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2017/05/26

民泊とは。メリット・デメリットや日本における民泊関連の法改正まとめ

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目次

民泊とは

かつて無償で見知らぬ旅人に食事や宿泊所を提供する、いわばボランティア的な行為が民泊の始まりの歴史でした。

しかしインターネットの普及で新しいビジネスとしての民泊という宿泊の形が急速に広がり、ホテルよりもリーズナブルに泊まれる宿として外国人観光客などからも人気が高いのですが、人気の高まりとともに供給が増えたことで新たなトラブルにつながっている現実がある事もまた事実です。

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その字の通りに民家に宿泊することを指すのですが、インターネットの仲介サイトができたことに伴って個人宅や投資のための物件を有料で観光客などに貸し出すビジネスが誕生し、その宿泊システムを民泊と呼ぶようになったものです。

現在は新たな宿泊形態のビジネスができ始めたばかりできちんとした形が定着するまでの過渡期でもあり、現在の所旅館業法で定める簡易宿所、新法による住居として貸し出す物件、国家戦略特区の宿泊施設などの種類があります。

この3種類はそれぞれ旅館業法、民泊新法、民泊条例の定めによるものという違いがあります。

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世界各国における民泊について

ホテルなどに泊まるよりもリーズナブルに利用でき、外国人観光客などにも人気の高く、料金の安さなどから特にアジアでは利用が増加しています。

日本では現在ルール作りや規制などに関する議論がさらに活発になることが予想されますが、規制が厳しくなればさらに他国と比較して遅れが出ることも懸念されます。

ただしこの新たな宿泊形態を巡る状況は世界各国で様々な議論が起こっており、問題解決のために規制を強化しようという動きがある国もあります。

需要が高いことは確かですが、急激な普及を続ける状況に対して多くの国で法整備が追い付いていない状況だと言えます。観光振興などには大きなメリットをもたらす可能性が高く、規制との板挟みになって違法なことがわかっていながらも黙認している現状を抱える国もあります。

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日本における民泊について

日本は観光を目的に訪日する外国人観光客がかつてないスピードで増加しており。2020年にはオリンピックの開催も予定されていることから今後さらなる観光客が押し寄せる状況が予想され、実際に政府も観光立国として日本の魅力をより多くの国々に知ってもらうための政策を開始しています。

そんな状況で必然的に誕生したこの新たな宿泊システムに対して適切な法整備が進まないうちにどんどん広がりを見せています。

需要が伸びていることを受けてかつては旅館業法に抵触したために不可能だったものが法改正によって許可基準の一部が緩和されたことで合法的に特定のエリアでの民泊が認められるようになった経緯があります。

増え続ける空き室や空き家問題の解決などにも有効だと期待される反面、様々な問題が生まれていることも確かであり、今後特区を増やすなどにあたっても、現状に即した実現可能な法整備が進むことが望まれています。

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日本における民泊関連の法改正について

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日本では宿泊施設を提供する旅館などは旅館業法によって規定されて来たのですが、急増する外国人観光客によって宿泊施設が不足したり、人口減で空き家が増えたことなどの社会的背景によって旅館業法の改正だけでは対応ができなくなりました。

新たな宿泊提供に関する法律の整備を目的として住宅宿泊事業法という法律が2018年までの施行を目指して現在法整備が行われています。

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旅館業法の規制緩和について

年々増加している外国人観光客を受け入れるためには、ホテルや旅館などが今後さらに大量に必要になりますが、それらの不足する部分を補うことも新たな宿泊形態に求められています。

こうした状況に対応するために旅館業法の規制緩和が適用される国家的戦略特区というエリアが定められました。

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特区民泊について

国が国家的戦略特区と定めたエリアの条例に定められた要件が満たされれば新たな宿泊形態を合法的に提供できるというのが特区民泊です。

今現在は限られたエリアだけに認められるものですが、今後さらに多くの規制緩和が適用されるエリアが増えていく可能性はあります。

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民泊新法(住宅宿泊事業法)について

インターネットの普及に伴い飛躍的に利用者が増えることとなったことに対する規制は現行の旅館業法の改正だけで対応することは困難になり、新たな営業形態として宿泊を提供するための住宅宿泊事業法という法律が2018年1月までに施行が決定し、現在法整備の段階です。

<下に続く>

民泊のプラス面について

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少子高齢化が進む中で、核家族化の進む日本では空き家対策委に頭を痛めている自治体が増えています。

増え続ける空き家や空き部屋を活用して宿泊施設とすることはこうした問題の解決方法の有効な手段の一つとして注目されています。

また、増え続ける外国人観光客に対して宿泊施設の供給が追い付かない状況にある場合、せっかくの観光資源も十分に活用できなくなる可能性もあります。経済効果を考えても不足する宿泊施設を補うために民泊を活用することはその効果がとても期待されている存在でもあります。

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民泊のマイナス面について

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訪日する外国人旅行者数が急増する中で、インターネットの普及により誰もが世界各地で手軽に利用できるようになったのが民泊ですが、利用者が急増する中で様々なトラブルが発生しているという現実があります。

中でも生活習慣の違う国からの宿泊者が利用することから、騒音問題やごみの出し方など、ホテルのようにきめ細かに対応できずに近隣住民とのトラブルになっているところもあります。

また、きちんとした法整備の整わない状態で営業した宿泊施設が犯罪の温床になったり、衛生面での管理が行き届かないなどの問題も懸念されています。新たなビジネスの誕生によりさらに利用が増加することが予想されますが、現時点では急激な規制緩和に対しては慎重な姿勢をとる自治体が多いのが現状です。

<下に続く>

民泊とは。メリット・デメリットや日本における民泊関連の法改正のまとめ

どんなことにもメリットとデメリットがあるように、民泊が増加することに伴って良い点もあれば懸念される問題も山積み状態です。

この新たな宿泊形態を完全に排除することはもちろん不可能だとしても、法律の規制緩和だけでなく、日本という国で宿泊施設を提供するにあたっての独自のルール作りに関するあらゆる方面の整備が求められています。

空き家対策という大きな問題の解決策として期待される反面、一定のルールによって安全で清潔な宿を提供することを義務付けるなど、まだまだ課題が山積しています。

その中でも、今後の観光拡大への大きなチャンスだという考え方もできます。

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