待などがトラウマになっているケースであれば、さらに恐怖や不安を強くしてしまいます。一時的な感情に流されず、まずは深呼吸して子供の様子をしっかりと観察するようにしましょう。

対処法③:一時的に避難する

子供といっても男の子は特にある程度の年齢になれば相当な力があります。暴力があまりにもひどいと感じたときは、一時的にその場を離れましょう。「こんな状態の子供を放置するなんて」と心配になったり、自分を責めたくなるような気持ちになるかもしれませんが、まずは命を守ることを考えてください。

打ち所が悪かったりして自分が怪我を負ってしまったり、最悪の事態も考えてみてください。その場合は子供が犯罪者となってしまうのです。まずは子供が落ち着くまで避難して、その後できれば夫や祖父母、他の家族や信頼できる友達でもいいでしょう、誰かと一緒に自宅へ戻るようにした方がいいです。

対処法④:更生施設を利用する

家庭内暴力を始め、引きこもりや不登校の子供たちを自立するための支援施設・更生施設が全国にはたくさんあります。そのような施設を利用するのも一つの方法です。

家庭内暴力がエスカレートしてくると、その対象が親御さんの場合、本当に気が狂いそうになるようなときがあります。「子供と距離を置きたい」と思うのは正直な気持ちでしょう。その反面「子供を見捨てた」という自己嫌悪に陥るのも事実です。

しかし、親元を離れて支援・更生施設に入ることで人生が変わる子供もたくさんいるのです。そのような施設には、荒れた子供を更生させるためのプロがいますし、そのためのカリキュラムもあります。一度相談してみてはいかがでしょうか。

対処法⑤:警察へ通報する

家庭内暴力がエスカレートしたときの最終手段として、警察へ通報することも頭に入れておいてください。「自分の子供を警察へ突き出すなんて」、「子供が逮捕されるのでは」と躊躇している親御さんもたくさんいるでしょうが、やはり暴力は命に関わる危険な行為です。

対象が自分であっても、その他の家族であってもまずは命を守ることを優先的に考えてください。警察に通報することで、家庭内暴力を起こしている子供がさらに反発するかもしれないと心配になるかもしれません。

しかし、そこまでエスカレートしてしまったら、家庭内で解決するのは非常に難しいです。警察に入ってもらうことも一つの対処法として考えておいてください。

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家庭内暴力が起きないための対策

親子のコミュニケーションを大切に

家庭内暴力のほとんどは子供と親の間で起こっています。特に子供から母親への暴力が多いのですが、普通に考えると、母と子っていちばん一緒にいる時間が長いと思いませんか。

子供はお母さんのお腹の中から出てきて、特に授乳中や幼児期はお母さんなしでは生きていけませんよね。いつも側にいて当たり前だった母親がいつしか憎しみの対象に変わるなんてとても悲しいことです。

それを防ぐにはやはりコミュニケーションを大切にすることです。過干渉はよくありませんが、ちょっとした子供の変化に気づくには会話やスキンシップは欠かせません。子供が何でも親に話せる雰囲気を作っておくと家庭内暴力は防ぐことができます。

いつでも味方であるという姿勢を大切に

子供が家庭内暴力をふるう場合、何らかのSOSを発していることが考えられます。それをうまく伝えられない、気持ちを表現できないために暴力というかたちであらわれてしまうことがあるのです。

一時的に親を疎ましく思ったりすることもあるでしょうが、やはり子供にとって親は特別な存在です。親はいつでも子供の味方であるという姿勢を見せていれば、子供に完全に裏切られるということは少ないです。

子供がいつでも安心して帰って来られる場所、甘えられる存在であるということをしっかりと普段から示しておくことが大事です。

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家庭内暴力の相談をするなら

家庭内暴力をふるう子供は、心に何かしらの問題を抱えていることが多いです。家庭内で解決できそうにないと思ったら早めに専門機関へ相談しましょう。

「児童相談所」は子育てに関する問題全般について相談に乗ってくれます。平成28年度4月1日の時点で全国に290か所あり、中には一時保護所を設置してあるところもあります。「精神保健福祉センター」では精神医療についての相談を受け付けてくれ、専門的な指導や援助が受けられます。

「心療内科・精神科」などの病院では、精神疾患や発達障害を発症している場合は治療が行えます。専門家のアドバイスを受けることもできますし、薬物療法や行動療法で改善するケースもたくさんあります。

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家庭内暴力が起こる家庭や子供の特徴や原因!対策・相談方法は?のまとめ

家庭内暴力を引き起こしやすい子供や家庭の特徴とその原因、また対処法や家庭内暴力を防ぐための対策、相談できる専門機関などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。早期的な対処が非常に重要ですので、心配な場合は勇気を出して相談しましょう。

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