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2017/05/18

知っておきたい老老介護とは?老々介護の現状や対策方法、原因を紹介

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目次

老老介護とは

老老介護という言葉をご存知ですか?老老介護とは65歳以上の高齢者が同じく65歳以上の高齢者を介護している状態です。

65歳以上の高齢者は体力や判断力が落ちてくる場合もあるので、そんな方が介護を行うのは大変なことです。また、夫婦などで両方が要介護者でありながら、症状の軽い方が重い方の介護をしているなどというケースもあるようです。

日本人の平均寿命は男性は80.75歳、女性は87.05歳と伸びていますが、健康寿命はそれよりも低く平均寿命と健康寿命の差が問題となっています。単純に考えて健康寿命と平均寿命の差は自分ひとりでは生活できないので介護が必要ということになります。

他人事のように感じてしまう方もいるかもしれませんが、少子高齢化が進んでいる現代社会では老老介護は他人事ではなく、誰にでも起きる可能性はあります。

老老介護はどうして起きてしまうのでしょうか。原因と対策について確認してみましょう。

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まずは老老介護のケースを確認してみよう

老老介護はどんな時に起きてしまうのでしょうか。

よくある2つのケースについて確認してみてましょう。
一つ目は65歳以上の方が同じく65歳以上の配偶者を介護している場合です。夫婦どちらも同じ年代であることが多く、介護する側の体力や判断力の衰えが心配になりますね。

子どもがいない夫婦やいても近くに暮らしていない夫婦などに多いようです。

二つ目は65歳以上の方が65歳以上の親を介護するケースです。40代から50代などの働き盛りの方に介護問題がのしかかり仕事と介護の兼ね合いが問題になることがありますが、それよりお子様の年齢が高くなった老老介護にも問題がいくつかあります。

介護をする側の体力や判断力が落ちてくるのは共通していますが、同時に介護費用を用意することができないという問題もあります。

ご自身の親御さんの介護にお金を使ってしまい、ご自身の老後費用を用意することができなくなったなどということもあるかもしれません。

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老老介護はなぜ起こる?原因2つを確認

様々な問題がある老老介護はどうして起きてしまうのでしょうか。老老介護が起きてしまう原因はいくつかあるので確認していきましょう。

原因をみてみると今は関係なくても将来的に老老介護のリスクがあるという方もいるかもしれません。まだ元気なうちに介護の心配なんて、と考えがちですがもしもの時のために情報を集めておいたり、家族間で意思やできることを確認しておくということは大事なことです。

介護がいざ始まってしまうと毎日の介護だけで疲れてしまい、新たな情報を集めることやサービスの申し込みを行うことが難しくなります。特に老老介護は介護する側も高齢者であり、体力や判断力が鈍ってきている状態で介護を行うことになります。

このことからも老老介護の原因を知って必要に応じてあらかじめ対策を取っておくことは大切であるといえるでしょう。

①平均寿命と健康寿命に差がある

先ほどもご紹介しましたが日本人の平均寿命は2017年時点で男性は80.75歳、女性は87.05歳です。やはり日本は長寿対抗と呼ばれるだけあってとても長生きですね。しかし、これはあくまでも平均寿命です。

自立して生活を行うことができる健康寿命はこれより下がります。健康寿命は厚生労働省の生活調査で回答者に「健康の問題を抱えていて日常的な生活が困難ですか?」などと質問をし、それに対する回答で統計結果を出しています。

そのため、本当に要介護状態かどうか、一人で生活することが難しい状況かという疑問はありますが、男性の場合は71歳、女性の場合は74歳ともいわれています。

男性の場合は10年弱、女性の場合は13年弱、健康寿命と平均寿命に差があります。この期間は一人で生活することが難しい期間であるので、介護が必要になります。

平均寿命と健康寿命の間に差があり、多くの方が介護が必要になってしまう状況下で介護の人手が足りなく老老介護が起きてしまう原因となっています。

②核家族化が進んでいて介護の人手が少ない

核家族化はどんどん進んでいます。また、一人暮らしをしている単独世帯も年々増加しています。今は核家族は全体の世帯の6割を占めているという統計結果もでています。それに対して三世代世帯は年々増加しており、、2015年には6.5%という結果になってしまいます。

仕事や学校などが都市部に集中し、地方の過疎化が進むことで三世代で同居することが難しくなっているという背景もあるでしょう。また、全国規模や世界規模で業務を行っている企業も増え転勤などが行われる場合が増えていることも核家族化の原因となっています。

核家族は家を建てる際、必要な部屋数や設備が少なくなることから金銭的にメリットを感じている方もいるでしょう。その背景で祖父母とお孫さんの会う頻度が少なくなってしまったり母親が子育て中孤立してしまうなどの問題点が浮き彫りになっています。

そして、核家族化はそれだけでなく老老介護の原因の一つにもなっています。核家族化が進むことで介護の人手が足りず、老老介護が起きてしまうことがあります。

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老老介護の対策方法は?

老老介護には様々な問題点があります。そして、老老介護の原因は平均寿命と健康寿命に差が出ていることや核家族化が進んでいることなど多くの人にあてはまることと解説してきました。このことからも老老介護は他人事でなく、多くの方にとって将来的に問題になってしまうことでしょう。

それでは老老介護にはどのような対策をとればよいでしょうか。老老介護の対策は老老介護以外の介護にも共通していますが、自分自身ですべて介護をやろうとしないで周りを頼るようにすることです。

他の兄弟や親せきを頼ることや自治体に相談をして公的な介護サービスを利用するのも大切です。老老介護は介護をしている方が既に仕事を引退していることが多く、介護費用を用意できないという問題点があり、なかなか民間の介護サービスを利用することは難しいかと思われます。

何かあった時には行政を頼るようにしましょう。

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知っておきたい老老介護とは?老々介護の現状や対策方法、原因を紹介のまとめ

ご自身の配偶者や親御さんを介護するのはとても大変ですよね。元気だった時と比べて介護をしている側もされる側も戸惑いを感じてしまうこともありますし、介護される側も罪悪感を持ってしまい、素直に介護を受けてくれないなどということもあるかもしれません。

また、入浴やトイレの補助を行うことは体力的にも大変です。

老老介護は65際以上の高齢者が同じく65際以上の高齢者を介護している状態を指します。

介護をしている側も高齢者であり、通常の介護よりも体力面や判断力で不安があります。思わぬ事故につながってしまうこともあるかもしれません。また、介護をしている側も年金暮らしであることが多く介護費用を用意することが難しいという問題点もあります。

老老介護はだれにでも起きうる問題ですので、一人きりで悩まず親せきや行政などに相談するようにしましょう。また、親せきなどで老老介護で苦しんでいる方がいたら資金面で協力したり、行政の介護サービスの申し込みなどを手伝ってあげるのも良いでしょう。

老老介護は閉鎖的な状況になりやすく危険も伴います。周りに頼ることができる環境づくりが老老介護の大切な対策方法の一つです。

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