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2018/02/10

終活とは何か?やり方やエンディングノート、いつから始めるか!

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終活とは何か?

最近いろいろなメディア等で「終活」という言葉が紹介されています。就職活動を「就活」結婚活動を「婚活」といいますが、「終活」は人生が終わることことに対する活動(準備)という意味です。

今回は、終活とは何なのか、40代50代の終活・そのやり方・エンディングノートとは何なのか等についてわかり易く解説します。

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高齢化社会だから考えたい終活

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「終活」という言葉をよく耳にするようになったのはそれほど以前からではありません。最近この言葉が取りざたされるようになった背景には「高齢化社会」の問題があります。

一昔前の日本では、人が亡くなった際にはその家族・親族が葬儀を行い、お墓(納骨堂)への納骨・その後の年忌等を行うことが一般的でしたし、基本的には今も同様です。

しかし、社会全体が高齢化するにつれ、亡くなった方の葬儀全般を取り仕切らなければならない側も高齢になっているという現状が見られるようになって来ました。

そうなると、大変手間のかかる一連の葬儀や、それに掛かる手間や費用などは高齢な親族の大きな負担となる場合も考えられます。

そのため、自分自身が生前に、葬儀や埋葬・遺産の処理などを考え準備しておくことで、親族に手間をかけさせたくないという思いから「終活」が注目されるようになったわけです。

また、自分が生きている間に、「自分の思いや好み」を反映させた葬儀やお墓・仏壇等を準備しておきたいというニードも相まって、広く行われるようになってきました。

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終活のメリット

事前に終活を行うことは、自分自身にとっても、家族・親族にとっても大きなメリットがあります。そのメリットについてご紹介します。

メリット① 自分の好みを反映させることが出来る

終活のメリットの一つとして、自分の好みを反映させることが出来るという点があります。実際、葬儀や仏壇等は生前の個人のことを考えて手配することになりますが、完全に好みどおりとはいきません。

特に、その人が無くなってからの葬儀等の日程はかなりタイトなものになり、ある程度妥協せざるを得ないものとなります。

その点、終活を事前に行い、念入りに自分好みの葬儀や仏壇・お墓などを考えておくことは、自分の好みを十分に反映できることにつながります。

また、時間的にも精神的にも余裕がある間に何度でも見直しが出来るため、後悔を残すこともありません。

メリット② 親族への労力や費用の負担を減らせる

人が亡くなった際には、その家族・親族の精神的ダメージは大きなものになります。そのような精神状態のときに葬儀の準備や、お墓等の納骨準備を行うことは非常に大きな負担となります。

また、亡くなった人のことを考えて、少しでも大きな(華やかな)葬儀を執り行ってあげたいと考えた場合、費用負担が大きくなることもあります。

終活によって、事前に葬儀の手はずが整い、お墓や仏壇等が準備されていれば、そこにかかる労力や費用等の負担はかなり少なくなると考えられます。

その分、落ち着いた気持ちで、故人を見送ることも出来るというものです。そこまで事前に考えてくれたということで、親族からも感謝されるはずです。

メリット③相続の問題を残さないことにつながる

終活は何も葬儀やお墓のことを考えるだけのことではありません。残された人に対してどのように財産を残していくかを考えるよい機会にもなります。

本人が亡くなり、遺産の相続が発生した場合、そこには民法や税法といった杓子定規なものが関わってきます。そのため、遺産を受け取る人たちの間で争議が起こることもしばしばです。

終活により、今ある資産や自分が死ぬことによって発生する死亡保険金等の遺産を把握・整理し、誰にどのように分けてほしいのかを遺言やエンディングノートといったもので残すことによって、自分の思いをこめた遺産分割が出来ます。

また、これをしておくことは、その後の争議が起こることを防ぐことにつながります。特に、相続する財産の大半が現金や現金化しやすいものでない場合は、遺産分割で問題が起こることが多いですので注意が必要です。

ある程度資産が多く、遺産分割でもめそうなことがわかっている場合は、専門家に相談するなど早めの対策が必要となるケースもあります。

メリット④人生や気持ちの整理ができる

終活を行うことは、今までの自分自身の人生を振り返ることにもつながります。これは、意外と楽しい作業です。お世話になった人や少し縁遠くなった人に連絡を取ることで、新たな縁が発生することもあります。

また、今後の人生においてどのような不安や悩みがあるかを洗い出すことも出来ます。そのような不安を洗い出すことで、対策が立てられる場合もあります。

また、いらぬ心配事を精神的にも体力的にも元気なうちに解消できればその後の生活における精神的な安定にもつなげることが出来ます。

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終活はいつから始める?40代?50代?

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終活については「いつから始めるのがいいのか」という疑問も生じます。ある程度は早いに越したことはありませんが、あまりに早すぎても現実的ではありません。

そういった意味では、早くても40代といったところになります。この場合は既婚者というよりは、独身の人やこれからも結婚することはないであろうという人が、取り敢えず他人に迷惑をかけないように準備しておくという意味合いも含んでいます。

そういった意味からすると、葬儀やお墓、終末期医療費等の備えとしての生命保険準備なども重要な意味を持ってきます。

50代になると、さらに現実的になってきます。それは、自分の親や近しい人の葬儀を執り行ったり手伝ったりする機会があるからです。

その経験も踏まえて、より身近なものと感じられます。また、子どももある程度独り立ちしているケースが増え、時間的にも金銭的にも余裕が出てくることで、終活に対する関心も高くなってきます。

60代に入るとより現実的になってきます。実際、同年代の葬儀に参列することもあり、自身のことについても考えるようになります。

また、自分の好み等を反映させたいと思えば、まだまだ活動的なこの年代に準備を始める方が後々安心です。

場合によっては、思いや好みが変わることもありますが、一度決めたからといって、その後一切変更ができないものでもありません。

また、70代80代といった、本当に自分の寿命が迫った時期を考える人もいますが、いろいろな場所をめぐったりする場合にはある程度体力が必要な場合も出てきますので、目的と自分の現状を考えながら計画的に進めていくことも一つの方策です。

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就活のやり方は?

終活においては決まったやり方というものはありません。自分が気になっている事から解消していくという方法が一般的です。しかし、出来れば抑えておいた方が良いポイントというものもありますので、解説していきます。

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終活①エンディングノート

「エンディングノート」については、終活という言葉が注目されるようになると同時くらいに注目されるようになったものです。

簡単に言いかえると「自分の死後、葬儀や埋葬、遺産相続(分割)をこのようにやってほしい」という、本人の思いを綴ったものになります。

遺言と違って、法的な決まりがない分、法的な拘束力もありません。しかし、それまで世話になった家族・親族や友人等に自分の思いや感謝を伝えるものとしても、重要な意味を持つ事があります。

今では様々な形のものが市販されていますので、それを購入して作り上げていく事が大半です。もちろん、普通のノートや便箋、パソコン内に文章として残す等の方法でも問題はありません。

しかし、その存在自体が遺族等に知られなければ意味がない事も考えられますので、事前にエンディングノート自体の存在は知らせておくべきです。

書く内容や、その順番・書式などは人それぞれではありますが、市販のエンディングノートを購入した場合には、ある程度の雛形が出来上がっていますので、それに沿って記入していけば迷うこともありません。

また、最近ではエンディングノートの書き方についてのセミナーも開催されており、足を運んでみることも一つの手段です。

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終活②遺言書

エンディングノートにある程度の遺産分割について記載しておけば、問題がないケースもありますが、これはあくまで故人の思いというだけであって、法的な拘束力はありません。

そこで重要となってくるのが「遺言書」です。遺産の分割においては民法上の決まりがあります。しかし、遺言書はその決まりよりも優先される事になっています。

そういった意味から考えても、遺産分割における遺族の無益な争いを避けるという意味でも遺言書は重要な存在となってきます。

一方で、法的な拘束力があったりする分、その種類や書き方には一定の決まりがあり、その決まりに則っていないと無効とされてしまうため、注意が必要です。

ちなみに遺言書の種類は大きく3つに分ける事ができます。それぞれ「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」と呼ばれるものになります。

それぞれに作りやすさや費用、作成における注意点が違ってきますので、それぞれの特徴をよく把握し、自分と自身のご家庭に合った種類を選んだ上で作成する事が重要です。

また、作成については、専門家に相談しながら、せっかくの遺言書が無効にならないように注意深く作成する事もポイントとなります。

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終活③お墓の選択

お墓について言えば、昔は先祖代々のお墓に入るというのが一般的でした。しかし、最近では故郷を離れてじぶんの生活基盤を設けている人も多くなっており、昔と同じようにはいかない事も多くあります。

その場合は自分自身でお墓を購入し、そこに納骨してもらうという事になります。遺族に準備してもらうという事もありますが、事前に準備しておく事は、遺族の労力や資金負担を考えた場合、一つの方策といえます。

しかし、ここで考えておかなくてはいけないことがあります。それはお墓の場所と金額です。お墓は墓石だけを選んでおけばよいというものではありません。お墓を立てる土地が必要なのです。

当然のことながら、交通の便があまりよくない場所(霊園やお寺を含む)のほうがお墓を立てる土地代を考えた場合費用は安く抑えられます。

ただ、その後の遺族のお参りや手入れのことを考えた場合、大きな負担をかけてしまうことも念頭に入れておかなくてはなりません。

そういった意味で、最近では納骨堂を選択するケースも増えてきていますし、バーチャル霊園なるものも話題となっています。

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終活のポイントを知って、いざというときに備えましょう。

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最近「終活」という話題を耳にすることが多くなりました。自分が亡くなった際に、自分好みの葬儀をしてもらったり、自分で選んだお墓や仏壇を用いることが出来るというメリットがあります。

また、それ以外にも、自分の人生の振り返りができたり、遺産がある場合に遺族がもめないような方策を事前にとっておくことが出来るというメリットもいわれています。

終活に基本を知ることで、悔いの無い準備につなげていきましょう。

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