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2018/04/25

チャイナショックとは?チャイナショックの原因や世界への影響は?

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目次

チャイナショックとは何?その影響は?

皆さんは、「チャイナショック」というフレーズを耳にしたことがあるでしょうか。この問題はテレビや雑誌などで頻繁に取り上げられているので聞いたことくらいはあるかもしれませんが、その詳細はよく分からないという方も多いでしょう。

チャイナショックはその名の通り中国が関係しているできごとですが、では一体どのようなできごとをチャイナショックと言うのでしょうか。

今回は、気になる「チャイナショック」についてその詳細を細かくご紹介していきます。

チャイナショックはいつ何が原因で起こったのか、チャイナショックが世界情勢や株価・為替などにどのように影響したのか、またチャイナショックが起きた後今後どのようになっていくのかなど詳しくご説明していきますので参考にしてください。

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チャイナショックとは

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チャイナショックという名前を聞くと中国が関係していることは明らかですが、一体チャイナショックとはなんなのでしょうか。

チャイナショックとは中国ショックとも呼ばれ、中国であった出来事や中国人が起こした出来事が中国だけでなく世界をも震撼させてしまうことを指します。

中国が世界に及ぼす影響はかなりのもので、中国で起きたさまざまな事件やその情勢など世界的にも随時注目されています。

日本でも中国の動向についてはメディアなどで常に取り上げられていますし、中国の経済状況やその政策などが日本に直接影響を及ぼしていることも事実です。

チャイナショックとして良く取り上げられる代表的な事件としては、2008年に起こった中国製品の食中毒事件や2015年に中国から発生した株価暴落などが挙げられます。

どちらも当時はテレビや雑誌などで連日大々的に報道され、中国のみならず日本にも多大な影響を与えました。

どちらの問題も日本人の生活に直結する深刻な問題であるといえますので、当時はさまざまな年代の人達がこの問題を深刻に捉え不安を募らせていました。

この問題以外にも、中国で起きた出来事は日本の経済や情勢に大きな影響を与えていますが、中国メディアはその詳細をあまり明らかにしないので、その点もますます日本人の不安を煽る要因にもなっているのです。

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チャイナショックの原因

原因①中国株の大暴落

チャイナショック=中国の株式市場の大暴落と捉えている人も多いでしょう。チャイナショックという言葉が使われるようになったそもそもの原因は、中国の株価が大暴落したことがきっかけとなっているとも言われています。

2015年6月に、中国の株式市場が突然大暴落しました。前々からその兆候はあったようですが、中国の株式を多数保有している資産家達が一斉に株の売却を始めたことにより、中国の政府の対策も虚しく株価は大暴落、世界中の株式市場に多大なる影響を与えました。

なぜ中国の株価が大暴落したのか、その原因は中国への不信感の増大であると言われています。

このことについては事項で詳しく説明していきますが、中国政府が予告なしに中国人民元を切り下げたことにより市場が混乱し、中国への不信感が高まった結果多数が一斉に株を売却してしまったと考えられています。

もともと中国の投資家というのは、企業を精査して投資しているのではなく株価が上昇している企業に取り敢えず投資する、という傾向が強いようです。

ですので、1度不信感を持ってしまえば企業の信頼性よりも株価が下がったことが不安になり皆が一斉に株を売却して損失を少なくしようと焦り、結果株式市場が大混乱ということになってしまうのです。

原因②中国人民元の切り下げ

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原因①でも取り上げましたが、中国の株式市場にとって何らかの不安要素が発生するということは重要な問題となってきます。

中国だけに限ったことではないでしょうが、中国の投資家達は企業よりも株価の動きを重要視する人が多く、1度株価が下がればすぐに焦って売却してしまう人が他の国よりも多い傾向にあるそうです。

その投資家達の不安を煽った重要な出来事の1つに、中国人民元の切り下げというものがあります。

中国人民元の切り下げとは、中国の通貨である人民元の為替レートの基準となっている水準の引き下げをするという意味です。中国政府がこの人民元引き下げを予告なしに行ったことで、当時中国の投資家達はもちろん世界中の株式市場は大混乱しました。

なぜ中国政府がこのようなことを行なったのか、それは中国の景気悪化の対策の1つであったといわれています。人民元を引き下げることにより、中国の輸出を活性化させようとしたのです。

しかし、あまりにも唐突だったために逆に株式市場の混乱を招いてしまったということです。

原因③中国政府が新たな税を導入するという噂が広まった

先程も述べたように、中国の個人投資家達は投資している企業の本質をあまり見ておらず、雰囲気や噂に流されやすい傾向にあります。

2015年にチャイナショックが起きた際も、さまざまな噂や憶測が流れ中国の個人投資家達は大多数がその流れに綺麗に乗せられてしまったのです。

チャイナショックが起こった原因として、中国政府が新たに資本利益税を導入するという噂が市場に流れたのも大きな要因であったと言われています。

資本利益税とは、その名の通り資本を多く保有している人に税金をかけるというものですが、今のところ中国にそのような名前の税金は導入されていません。

どこからこのような噂が発生したのかは不明ですが、中国の投資家達の間でこの噂はかなりの衝撃だったでしょう。個人で多数の株を保有している人はとにかく株を売ろうとし、大多数がそれに続いた結果、株式市場の混乱を引き起こすきっかけになったと言われているのです。

原因④中国の生産活動の減速

中国は、一見好景気に見えても実は違うのではないかと言われています。日本でいうバブルのようなもので、その好景気は一瞬で弾けてしまいます。

チャイナショックの時も、一見好景気と見られていてもさまざまな要因が重なり中国の株式市場は崩壊してしまいました。

中国政府はそうならないためにさまざまな政策を打ち出していますが、それが裏目に出ている場合も少なくありません。先程記述した人民元の引き下げもその例でしょう。

中国の経済状況として、輸出に多くを頼っているのが現状です。リーマンショックなどの影響により輸出活動が減速すれば、それは中国にとって直接的被害がとても大きなものとなります。

しかし、中国政府は輸出に頼りすぎている現状を懸念し輸出活動を制限するなどの政策を当時打ち立てました。これが結果的にますます投資家達の不安を煽ったのではないかと言われています。

中国の投資家達は好景気と言われればこぞって株や不動産などを購入します。莫大な借金をするなどの無理な買い方をする人も多いので、少しでも不安要素を耳にすれば少しでも早いうちに売ってしまおうという心理が働いてしまうのです。

中国政府と投資家達の足並みが揃っていなかったことも、中国市場を大混乱させてしまった大きな要因であると言えるでしょう。

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チャイナショックによる世界への影響

①株価の下落

株価

2015年に起きたチャイナショックにより、世界同時株安が起こり世界中の投資家達がパニックに陥りました。

当時、日経平均株価は1週間でおよそ2948円の値下がり、ダヴ平均株価は1週間でおよそ2198ドルの値下がりと、1週間で記録的な株価の下落となりました。

中国国内にはさまざまな国の大企業が存在していますから、直接中国に関係した株を保有していなくても、投資家達はかなりのダメージを受けたはずです。

チャイナショックから中国の株価は回復したものの今もなお元安は続いており、それが株価の下落にも直接的に影響することも多いです。

中国で株価が下落した場合、その下降速度が速いため世界の投資家達は付いて行けずあっという間に損失を膨らましてしまうというパターンも多いです。中国の投資家達が周りに流されやすいことが主な原因とも言われています。

株価が急に下落した場合は、焦ってすぐに株を売却してしまわない、市場の流れをじっくりと見極めることも1つのポイントです。

②輸出入の減少

世界の輸出入産業は今や中国ありきとも言えますが、日本は中国が輸出入を制限したからといって直接的に大ダメージを受けるとはいえません。

しかし、中国に進出している日本の大手企業も多々存在していますので、中国の経済状況によってはそういった企業にダメージが及ぶ可能性は充分に考えられます。

実際に、チャイナショックが起こった際三井物産や三菱商事などの日本を代表する好景気企業が赤字に転落してしまうなどの事態も発生しニュースになりました。

中国市場に積極的進出している企業にとっては、中国好景気の際の利益は大きいですが、中国の輸出入の減少などの直接的被害も大きいということですね。

また、それは日本だけに限ったことではなくアメリカなどの大企業もチャイナショック時の影響は大きかったようです。

③大手企業へのダメージ

先程も記述したように、中国に積極的に進出している大手企業にとって中国の経済状況や中国市場の動きというものは非常に重要なものとなってきます。

先程例を挙げた三井物産や三菱商事などのように、チャイナショックの影響で黒字から赤字に転落した大企業も少なくありません。

大企業が赤字、もしくは倒産ということになると問題になるのが人員削減、リストラです。そこで働く大勢の人達の生活に直結する非常に深刻な問題であると言えるでしょう。

もう1つ例を挙げると、日本でも有数の大手建設機器を取り扱う企業である日立建機ですが、2015年のチャイナショックの際には約480人もの早期希望退職者を出したと言われています。

自らが早期退職すれば優遇制度も与えられますので、依願退職といっても実質的にはリストラと言わざるを得ないでしょう。

また、チャイナショックのように株式市場が暴落すればその余波を受ける日本企業も多く、市場価値が下がることによりダメージを受ける大手企業も少なくはないということです。

大手企業も、あまり中国進出にばかり頼りすぎていては危険な面もあるということなのでしょう。

④中国市場への不信感

中国という国は人口およそ13億人の大国、その世界的影響は計り知れません。中国でなんらかの出来事が起こった場合必ずといって良いほど日本でも大々的に報道されますし、中国の動向には常に世界各国が注目していると言えるでしょう。

そんな中国で気になるのはやはり経済的な面ですが、急速な経済的発展を遂げている裏にもさまざまな事態は起こっています。

一見経済的に成長しているように見える中国ですが、現在のところその経済状況は芳しくないようです。

GDP(国内総生産)が世界第2位の中国ですが、実はその真相は闇に包まれているのではないかと言われています。中国政府は現在の状況や経済指標などをあまり明らかにしない傾向にあるため、実際にははっきりとしない部分も多いです。

そのため中国で1度何らかの噂が広まってしまうとそれは瞬く間に世界中にも影響を及ぼすこととなってしまうのです。

前項でも記述したように、中国の資産家や実力者達は非常に噂に流されやすく、市場の流れにも流されやすいと言われています。

1度不信感を持ってしまえばそれはすぐに広まり、それが中国だけに留まらず日本や世界中に影響を与えてしまう、それほど中国の影響力は凄まじいということですね。

⑤為替レートが安定しない

中国政府は、これまでに何度か政策として人民元の切り下げを行なっています。そのため、中国の為替レートはなかなか安定せず、これが世界の株式市場や輸出入にも影響を及ぼしていると言われています。

通常の元安は対米ドルに対して行われており、元安を進めることで中国の輸出産業は活性化されやすくなります。中国政府が人民元を切り下げるのは他にも理由はありますが主にこれが目的でもあります。

しかし中国の輸出産業が活性化されすぎれば、世界中のさまざまなな市場の価格にも影響を及ぼすこととなり、また日本国内の景気回復のためには中国の安価な製品が出回りすぎるのは良いこととは言えません。

このまま元安円高が進行していけば、日本の輸出産業や観光産業はますます衰退していってしまうでしょう。

中国の人民元の価値が不安定である=世界中の為替レートが不安定であるとも捉えられますので、日本や世界にとっても不安要素となってしまうということです。

⑥中国製品への不安

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中国でチャイナショックが起こるということは、中国に対しての何らかの不安要素へと繋がる場合も多いです。

2015年に起きた中国株の大暴落を主にチャイナショックと捉えている人は多いですが、本来チャイナショックとは中国で起きた衝撃的な出来事を指す言葉でもあります。

中国の株式市場が大暴落すればそれは日本や世界の株式市場の大混乱に直結し、日本の大企業も多大なる被害を受けることとなります。

大企業の赤字や倒産はそこに就労している人達やその家族の生活にも直結しますし、個人投資家達も大ダメージを受けてしまうわけです。

そして中国の株式市場や景気だけでなく、中国製品に何らかの問題が発生した場合の日本への影響もかなりのものがあるでしょう。

昨今では中国製品の安全基準は随分と高水準になってきていますが、やはり日本製と比べるとその安全性に疑問を持っている人も少なくはありません。

特に、中国製食品においては過去に何度も日本でも問題になり、健康被害なども報告されて大々的に大事件として報道されています。

このように中国製食品の安全性に問題が見つかれば、製品の製造中止や製品回収を余儀なくされ、それによって被る損害は多大なものがあるでしょう。

中国製製品はその安さが主な特徴であり魅力でもありますが、そこに1度問題が起きてしまうとその信頼性は一気に崩れ落ちてしまいます。それによる日本や世界へのダメージも、大きなものがあるということです。

そうならないためにも、これからますます中国製製品の安全性への対応が期待されているのです。

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チャイナショックは今後も起きる?

株式市場でのチャイナショックは今までに何度か起こっており、中でも世界的に影響を与えた株の大暴落が2015年と2016年に起こったチャイナショックです。

これにより世界同時株安が発生し、世界中の投資家や大企業に多大なダメージを与え中国の経済状況も著しく悪化しました。中国政府が情報を開示しなかったことや対応が遅れたことなども、中国の投資家達の不安感を一層煽った一因であると言われています。

チャイナショックと近年の中国の不景気を懸念した中国政府は、構造調整をするなどして金融を緩和させ、結果として近年では中国の景気は上昇傾向にあります。

道路や鉄道などのインフラ分野・不動産分野・民間企業への投資なども功を奏しており、これからも中国の景気は回復していくであろうとの見通しが強いようです。

しかし、一方で中国の投資家達の無理な株式購入や無謀な不動産購入者の増大、中国政府への不信感の増大なども深刻な問題であるとも言われています。

中国の株式市場において不信感を招くような出来事は致命的であり、過去に起きたチャイナショックのように政府の一方的な政策が投資家達の不安を煽り、結果株を売る投資家が急激に増大した末の株大暴落であったとも言われているので油断は禁物です。

中国政府は、特に民間企業の景気回復をいかに進めるかが今後の信用回復にも繋がると言われていますので、再びチャイナショックが起こるかどうかは中国政府の動向次第とも言えるのでしょう。

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チャイナショックを理解すれば今後の対策に!

成功

今回は、チャイナショックについてのさまざまな情報をお届けしていきましたがいかがでしたでしょうか。

世界人口第1位の中国、その中国が日本や世界にもたらす影響力というものは計り知れません。それ故に、中国の動向には全世界が一挙一動しているのです。

日本のこれからの景気が回復されるには中国との国交は不可欠であり、中国への進出があるからこそ日本の生産業や観光業が発展していると言っても過言ではないでしょう。

だからこそ中国のこれからの動きを良く観察し、株にしても中国製製品にしても良く見極めた上で上手く活用していくことが重要となってくるのです。

この記事を参考に、中国で過去に何が起きたのか・それによって世界や日本にどのような影響があったのかを良くチェックしてみてはいかがでしょうか。

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