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恐怖指数(VIX)の仕組みや算出方法、取引方法や連動するETFを解説

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目次

恐怖指数(VIX)とは

恐怖指数(VIX)とは、ボラティリティ・インデックス(Volatility Index)の略称で、投資家の恐怖心理のバロメーターといわれています。今回、本記事では、恐怖指数の時系列とは何か、恐怖指数を表すvixについて、恐怖指数が連動する仕組みについてご紹介していきます。

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恐怖指数(VIX)とは?基本情報

ボラティリティとは

VIXの略称であるボラティリティ・インデックス(Volatility Index)の、ボラティリティとは、日本語に直訳すると、「落ち着きがない」「揮発性」「移り気」であることを示しています。

この言葉は金融業界でも使われる用語で、株価などのチャートの値動きは激しいと、ボラティリティが大きいと表現されます。

S&P500とは

S&P500とは、アメリカの大企業500社から算出されているETF(特定の指数)で、日本でいうところの日経平均株価やTOPIXのようなもので、アメリカの株式市場を示す指標となっています。

S&P500は、アメリカの株式市場全体の状況を表しており、マイナスとなるような問題が発生すると、価格は急落します。

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恐怖指数(VIX)の算出方法

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恐怖指数(VIX)は、S&P500のボラティリティ指数を表しており、アメリカの株式市場が穏やかであるときには、恐怖指数は低くなります。反対に、何か問題が起きてアメリカの株式市場が大きく乱れたとき、恐怖指数は高くなります。

恐怖指数の算出には、S&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表され、年率換算された数値で報告されます。

ボラティリティは統計的に分散の平方根として定義されているので、VIXにより示唆される毎月のボラティリティは、1年は12ヶ月であるため、12の平方根でVIXの水準を割ることにより算出することができます。

恐怖指数(VIX)でS&P 500の予想範囲を計算する方法

①恐怖指数の水準を年間のパーセンテージへと変換します。

(例)恐怖指数の水準が18の場合、18=18%となります。

②年間のパーセンテージを12の平方根(3.464)で割り、30日間のインプライド・ボラティリティを算出します。

(例)18%÷√12=5.20%と算出できます。

③S&P 500の水準への影響を評価するため、現在のS&P 500の水準を仮に1,850とした場合、5.20%をかけます。

(例)1,850×5.20%=96.2と算出できます。

④S&P 500の水準の予想範囲を決定します。

(上限の場合の例)1,850+96.2=1946.2

(下限の場合の例)1,850−96.2=1753.8

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恐怖指数(VIX)のこれまでのチャートを確認

チャート

恐怖指数(VIX)のチャートは、S&P 500の指数が上昇すると下がり、S&P 500の指数が下がると上昇するといったように、必ず反比例します。

これまで恐怖指数が高値をつけた出来事をご紹介します。

1990年8月 35.91 イラク軍のクウェート侵攻

1997年10月 38.20 アジア通貨危機

2001年9月  41.76  アメリカ同時多発テロ

2008年9月  42.16  リーマンブラザーズ破綻

200810月  89.53  リーマンショック

2010 5月  42.15  欧州ソブリン危機

2011年8月  48.00  欧州ソブリン危機と米国国債格下げ

1990年代から大きな世界的な事件が起こる度、恐怖指数は上昇しているのがわかります。なかでも、リーマンショックについては、他の事件時の数字と比べ、2倍以上になっています。

2018年に入ってからも、これらの事件に匹敵する高値指数を記録しています。この原因として、2018年2月5日に、米国株式市場が大きく下落しました。日本の日経平均株価も大きく下落したのは、この米国株式市場下落につられて起こったといえます。

この問題が関連し、恐怖指数は高値の37.32を記録しました。

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恐怖指数(VIX)の取引方法

恐怖指数のチャートを見ると、その動きは通常は10~20で安定しており、投資家が不安を感じると上昇するので、投資する側としては、非常に魅力を感じる値動きの仕方であるといえます。

VIX指数、VIX指数に連動する指数に投資可能な商品は複数あります。VIX指数の投資に適している商品を選定する際注目したいのが、流動性過去の値動きです。

取引の方法は、VIX指数はCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)で扱っているので、CMEの注文を取次している日本の証券会社で取引可能です。

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恐怖指数(VIX)に連動するETFとは

ETFとは、上場投資信託のことで、投資家間で、リスクヘッジ向きとして注目されています。VIX指数に関連した商品として、「国際のETF VIX短期先物指数」と、「国際のETF VIX中期先物指数」があります。

この2つの商品は、VIX指数に連動するため、株式市場が暴落した時期にVIX指数に投資していた場合、保有する株式や株式投資信託の損失をカバーできます。

そして、平常時のVIX指数が低いときにVIX指数に連動するETFを購入しておくことで、将来の株価下落に備えることが可能となります。

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恐怖指数(VIX)についてまとめ

VIX指数は、リーマンショックで過去最高高値をつけたことにより、投資家間で注目されるようになりました。しかし、ETF連動のVIX指数商品については、長期投資には不向きな点や、為替相場の影響を受けやすいことから、あまりおすすめされていません。

投資を行う際には、事前によく調べ、メリットとデメリットを理解する必要があります。

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