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2018/01/06

フランスで起こったパリ同時多発テロ事件の概要と移民・宗教問題

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フランスのパリ同時多発テロとは?

2015年11月13日にフランスの首都パリでおきたテロは、パリ同時多発テロ時間としてまだ記憶に新しいところです。このテロは、パリ郊外のサンドニエリアのスタジアム、パリ市内の劇場や飲食店など人の多いところで、ISILにより引き起こされています。テロの概要を見ていきましょう。

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フランスパリで起こった同時多発テロの概要

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フランスの首都パリで2015年に起きたパリ同時多発テロ以前にも、近年フランスでは、テロによる犯罪が多く見られました。

11月のパリ同時多発テロ事件がおきる前の1月7日から9日にかけて、パリでは、風刺週刊誌を発行している本社が狙われ、12人もの編集者か漫画家がなくなる事件も起きていました。

また、この事件に続き、アムディ・クリバリ容疑者がユダヤ系スーパーマーケットに立てこもり、4人の人を殺害します。この時の容疑者がすでに、ユダヤ系のスーパーを襲った理由をイスラム国の領土と脅かしていると説明したのです。

そして同年2015年の11月に8名のテロリストによって、テロが行われました。爆弾自爆テロが起きたパリ郊外にあるサンドニのスタジアムでは、サッカーの試合が行われている最中でした。

パリ市内の10区と11区では飲食店、劇場などでは人質をとってたてこもり、銃乱射などで人々を襲撃しました。

このパリ同時多発テロ事件では89名の人が死亡しています。また、自爆テロおこなったために、2名がその自爆で死亡しています。

この事件では、300名以上もの負傷者を出す事件にまでになりました。

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フランスのパリ同時多発とISの関係

この事件の犯行グループは、ISILとよばれるイスラム国ないしISだといわれています。このテロには8名テロリストが関係しているといわれていますが、実際はどうなのでしょう。

この事件が起きた後、当時のフランス大統領であったオランドは、ISによる戦争行為である説明しています。また、ISによる犯行声明も出されました。

人目を引くような事件を起こすことで、ISが呼ぶジハード/聖戦を行えるグループであると見せたいという思いがあります。

実際、ヨーロッパの各地ではスペイン、英国、フランス、ベルギーなどボーダーを超えてISによるテロがおき、ISは欧州などの離れた土地でテロを起こせるのだということを、ISの参加にいる支持者たちに見せることを成功しました。

つまりあのようなパリ同時多発テロ事件をおこすことによりISのリーダーたちはグローバルジハードをいつでも起こすことができるのだと、自分たちの支持者に見せつけたのです。

ISにとってジハード/聖戦の目的というのは、パリ同時多発テロの概要でも書いたように「領土」に関することであるので、パリや他の欧州、米国などでテロ行為をする必要はないのです。

しかし中東から手を引かないフランスに対して、ISがテロをおこなうことにより、自分たちが支配している中東エリアで、参加者を集めるのに役立つのです。

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フランスでテロが起こる理由の一つは移民問題?

パリ同時多発テロ事件での主犯格のサラアブデスラムはベルギー生まれですがフランス国籍を持っていました。モハメドアブリニとアブデルハミドアバウドの二人は、モロッコ系のベルギー移民です。

このような主犯格のプロフィールからもわかるように、彼らはフランスやベルギーへの移民二世なのです。彼らは、フランスがISの国に行った空爆への仕返し、中東へフランスが手をだしていることへのいら立ちから、報復行動としてテロを起こしています。

中東での生活がままならない人たちが、移民として欧州に移住してきたのは、1960年代の頃です。このころは、現在とも欧州の経済が違い、移民を受け入れて労働力として彼らを雇うだけの力がありました。いわゆる移民たちは、出稼ぎとして欧州へ移住をしたのです。

経済が良い状況のときは、働き口もある移民ですが、ひとたび経済が悪化すると、失業者をしていくのは移民からです。しかも移民だけでなく、もともと現地で暮らしていた欧州国籍の人たちも職を失ったとしたら、大問題なるのは目に見えています。

さらに、この移民たちへの非難がさらに高まるなか、シリアの内戦が加わり、より多くのシリア難民が欧州への移住を希望しました。

内戦により難民になった人たちに混じった形でIsの戦闘要員、テロリストたちも入ってきて誰が経済難民で、だれがテロリストなのか区別がつかなくなってしまったのです。

もともと欧州に住んでいた若者は、移民によって仕事を奪われたと感じる上に、テロリスト化経済難民なのかもわからない人が移住してくるとなると、排斥運動が高まってしまうのもわからなくもありません。

排斥された移民たちが、Isが作るプロバガンダを見たり、知ることによって自分たちにも何かできるのではないか?と思想的にのめりこんでしまうのもわからなくもありません。

そのようなことから、移民、経済的な貧富の問題などもテロを引き起こしているのではないかといわれています。

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フランスパリ同時多発の根底はキリスト教とイスラム教

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本来は宗教とは関係ないものです。そのためISの犯行声明が出た後、欧州各地ではISとイスラム教を批判する声が大きくなりました。ISのリーダーとして知られるアブー・バクル・アル=バグダーディーは、啓示的なことを言いながら世界中から若い戦闘員を自分たちの仲間をかき集めています。

しかしそれらは、多くのムスリムコミュニティーにとっては、彼の言うイスラム的な終末論は、滑稽にしか映りません。

宗教的なことを利用することによって、間違った敵を創り出すことに成功している状態です。

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フランスで起こったパリ同時多発テロ事件の概要と移民・宗教問題のまとめ

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欧州の国の一つフランスと中東との長い歴史の中で、何度と問題なってきた移民。その移民政策の失敗などがパリ同時多発テロにつながったといえます。宗教的な問題とされてがちですが、根底にあるのは政治や貧富の差、覇権争いのためにテロが起きているのが現状です。

どんな形にしろ、テロなどで人の命がうばわれるようなことが減り、平和な世の中になることを祈らずにはいられません。

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