みんなのお金ドットコム | お金のコトをもっと身近に
2018/03/01

SegWit2xとは?ビットコインとの違いやSegWit2xが失敗と言われる原因

Large stability 3042271 640
目次

SegWit2xとは?

2017年10月頃、SegWit2xの実装が同11月に予定され大きな波紋を呼びました。SegWet2xが搭載されればビットコインがハードフォークし、分裂する事になるからです。実際には中止される運びとなった11月のこの騒動ですがSegWit2xとはどういうものなのか、なぜ中止に至ったのかなどの経緯を分かり易くご説明します。

<下に続く>

SegWit2xとは?基本情報

まず、SegWitとはSegregated (分離された)Witness(証明)の略称で、トランザクション(取引)のサイズを圧縮する対策です。SegWitは2017年8月に実装済みです。ビットコインで言う「証明」とは、ブロックチェーン上に記録される電子署名の事を指します。次にSegWit2xとは、ブロックサイズ自体を現状の1MBから2倍の2MBにするアップデートの事です。

ビットコインは1つのブロックの生成に掛かる時間が10分に設定されています。1MBに収まらなかったトランザクションは次のブロックに回されることになります。ブロックのサイズが小さいと取引が承認されるまで、もう10分、もしくは更に次のブロックと、承認までに時間が掛かってしまいます。この事を「スケーラビリティー問題」と呼びます。この問題を解決すべく2017年11月SegWit2xの実装が予定されていました。しかし、セキュリティーの問題やコア開発者メンバーの反対などにより中止されました。

<下に続く>

SegWit2xとオリジナルビットコインの違い

取引サイズを圧縮するアップデートのSegWitは2017年8月無事に実装されました。次にブロックサイズを1MBから2MBに引き上げるSegWit2xですが、ブロックサイズを倍にすると言う事は、10分間に承認されるトランザクションの量も倍になります。

その為、取引量が増えるとマイナーの報酬も増えるという事でマイナーからの支持がメインでした。しかしこのアップデートをしてしまうと前後のブロックチェーンに互換性がなくなってしまします。その為ハードフォークによりビットコインが分裂しBitcoin SegWit2x(B2X)という全く別のコインが新たに生み出されることになります。

※2017年12月28日にハードフォークしたB2Xは11月のSegWit2xとは全く異なるプロジェクトです。リプレイプロテクションも実装されていますし開発者も違います。

<下に続く>

segwit2x以外にも!過去のビットコインハードフォークまとめ

沢山あるのでコインのリストを記載します。

2017年8月

ビットコインキャッシュ(BCH)

2017年10月

ビットコインゴールド(BTC)

2017年11月

ビットコインダイアモンド(BCD)

2017年12月

ユナイテッドビットコイン(UBTC)

スーパービットコイン(SBTC)

ライトニングビットコイン(LBTC)

ビットコインフェイス(BTF)

ビットコインエックス(BCX)

ビットコインゴッド(GOD)

ビットコインファイル(BIFI)

SegWit2X(B2X)

ビットコインウラニウム(BUM)噂で終わりました

ビットコインシルバー(BTST)噂で終わりました

2018年1月

ビットコインキャッシュプラス(BCP)

ビットコインフラッシュ(BTF)

ビットコインインタレスト(BCI)

この様に沢山のハードフォークが行われました。開発者や詳細が不明なものや、噂だけ流れて結局はハードフォークしなかったりしたコインもあります。ビットコインと名が付いているからと言って安心はできません。

仮想通貨のハードフォークとは?分裂の理由や影響と付与について!ハードフォークとは? 仮想通貨は、ブロックチェーンによって成り立っています。 ブロックチェーン...

<下に続く>

SegWit2xが強行された場合に懸念されていたこととは?

SegWit2xはアルトコインではなく元々のビットコインのブロックチェーンとなることを前提に開発されていました。その為、ハードフォークで誕生したビットコインキャッシュやビットコインゴールドのようなアルトコインのハードフォーク時に実装されるリプレイプロテクションが完全に行われない可能性がありました。リプレイプロテクションとは、今のビットコインと、分裂によって誕生する新しいコインとを完全に区別する事です。

これが完全に行われないとビットコインを送金したつもりがビットコインキャッシュも同時に送金されてしまったなどの誤作動が起こる可能性がありました。更に、リプレイアタックという手法によりビットコインの盗難の危険性もありました。また、B2Xが本物のビットコインだとみなされると現行のビットコインは価値がなくなり価格が暴落するのではとの懸念もありました。

<下に続く>

SegWit2xハードフォークが失敗した理由

オリジナルのチェーンのアップデートは、今後のビットコインの価値や存続に大きく影響してくる為、全員一致である必要があります。しかし、SegWit2xではマイナーの80%の賛成といくつかの取引所などは賛成を表明しましたが、コア開発者からの賛成は得られませんでした。その為、半ば強引にアップデートを行おうとしていました。

マイニング報酬が高くなるという理由でマイナーなど一部の企業の理由によりアップデートする事はビットコインの非中央集権性が失われかねません。そうなればビットコイン自体の信用や価値が揺らいでしまう危険性があり、ビットコインの「永続性」というコア開発者メンバーの思想に反します。ビットコインにこのような妥協は許されませんでした。テストや準備期間も十分に設けておらず、結局は中止される事になりました。

<下に続く>

SegWit2xまとめ

11月のSegWit2xは不完全なまま一部の利害関係者により強行されようとしていましたが踏みとどまる事になりました。強制的にハードフォークが行われて、ビットコインのチェーンに問題が出てしまっていたらオリジナルのビットコインの信頼性を揺るがす可能性もあっただけに大きな決断だったと思います。今後もビットコインの利点である完全な非中央集権なシステムを貫いてほしいですね。

Thumb pexels photo 236047
written by
みんかね仮想通貨編集部です! みんかね仮想通貨編集部では、仮想通貨に関する最新情報からブロックチェーンの仕組みなど幅広く、皆さまのためになる情報をいち早くお届けします!
関連記事
おすすめ記事
Logo
みんかねの
おすすめ記事がLINEに届く!
Add line