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2018/01/09

母子家庭におすすめの奨学金制度【給付|貸与(無利子・有利子)】

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母子家庭への奨学金について

いわゆる「ひとり親家庭」である母子家庭または父子家庭、経済的な面でなかなか厳しい場合が多いことは事実です。
どのような過程を経て、母子家庭または父子家庭になるにしても、生活費・子の教育費に影響が出てしまいます。
祖父母や親類縁者等からの支援があれば、まだ安心できるものの、それら周囲の親戚の支援がなく、専ら一人親となった母親(また父親)の給与のみで子を育てるのは簡単な事ではありません。

経済的に苦しいから、子を高校・大学に進学させることを諦める・・・・、すぐに判断するのは早計です。
子の教育・将来のために頼りになる制度が「奨学金制度」として設けられています。
奨学金制度は、皆さんもよく見聞きする制度とはいえますが、その特徴は何か、どれくらいの金額が受け取れるのか、奨学金を受けるための条件とは何か、あまりピンとこないと思います。

そこで今回は、母子家庭または父子家庭にとっておすすめの奨学金制度を紹介します。
この記事を読めば、奨学金の特徴と奨学金選びの有効な参考資料となることでしょう。

<下に続く>

母子家庭におすすめの奨学金制度とは?

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奨学金制度には「給付型」「貸与型」のようにタイプの違うものがあります。

給付型とは返済する必要がないタイプの奨学金のことです。
一方、貸与型は受け取ったお金をいずれ返さなければいけないタイプの奨学金のことです。貸与型には更に2種類があり、「無利子」と「有利子」に分かれ、前者は受け取ったお金さえ返せば良い奨学金で、後者は受け取ったお金に利息を付けて返す必要がある奨学金をいいます。

<下に続く>

母子家庭におすすめの奨学金制度【給付型】

給付型に関しては、「独立行政法人 日本学生支援機構」の大学・短期大学・専修学校等の進学予定者を対象にした奨学金制度が有名です。
また、全国母子寡婦福祉団体協議会の「ひとり親家庭支援奨学金制度」も全国的に行われています。
また、国公立・私立大学等で、返済不要となる奨学金制度が充実しています。
そのほか、新聞の朝刊、夕刊を配達して、奨学金を受け取りながら修学する制度、専門学校等を卒業後に指定の場所に勤務することになれば返済免除となる奨学金制度もあります。

制度①:日本学生支援機構の奨学金制度

日本学生支援機構の奨学金制度は、国費を財源として学生の進学を後押ししています。
内容は以下の通りです。参考にしてください。

申込資格

・大学等へ進学する希望を持つ方
・住民税非課税世帯
・社会的養護を必要とする人(主に児童養護施設・児童自立支援施設等に入所または入所していた方が対象)

給付金額(月額)

・国立大学:(自宅通学)2万円、(自宅外通学)3万円
・公立大学:(自宅通学)2万円、(自宅外通学)3万円
・私立大学:(自宅通学)3万円、(自宅外通学)4万円

推薦・審査の流れ

日本学生支援機構が各高等学校の推薦枠を設定
 ↓
高等学校等で生徒の人物・健康・家計・学力を把握
 ↓
高等学校等からの推薦・提出書類により審査
 ↓
候補者決定
 ↓
進学準備
 ↓
進学届の提出(給付奨学生として正式採用)
 ↓
奨学金振込

日本学生支援機構の奨学金制度については「給付奨学金を希望する皆さんへ
」を参照してください。

制度②:全国母子寡婦福祉団体協議会の奨学金制度

一般財団法人である全国母子寡婦福祉団体協議会では、ひとり親家庭支援奨学金制度を運営しており、奨学金を支給する期間は中学3年生、及び高校の4年間とされています。

申込資格

・中学3年生、高校等1年生~3年生である方
・ひとり親の世帯(母子・父子家庭)等で、就学に関して経済的に困難な生徒
・原則として、全母子協の会員
・就学し、品行方正な生徒

給付金額(月額)

・3万円

対象地域

・47都道府県(400名募集)

応募

・全国母子寡婦福祉団体協議会各当道府県事務局に要相談

全国母子寡婦福祉団体協議会の奨学金制度については「ひとり親家庭支援奨学金制度
」参照してください。

制度③:朝日奨学会の奨学金制度

朝日新聞社では、新聞販売所で朝刊、夕刊を配達等をしながら大学等に通う学生を支援するサポートを行っています。
内容は以下の通りです。参考にしてください。

申込資格

・高等学校卒業見込み・既卒の方または同等以上の有資格者
・首都圏の大学、専修・各種学校、予備校に通学し、ASAに勤務できる方

給付金額

・年間110~130万円

奨学金以外の支援

・毎月約15万円の給与
・無料宿舎の提供 他

審査の流れ

申込(募集定員150人)
 ↓
面談
 ↓
通学校決定
 ↓
販売所等の勤務先決定
 ↓
赴任・研修

朝日奨学会については「朝日奨学会 首都圏版
」を参照してください。

制度④:読売育英奨学会の奨学金制度

進学する大学等に読売育英奨学会から学費を立て替えてもらう制度です。
読売新聞社では、新聞販売所で朝刊、夕刊を配達等をしながら大学等に通う学生を支援するサポートを行っています。
内容は以下の通りです。参考にしてください。

申込資格

読売育英奨学会に要相談

給付金額

・年間100~130万円

奨学金以外の支援

・毎月約12.3~16.9万円の給与
・無料宿舎の提供 他

審査の流れ

説明会・面接
 ↓
申込書提出(募集定員150人)
 ↓
通学校決定
 ↓
奨学会へ入会手続き
 ↓
奨学会から学校に学費払込

読売育英奨学会については「読売育英奨学会
」参照してください。

<下に続く>

母子家庭におすすめの奨学金制度【貸与型(無利子)】

前述した日本学生支援機構では貸与型の奨学金制度も行っています。また、「公益財団法人 日本教育公務員弘済会」等も無利子で奨学金を貸与しています。

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制度①:日本学生支援機構の奨学金制度(第一種奨学金)

日本学生支援機構の奨学金制度は、国費を財源として学生の進学を後押ししています。
貸与型の内容は以下の通りです。参考にしてください。

申込資格

・高校等を卒業予定の方
・高校等を卒業後2年以内の方
・高卒認定試験合格者等

貸与金額(月額)

・国立大学:(自宅通学)4.5万円、(自宅外通学5.1万円
・公立大学:(自宅通学)4.5万円、(自宅外通学)5.1万円
・私立大学:(自宅通学)5.4万円、(自宅外通学)6.4万円

推薦・審査の流れ

・給付型と同様

日本学生支援機構の奨学金制度(第一種奨学金)については「日本学生支援機構貸与奨学金
」を参照してください。

制度②:日本教育公務員弘済会貸与奨学金

大学院生も対象にした無利息の奨学金を貸与しています。
内容は以下の通りです。参考にしてください。

申込資格

・大学院・大学・高校等に在学し、経済的に支払が困難と認められる方

貸与金額

・就業期間1年で25万円以内、最高100万円貸与

審査の流れ

・日本教育公務員弘済会に要確認

日本教育公務員弘済会貸与奨学金については「日本教育公務員弘済会奨学事業
」参照してください。

制度③:交通遺児育英会奨学金

保護者が交通事故に遭い、死亡または重度の後遺障害が原因で、修学が経済的に非常に困難になった子を対象とした奨学金制度です。
内容は以下の通りです。参考にしてください。

申込資格

・保護者(父親または母親)が交通事故により死亡または重度の後遺障害となった子。
・経済的な困窮ににより進学を断念せざるを得ない方
・高校以上の学校に在籍している生徒

貸与金額

・奨学金月額:2~10万円
・入学一時金:20~80万円
・進学準備金:40~80万円

申込・審査

・交通遺児育英会に要確認

交通遺児育英会奨学金については「交通遺児育英会奨学金制度の概要
」を参照ください。

<下に続く>

母子家庭におすすめの奨学金制度【貸与型(有利子)】

こちらは無利子ではありませんが、固定金利で利息は2~3%程度のケースが多いです。
前述した日本学生支援機構では有利子での貸与も行っています。
また、金融機関でも教育資金の貸付を行っています。

制度①:日本学生支援機構の奨学金制度(第二種奨学金)

日本学生支援機構では有利子の奨学金貸与も行っています。利息は約3%です。
内容は以下の通りです。参考にしてください。

申込資格

・第一種奨学金と同様

貸与金額(月額)

・3~16万円

推薦・審査の流れ

・給付型、貸与型(無利子)と同様

日本学生支援機構の奨学金制度(第二種奨学金)については「日本学生支援機構貸与奨学金
」を参照してください。

制度②:日本学生支援機構の奨学金制度(入学時特別増額貸与奨学金)

日本学生支援機構では入学の際の一時金の有利子貸与も行っています。
内容は以下の通りです。参考にしてください。

申込資格

・第一種、二種奨学金と同様

貸与金額(一時金)

・10~50万円

推薦・審査の流れ

・各奨学金制度と同様

制度③日本政策金融公庫教育一般貸付

最高350万円まで借り入れることができ、利息は固定金利で年1.76%、20日程度で入金されるなど便利な貸付制度です。

日本政策金融公庫教育一般貸付については「教育一般貸付(国の教育ローン)
」参照してください。

<下に続く>

母子家庭でも奨学金へのハードルは高くない?

各奨学金制度には所得制限がありますが、母子家庭をはじめとした「ひとり親家庭」では概ね低所得の家庭がほとんどで、この所得制限で審査が通らないということはまずないでしょう。
大事なのは、子が品行方正で進学の意欲があるかどうかです。

<下に続く>

母子家庭におすすめの奨学金制度【給付|貸与(無利子・有利子)】のまとめ

奨学金制度には募集定員や募集期間が定められています。
募集期間をしっかりと確認し、余裕をもって申込みましょう。

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「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
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