お金のコトをもっと身近に|みんかね
2018/01/12

スイスの物価は世界一高い?物価は高いけど旅行者には優しい?

Large coins currency investment insurance 128867
目次

スイスの物価水準

旅行先として人気のスイスですが、飲食代やホテル代などの物価が高いイメージがありませんか?
2017年のビッグマック指数」で1位を獲得していることから、物の値段が高いことは事実。

それでは、スイスはなんでも高いのか?安いものはないのでしょうか?今回は、気になるスイスの物価についてご紹介していきます!

<下に続く>

スイスの物価は世界一高い?理由は?

null

スイスの物価が世界一高いと言われるのには理由があります。さっそくその理由を紐解いてみましょう。

【理由1】人件費と家賃が高い

スイスの平均年収は1,073万円。学生のレジ打ちのアルバイトでも、時給が2,000円を超えています。

物価の高い場所で生活するにはそれなりのお金が必要になるので、この労働賃金の価格になるのはとても自然なこと。スイスの高品質な商品を製造・生産するには高い技術力が必要になるので、そのことからも労働者への賃金が高くなります。

人件費やお店の家賃が高いということは、人がサービスを提供してくれる施設の物価が上がることにつながります。

【理由2】食品や農産物の関税が高い

EU非加盟国のスイスは、国内の農業保護などのために高い関税をかけています。生産方法を厳しく規定し、安全性を守っているのです。
この高い関税は、安価な輸入品の流入を防ぎ、国内で販売される商品の品質を低下させないためでもあります。

【理由3】EUの経済情勢が不安定だから

欧州政府債務危機の影響で、スイスフランの為替相場が高騰している事も原因の一つになります。

スイスの物価水準を日本と比較

高いと言われているスイスの物価ですが、日本とどのくらい違っているのでしょうか。

生活費から考えるスイスと日本の物価

英経済誌エコノミストの調査部門(EIU)が、食品、飲料、衣料、家庭用品、日用品など160の製品・サービスの価格をドルで算出した2017年版世界の生活費ランキングによると、スイスのチューリヒは3位。日本の東京が続いて4位、大阪が5位の結果に。

世界生活費指数を見ると、スイスが113に比べて、東京は110なので、比較的同じくらいと言えます。

「全般的にみれば日本と同じくらいの物価水準である」と、「スイス政府観光局」物価・予算の見積もりもに記載されていますが、まさにその通りですね!

<下に続く>

食べ物・食事のスイスの物価

食事にかかるお金

日本の外食チェーン店でホットコーヒー(レギュラーサイズ)を注文すると、1杯約250円。スイスでは1杯約450円。ファストフード店のセットメニューは約920円〜1470円。実に日本の倍以上の値段です。

レストランは中級レベルでも、約2,300円〜4,600円。高級店では5,700円以上の価格帯となっています。

スーパーには安い商品もある

大手スーパーでは、ミネラルウォーター1,5Lが約60円、1,5Lのコーラが約60円、ワイン750mlが約560円と日本よりも安い!
その他、クリームチーズ200gは約250円、プレーンヨーグルト180gが約45円など、スイスの特産品は日本の約半額で買うことができます。

チョコレートは100g(日本の板チョコ2枚分位)が約60円位。種類も豊富なのでお土産にも最適です。

宿泊費・ホテル・家賃のスイスの物価

null

施設の宿泊費

宿泊施設の選択肢が幅広いスイス。滞在にはどの位の費用がかかるのでしょうか?

ホテル

シーズンや場所によって料金が大きく異なりますが、目安として「高級」とされるホテルの料金は約34,500円以上。中級ホテル(設備・サービス共に快適なサービスが期待できるレベル)では、約22,900円前後。エコノミーなホテルで11,400円〜となっています。

B&B

部屋と朝食だけ提供されます。宿泊場所によって料金は大きく異なり、約15,000円前後で利用することができます。

ホリデーアパートメント

オーナーが使用していない部屋や戸建てを借りて宿泊します。利用料金は、5泊分で約20万円〜40万円。部屋の広さや立地で価格が大きく異なります。

ユースホステル

スイス国内に52件あります。ドミトリーと個室があり、料金は3,500円〜9,500円位になります。

キャンプ場

スイス国内に約350か所あり、ほとんどの場所が1人1,200円程度で利用が可能です。

家賃

「Studio」と呼ばれる20平米程度のワンルームで、家賃は約91,000円〜22,8300円。2LK(広さ50平米〜70平米)では、205,400円〜342,400円になります。

<下に続く>

交通費・観光費のスイスの物価

タクシー料金

スイスのタクシー料金は地域によって差があります。チューリヒでは初乗り区間の料金は約780円。1kmごとに約440円が加算されます。

市電・バスの料金

バスの乗車券は、トラム(路面電車)と電車と共通で使用ができます。

普通切符(約300円〜約1,920円)

1-2ZONE〜7ZONEまであり、それぞれ有効時間は1時間となっています。すべてのエリアを使用できる普通切符のみ、有効時間が2時間です。

一日券(約600円〜約3,840円)

利用可能なZONEで24時間乗り放題の券になります。

チューリヒ・カード(約2,740円/約5,481円)

チューリヒ市街地と隣接するZONE内が乗り放題になります。24時間券が約2,740円、72時間券は約5,481円。美術館や博物館の入場料が無料になります。その他、提携のレストランやショップの割引を受けられる、とてもお得なカードにです。

日用品のスイスの物価

スイスでは消耗品が、日本価格の5割から10割増しで販売されています。トイレットペーパー12ロール入りが約800円。ティッシュは1箱200円とかなり高額。糸が1本約600円と、驚きの値段で販売されています。

<下に続く>

スイスの物価は高くても旅行者には優しい?

null

お得なトラベルパス

観光地として人気の高いスイスは、旅行者への特典がたくさんあります!

スイストラベルパス(約21,200円)

主な鉄道、バス、湖船、都市交通が乗り放題。500か所ある美術館や博物館が無料になります。山岳交通の半額割引などの特典もありお得。通用期間のみ使用が可能です。(26歳未満の利用者はさらに約15パーセント割引になります。)

トラベルパスフレックス(約24,400円)

スイストラベルパスと利用範囲や特典は同じです。使用日を自分で選ぶことが出来るので、より自由な旅を楽しめます。

トランスファーチケット(約16,700円)

スイスの国境駅または空港駅から好きな場所(通用路線内)を最短コースで1往復できます。往路、復路共に1日限り有効です。

スイスハーフフェアカード(約13,700円)

主な鉄道、バス、湖船、主要都市90か所の市内交通を半額で利用できます。山岳交通(登山鉄道やケーブル)なども全て50%オフになります。

ハーフフェアカードと併用で最大75%割引になるスーパーセイバーチケット

スイス国鉄SBBのサイトでは、早期購入で最大50%割引になる「スーパーセイバーチケット」を販売しています。ハーフフェアカードとも併用ができるので、旅行の日程を事前に決められる場合はとてもお得です。

レンタサイクルが無料

ベルン、チューリヒ、ジュネーヴなどではレンタサイクルが無料で利用できます。(身分証明書と保険金が必要。保険金は返却時に返金されます。)

都市に滞在するとお得がいっぱい

都市の宿泊施設に1泊以上すると、市内交通が乗り放題になるパスがもらえます。都市によっては施設が割引になる特典が付くこともあります。

物価は高いけどスイスは国民にも旅行者にも優しい国だった

スイスの物価は、ただ高いだけではなく、国民が生活する上での必要な価格だということが分かりました。
スイスを観光する時は、お得なパスや無料のレンタサイクルを利用して、食べ物はスーパーで調達!そうすればお金を気にしないで旅行を満喫できますね。

レストランでの食事は特別な日だけ、というスイス流な生活を真似するのも面白そうです。恐れることはない、スイスの物価。素晴らしい絶景を楽しみに行きましょう!

Thumb minkane logo
written by
「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。 投資・節税・保険・ローン・クレカ・節約などのテーマの情報を各領域の専門家や編集部を通して記事配信していきます。
Add line
関連記事
おすすめ記事