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テンバガーとは?意味や特徴、過去の銘柄と2018年注目の銘柄一覧

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目次

テンバガーとは

自分の投資している株が10倍の株価に跳ね上がったら、投資家としては夢のような出来事でしょう。このように、株価が10倍に跳ね上がった株のことを「テンバガー」と呼びますが、テンバガーになる株には、いくつかの特徴や傾向があるのをご存知でしょうか。そこで今回は、テンバガーの意味や特徴、過去のテンバガー銘柄、テンバガー銘柄を狙う時の注意点について解説していきます。

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テンバガーの意味は?

テンバガーとは、テンとは「10倍」、バガーとは「塁打」と訳すことができ、元々は、1試合で10塁打と驚異的な数字をあげる野球用語が由来となっており、株価が10倍以上に跳ね上がる株のことを指します。

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テンバガーになる銘柄の特徴は?

株価

特徴① 時価総額が300億円以下である

テンバガーになる銘柄の特徴としては、時価総額が300億円以下であるという特徴が挙げられます。時価総額とは、株価に発行済株数をかけて算出した数値のことを指しますが、時価総額が大きいと値動きが小さく、逆に時価総額が小さいほど値動きは大きくなります。

時価総額の小さい株式は、市場に幅広く流通して、常に売買されている株式(浮動株)が少ないことから、株価上昇に繋がる好材料があると、需要が供給を大きく上回り、一気に品薄状態となるため、プレミア価格がつくように、株価が10倍へと大きく膨れ上がる可能性が高いのです。

特徴② 低位株である

テンバガーになる銘柄の特徴としては、低位株であるという特徴が挙げられます。低位株とは株価の安い株式のことを指し、低位株がある日突然株価が急上昇することで、テンバガー銘柄になり得るケースがあります。

株価が1,000円単位、1万円単位の株式ですと、ある程度成熟した企業の株式であることが多く、株価の高い株式が値上がりするためには、それなりの好材料やニュースが必要となりますが、100円単位の低位株であれば、ほんの少しの材料でも株価に与える影響が大きく、短期で値上がりを狙える可能性があります。

しかし、低位株は、短期で値上がりを狙える一方で、すぐに株価が暴落するというリスクも伴いますし、株価が低いということは、業績が悪い会社も含まれている可能性が高く、上場廃止になるリスクも伴いますし、流動性が低いことで、売りたいときに売れないといったデメリットもあるので、低位株に投資する際には、それなりのリスクを背負う覚悟で投資しなければなりません。

特徴③ 業績が急成長している

テンバガーになる銘柄の特徴としては、業績が急成長しているという特徴が挙げられます。例えば、ディップ株式会社は、アルバイトの求人サイトで有名な「バイトル・ドットコム」を運営していますが、アベノミクスで打ち出された「一億総活躍社会」によって、人材サービス関連の株式は大幅に上昇しました。

特に、ディップは、人気アイドルグループの「AKB48」を広告に起用したり、スマートフォンの普及加速が追い風となったことで、業績を拡大し、2013年から2016年7月にかけて、株価は60倍以上と驚異的な上昇を遂げたのです。

特徴④ 設立して10年以内の若い会社である

テンバガーになる銘柄の特徴としては、設立して10年以内の若い会社であるという特徴が挙げられます。設立して10年以内の会社は、社長が創業者であったり、年齢の若い社長がほとんどですので、「自分の会社を成功させたい」と志を高く持っており、勢いある会社が多いので、古い価値観に捉われずに物事を考えることができ、誰も考えつかなかったような画期的なアイデアが生まれることによって、株価に大きな影響を与えることも多いのです。

特徴⑤ テーマセクターに属している

テンバガーになる銘柄の特徴としては、テーマセクターに属しているという特徴が挙げられます。セクターとは、株式市場を分析する際に、便宜上、株式を区分するグループのことであり、業種や発行株数、株価、技術などのテーマで区分することができます。

例えば、2016年には、マイナンバーが話題となりましたが、官公庁向けのITコンサルを主力としてきた「株式会社ITbook」は、マイナンバー関連企業として大きな注目を集めたことで、2016年にテンバガーを達成した企業の1つとなっています。このように、その年ごとの旬なテーマに着目して、そのテーマに関連する企業に投資することで、テンバガーを狙うことができるかもしれません。

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テンバガーを狙うメリットとは?

女性

メリット① 短期間で大きな利益を得られる可能性が高い

テンバガーを狙うメリットとしては、短期間で大きな利益を得られる可能性が高いというメリットが挙げられます。テンバガー銘柄は、業績が安定している大企業の株式よりも、創業年数の短い若い企業の株式や、今まで脚光を浴びてこなかった企業の低位株であることが多く、あることをきっかけにして、株価が急上昇する可能性が高いので、株価が10倍とはいかなくても、短期間で効率良く資産を増やすことができます。

メリット② 小額からでも投資することができる

テンバガーを狙うメリットとしては、小額からでも投資することができるというメリットが挙げられます。テンバガー銘柄は、株価が500円以下の低位株であり、中には100円台で買えるような銘柄も多く存在するので、10万円台の小額でも気軽に投資することができ、複数のテンバガー銘柄に分散して投資することで株価の下落によるリスクを抑えながら、株価が急上昇して大きな利益を得ることができる可能性を高めることができます。

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過去のテンバガー一覧

株価

2017年

2017年に達成した主なテンバガーとしては、東京都墨田区に本社を構え、ステーキを中心としたレストランチェーンである「ペッパーランチ」をはじめとした、外食産業を手掛ける、「株式会社ペッパーフードサービス」が挙げられます。

ペッパーフードサービスは、2009年にO-157による食中毒が広がったことで業績が悪化し、2012年には業績が底を打ちましたが、2013年から、低価格でステーキを提供し、立ち食いスタイルを特徴とした「いきなり!ステーキ」を展開し、話題を呼んだことで業績が上昇し続け、2012年から現在にかけて株価は20倍以上と大幅に上昇し、テンバガー銘柄となりました。

次に、2017年に達成した主なテンバガーとしては、北海道札幌市に本社を構え、自社オリジナルの健康食品や化粧品を中心とした商品をネット通販で販売する企業である、「株式会社北の達人コーポレーション」が挙げられます。

北の達人コーポレーションは、2000年に北海道特産品のネット通販サイトを開設し、2002年に創業した企業であり、2006年には自社開発の健康食品である、「カイテキオリゴ」のサイトを開設し、健康や美容の分野を主力事業とし始めました。

その後、「カイテキオリゴ」のほか、ここ数年で販売された自社オリジナルの商品も絶好調で、順調に売り上げを伸ばし、2018年2月の売り上げ予想は、2017年4月の時点で30億円を見込んでいましたが、2017年7月には39.6億円に上方修正、2017年10月には52.8億円と改めて上方修正するなど、52.8億円という数字は、過去5年間で3.8倍、年平均で30.8%の成長率を記録したことがきっかけで、2017年にテンバガー銘柄の仲間入りを果たしました。

最後に、2017年に達成した主なテンバガーとしては、東京都杉並区に本社を構え、オンラインゲームの開発を手掛ける企業である、「サイバーステップ株式会社」が挙げられます。サイバーステップは、2017年1月に、iOS向けのクレーンゲームアプリである、「トレバ2D」の配信をきっかけに株価は急上昇し、一時は1,000円を挟んでもみ合いが続いた後、4月に発表の好決算をきっかけに株価は上昇を続けたことでテンバガーを達成しました。

2016年

2016年に達成した主なテンバガーとしては、東京都渋谷区に本社を構え、国内唯一の電子雑誌出版社として電子雑誌を発行したり、バーチャルとリアルを融合させた、スマートフォン用3Dクレーンゲームの「神の手」を運営している、「株式会社ブランジスタ」が挙げられます。

「神の手」は、リアルとバーチャルを融合させるという面白い特徴を持ち、人気アイドルグループの「AKB48」のプロデューサーがこのゲームに携わっているという期待感や安心感から、500円台だった株価が、2015年12月には2,000円台、2016年3月ごろから株価が一気に上昇したことでテンバガーを達成しました。

2015年

2015年に達成した主なテンバガーとしては、東京都品川区に本社を構え、システム導入やリモート保守・運用監視などのIT関連事業、時間貸し駐輪場や月極駐車場などのパーキング関連事業を手掛ける、「NCD日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社」が挙げられます。

NCD日本コンピュータ・ダイナミクスは、2015年の5月19日付の日経産業新聞で、「データ検索の処理速度を従来比で最大199万倍に高速化できるシステムを今秋に商品化」という報道をきっかけに株価が高騰し、5月18日には株価の安値が330円だったのが、6月23日には株価が3,300円越えとなったことでテンバガーを達成しました。

長期のテンバガー

長期のテンバガーとしては、山口県山口市に本社を構え、ユニクロやGUなどの衣料品会社を傘下に持つ、「株式会社ファーストリテイリング」が挙げられます。1998年は、今でも人気の定番の商品となっている「フリース」が飛ぶように売れ、1999年には、株価が約20倍に高騰しました。その後も株価は上昇していき、1998年から2015年までに株価は約236倍にまで高騰し、今や日本を代表する大型株にまで成長したのです。

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テンバガー銘柄を狙う時の注意点

悲しんでいる人

注意点① 株価の変動が大きく、大きな損失を被るリスクが高い

テンバガー銘柄を狙う時の注意点としては、株価の変動が大きく、大きな損失を被るリスクが高いという注意点が挙げられます。テンバガー銘柄となり得そうな株式に投資する場合、大きな値上がりを狙えるというメリットもありますが、それは同時に株価が大きく値下がりをする可能性が高いとも言えます。

注意点② 仕手筋に狙われてしまう可能性が高い

テンバガー銘柄を狙う時の注意点としては、仕手筋に狙われてしまう可能性が高いという注意点が挙げられます。仕手筋とは、株価操作をして短期的に大きな利益を得ることを目的に株式の売買を行う集団のことを指し、巨額の投資資金を武器に、狙いを定めた低位株を、株価が安いうちに目標の株数を時間をかけて買い集めて準備を整えます。

すると、ある日突然、企業業績とは無関係に、仕手筋が仕込んだ株式の株価が大きく上昇し、個人投資家も株価上昇の流れに乗ろうと、その株式を買い占めようとしてしまいますが、株価が上昇しきったところで、仕手筋は保有株を一気に売りに出すことで大きな利益を得ることができるのです。

一方、個人投資家は株価が一気に急落することで、大きな含み損を抱えることになり、損切りをして、大きな損失を被ることになるか、塩漬け状態になって、株を売買することができなくなってしまうため、業績が上方修正されたり、好材料が出ていないにもかかわらず、株価が大きく急上昇した株には手を出さないように注意しましょう。

注意点③ 上場廃止になる可能性が高い

テンバガー銘柄を狙う時の注意点としては、上場廃止になる可能性が高いという注意点が挙げられます。倒産や債務超過、買収、不祥事や事件を起こしてしまったことで、上場廃止になってしまった企業は、投資家にマイナスのイメージを与えることになるので、その企業の銘柄は売りに出される一方となり、株価は大きく下落してしまいます。また、倒産して上場廃止となった場合は、上場廃止後の株式は紙切れ同然の無価値となってしまいます。

テンバガーを見込める可能性の高い低位株には、業績が悪化したり、不祥事や事件を起こしたことによって、株価が安いまま放置されている銘柄がたくさんあり、それらの銘柄は、業績の悪化や買収によって上場廃止になる可能性が高いので、低位株の中でも、これから業績の成長を見込むことができる優良の低位株を見極める必要があります。

注意点④ 利食いを欲張らない

テンバガー銘柄を狙う時の注意点としては、利食いを欲張らないという注意点が挙げられます。何年にも渡ってゆっくりと右肩上がりに株価が上昇し続けている銘柄なら良いのですが、ある日突然株価が大きく上昇するような銘柄ですと、すぐに急反落するパターンも多いです。

「まだ株価が上がり続けるかもしれない」といって、利食い売りをせずに保有を続けていると、ある日突然、株価が急落してしまうことで、売却のタイミングを逃してしまうことが多く、利益を出すどころか逆に損失を出してしまうことも少なくありません。

ですので、上昇トレンドの途中であったとしても、保有している株式の何割かを売却することで、投資した元本を回収しておくことで、万が一、株価が下落してしまったとしても、残りの保有株はいつ売却しても元本割れになることはありませんので、金銭的にも精神的にも安定することができます。

また、人間は次から次へと欲が出てきてしまい、大きな利益を得ようとして無理をしてしまうことも多いですが、利益を出すどころか大きな損失を出してストレスを抱え込んでは意味がありません。ですので、一気に大きな利益を得ようとするのではなく、株価が天井につけなくても、ある程度株価が上昇したところで利食い売りをして、利益を確保することのほうが先決です。

そして、売却した後にその後も株価が上昇し続けても、「あの時売らなきゃ良かった」と後悔するのではなく、「売ってしまったものは仕方がない」、「損失を出さなかっただけでも十分良かった」と気持ちを大きく持つことが大切です。

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2018年テンバガー候補銘柄と注目のテーマ株

2018年テンバガー候補銘柄と注目のテーマ株としては、まず、AI(人工知能)関連の銘柄が挙げられます。2017年は、AIの関連銘柄が大きく上昇した年でありましたが、2018年も引き続き、AI関連は、幅広い分野で今後も発展することが予想されます。

2018年にAI関連で新規上場を果たした、もしくは予定されている企業としては、機械学習や人工知能を活用した、ホワイトカラー業務の効率化を手掛ける「RPAホールディングス株式会社」や、人工知能を活用したインターネットサービスの企画や開発、運営を手掛ける「HEROZ株式会社」が挙げられ、3月27日新規上場した「RPAホールディングス株式会社」の株価は、初日は公開価格の2,3倍、翌日には4倍を上回る1万4280円の高値で初値を付けました。

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テンバガーとは?意味や特徴、過去の銘柄と2018年注目の銘柄一覧のまとめ

テンバガー

以上で、テンバガーの意味や特徴、過去のテンバガー銘柄、テンバガー銘柄を狙う時の注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。テンバガーになる銘柄の特徴としては、時価総額や株価が低かったり、その年のテーマ株であったり、業績が急上昇していて、比較的若い会社が多いといった特徴がありました。

思い切ってテンバガー銘柄を狙うメリットとしては、短期間で大きな利益を得ることができたり、低位株が多いことから、少額からでも投資できるといったことが挙げられますが、逆に、仕手筋に狙われたり、株価の変動が激しいことで、利益を得るどころか大きな損失を被ってしまうリスクがあるということを肝に銘じておかなくてはなりません。

ですが、そういったリスクがあることも踏まえて、正しい知識や投資方法を身に着け、きちんと市場の流れや株価急騰の兆候をいち早く読み取ることができれば、株式投資で億万長者になることも夢ではありません。

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