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2018/01/13

ミャンマーの物価は高い?安い?【食費|宿泊費|交通費】

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ミャンマーの物価水準

かつては軍事政権下で民主化リーダーだったアウンサン・スーチー女史の存在で世界の注目を集め、最近では少数派のイスラム教徒「ロヒンギャ」への迫害で世界の非難を浴びているミャンマーは、独立を勝ち取った1948年から40年間はビルマと呼ばれていました。

ようやく軍事一党政権から脱却し、観光にも力を入れ始めたミャンマーの物価水準はどうなのでしょうか?いままであまり世界に開かれていなかったこの国を訪れたいと考える方も多いと思います。ミャンマーの経済や物価状況などについて紹介します。

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ミャンマーの物価は高い?安い?

安い労働資源と外資系企業

2013年に公表されたIMFの数字によればミャンマーのGDPは564億米ドルで個人当たりのGDPは869米ドルです。この個人のGDP額は世界水準の9%に満たない数字ですからミャンマーは経済的には途上国といえます。最近ではようやくミャンマーが軍事政権から民主化への道のりを歩き始め政情が安定したことや、安い労働資源を求めて外国企業の投資も増えてきました。

国産製品と輸入製品の価格差

一口に言って物価はタイと同じ水準だと考えてよいでしょう。ただ国産商品と輸入商品では価格がずいぶんと違ってきます。まだまだ国内に大規模製造業などが少ないこの国では日用品なども輸入に頼らざるを得ませんし、ビジネス客の宿泊先となる都市部のホテルも外資系の企業が多いので、価格水準はそれなりに高くなっているようです。

嗜好品や飲食の物価水準

一方で贅沢品の国内産ビールやタバコなどはかなり安く流通しているようです。食事も地元民相手の食堂は価格が相当に低いようですが、外国人を相手にしたレストランやバーでは日本で飲み食いする金額の半分以上はかかってしまいます。

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ミャンマーの物価の2つの特徴

他の東南アジア諸国同様に物価は外国人向けとミャンマー人向けの2重構造になっていること、さらにヤンゴンなどの都市部と地方では物価にかなりの開きがあることも忘れてはいけません。モノによっては外国製の商品は日本で購入した方が安いモノさえあります。

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ミャンマーの物価水準を日本と比較

牛肉、豚肉、鶏肉の価格

2012年に行なわれた国際金融情報センター(財団法人)の調査によれば日本の物価水準とミャンマーの物価水準には大きな開きがることがわかります。まず肉類ですが、牛肉は日本の価格に対して約6分の1程度です。鶏肉こそ半分程度の価格ですが、豚肉に至っては8分の1の水準になっています。

米や野菜、果物の価格

野菜類も流通する物価は日本と比較して安いです。だいたい果物も含めて5分の1~9分の1程度の価格帯だと考えてください。小麦粉こそ日本の半額以上ですが、米は主食なので日本の7分の1程度で購入することができます。牛乳などの乳製品も日本の価格が1リットル217円とすればミャンマーでは94円程度の価格です。

瓶ビールよりも生が安い?

コーラ類は輸入品ということもあり日本の価格とそう変わりはありませんが、ビールなどの嗜好品は日本の半額以下です。東南アジア諸国で見れられる現象ですが、ビールは瓶入りよりも生ビールの方が安いという特徴があり、日本の生ビールの価格と比較すれば3分の1程度の値段になります。

バスの初乗りが4円?

バス代は嘘のように安く、初乗りが4円からです。タクシー料金も日本の初乗り料金と比較すると8分の1~9分の1程度です。ガソリンがこれまた安く日本が2012年にリッターあたり142円だった時にミャンマーではガソリン1リッターがわずか55円でした。

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食べ物・食事のミャンマーの物価

観光客相手のレストランと地元民相手の食堂

食事代は観光客をターゲットとしたレストランを利用するか、地元民向けのレストランかで大きく異なります。ただ外国人相手の街のレストランでも価格はそれほど高くはなく、1000円出せば満足できるほど食べられます。ローカル相手のレストランはこれよりはるかに安く価格設定してあり、250円も出せば腹いっぱいになります。

ファストフードチェーンは価格が高い?

食事代はローカル食堂で済ませれば4分の1の価格ですし、飲み物も同じくらいに安くなります。ただ国際的な外食チェーン店、特にファストフード店での食事は日本とあまり料金は変わらないので、ハンバーガーやフライドチキンを食べるときは価格を確認してください。

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宿泊費・ホテル・家賃のミャンマーの物価

バンコクよりも高いホテル代

ミャンマーの宿泊費、ホテル代は高いといってよいでしょう。まだ十分な宿泊施設がないのです。ホテルは装置産業ですからなかなか投資する方も慎重にならざるを得ないからだと思います。首都ヤンゴンのホテルの価格はタイのバンコクよりも高いようです。

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バックパッカーには勧められないヤンゴン長期滞在

バンコクでは5000円出せばそれなりのホテルに一泊できますが、ヤンゴンでは格安ホテルにしか泊まれません。バックパッカーにとってミャンマー特に首都のヤンゴンは腰を据えて滞在することが難しいようです。

賃貸物件の物価水準

ただアパートなどの物件は場所や設備を考えなければ、月1万円も出せばヤンゴンでも物件は見つかります。ヤンゴンの繁華街から距離があるヤンゴン市内であれば5000円程度から賃貸物件を見つけることができます。しかし外国人向けの不動産会社を通して探すと、そんな物件は出てきませんので注意してください。

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交通費・観光費のミャンマーの物価

バスが最も安い移動手段

ヤンゴンのバスは初乗り料金が2012年時点で4円でしたが、今でもダウンタウンから郊外まで運行する環状ルートを回っても28円で済みます。同じくヤンゴンのダウンタウンの端から端まででしたらわずか9円で行くことができます。ただヤンゴンの中心部は渋滞が半端ではないので、長時間動けなくなるケースが頻繁にありますので注意が必要です。

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タクシー料金はバンコク並

タクシー料金はバンコクと同じ程度です。ダウンタウンを約4~5キロメートル走らせれば200円~300円、空港からヤンゴンのダウンタウンまでは約15キロメートルの距離で600円程度かかります。

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日用品のミャンマーの物価

日用品の物価水準はティッシュペーパーが日本の価格とほぼ同じ300円、トイレットペーパーも日本と2割程度しか変わらず300円、シャンプーやコンディショナーなどは300円~400円ですからこれもそれなりの値段がします。これはやはりミャンマーに日用雑貨類の製造工場が少なく、ほとんどの品物を輸入に頼っているからなのです。家電製品や生理用品、避妊用具などはクオリティーを考えた場合は日本の方が安いのかもしれません。

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ミャンマーの物価は高い?安い?【食費|宿泊費|交通費】のまとめ

ミャンマーの物価は外国人観光客向けと地元向けの2つの側面を持ち、都市部と田舎では歴然とした物価水準の差があること、日用品は総じて輸入品が多く物価はある程度高いことなど、他の東南アジア諸国と比較して同様であることを紹介しました。

今後、民主化に弾みがつき、政情に不安定要素がなくなれば、安くて豊富な労働資源を求めて外国企業が投資を増やしていくことは確実です。そうなれば日用品や簡単な家電製品などの物価も下がっていくと考えられます。ホテルも同様のことがいえますが、いまのところバックパッカーの旅行者にとってはヤンゴンは長期滞在には向かない観光地です。

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