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2018/04/14

承るとは?意味や使い方は?類語との違いなども解説!

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目次

「承る」とは?

承るひと

ビジネスシーンにおいてはプライベートでは使わないような言葉遣いを多く行います。頭をオンオフで切り替えてしっかり使い分けている方も多くいらっしゃいますが、ふとした時にポロっと普段遣いの言葉が出るものです。

それは普段意識して切り替えて言葉を使い分けているからであり、本質的なところまで理解をしていないからとも言えます。ですので、咄嗟に普段使っている言葉が出てしまい、しまった...なんて思いをしてしまうわけです。

そんな事にならないために今回はビジネスシーンで非常によく使うであろう「承る」と言う言葉にフォーカスを当てて、意味と使い方などを始めとした様々な用法をお伝えしていきます。本質を理解して身につけましょう‼︎

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「承る」の意味と読み方

第一に言葉の意味をしっかりと把握すると言うのは非常に大切な事です。しっかりと意味を把握するからこそ、言葉の側面だけではなく本質的な理解をすることが可能となります。「承る」の意味を理解していきましょう。

「承る」とは...
①謹んで聞く。拝聴する。
②謹んで承知する。
と言ったような意味になります。

ここに出てくる「謹んで」と言う言葉。これが「承る」と言う言葉の本質を知るために重要な言葉となります。では、簡単にですが「謹んで」の意味もご紹介していきます。

「謹んで」とは...
①軽はずみかないようにする
②控えめにする。
③うやうやしくかしこまる

と言った意味になります。
今回の場合は③の意味合いが大きいでしょう。しかし、「承知」には控えめでありながらも慎重に受け止めると言う姿勢を見せている事を忘れないようにしましょう。

「承る」は敬語?

先程、「承る」の意味を解説していきましたが今まで「承る」単なる敬語表現だと思っていた方も多いのではないでしょうか。それは間違いでは全くなく「承る」はとある言葉の敬語表現です。では、解説をしていきましょう。

「承る」とは「聞く」の謙譲語となっています。
謙譲語と言うのは自分の立場を下げて相手を立てることを言います。逆に尊敬語と言うのは自分の位置はそのままに相手を上に持ち上げて相手を立てる言葉のことです。

ですので「承る」と言うのは非常に低姿勢な受け答えであることがわかります。単純に敬語表現と言っても謙譲語に尊敬語、丁寧語と様々な用法があることは学生時代学びましたよね。そんな用法の違いも理解する必要があります。

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「承る」の類語【違いや使い分け】

実は「うけたまわる」と言う言葉には「承る」以外にも様々な類語や漢字が使われることがあるのですが、ご存知でしたでしょうか。ここではそんな「承る」以外の類語や漢字の場合の違いや使い分けをご紹介していきます。

「賜わる」

「賜る」とい書いて「たまわる」と読みます。今では「承る」ととてもシンプルに書くことが多くなりましたが、昔はこのあとご紹介するように「うけ賜る」なんて使い方が一般的です「うけ」のところには様々な漢字が使われます。

「賜る」の意味としては...
①目上の人からいただく。
②目上の人が目下の者に与える。

と言った意味があり、時代劇の世界こそ将軍が「賜りたまえ」なんて事を発したりはしますが、現代では目下の方が「賜ります」と謙譲語として使うケースがほとんどと言えます。受取手が相手を目上として捉えるわけです。

このように「賜る」と言え部分に謙譲語となる意味合いが含まれていると考えられます。では、項目からは「うけ」の部分に注目して、言葉によってどんな違いがあるのか解説をしていきましょう。

「受け賜る」

今回ご紹介する「うけたまわる」の様々な漢字表現の中において1番シンプルで親しみやすい言葉がこの言葉と言えます。「受け賜る」です。これは受諾と言った意味からも理解できるように、「受け入れる」と言った意味です。

物事や状況などを理解しましたなんて場合に「受け賜る」と言う言葉を使います。また物を頂戴する際にもこと「受け賜る」と言う言葉が使えます。非常にオーソドックスな使い方となるのがこの「受け賜る」です。

現代では「承る」は一語で済むようになってしまいましたので、このような「受け賜る」と言った使い方はあまりしませんが、この言葉がルーツである事を知っておく必要はあるでしょう。

「享け賜る」

「うける」にもさまざまな漢字が扱われますが「享ける」と言う漢字は今まで使ったことがないと言う方も多いのではないでしょうか。そのくらい現代では疎遠になってしまった漢字とも言える「享ける」

この漢字にはどう言った意味があるのか解説をしていくと、歴史を垣間見ることができます。「享ける」は【他から与えられる。身に授かる。また、系統・血筋などを引く。】と言った意味があります。

戦国時代などには系統や血筋が重要視され、それを引き継ぐために結婚などが行われていました。そう言った際に「享け賜る」と言った言葉を使うことがありました。今ではなかなか使わないですが、覚えておいて損はないでしょう。

「請け賜る」

最後に「請け賜る」と言う漢字表現の意味をご紹介していきます。さて、同じような流れにはなってしまいますが、この場合も「請ける」とはどういった意味であるのかと言うのを理解しておく必要があります。

「請ける」と言うのは
①要求や提案に応じる
②注文を引き受ける
といった意味合いがあります。「享ける」が身に授かるにような意味合いとなりましたが、こちらは比較的現代の承ると近い意味合いで使うことが可能となっています。「請求」と言った単語にもこの漢字は使われていますよね。

基本的にはビジネスの仕事の場において、金銭面のやり取りの際に使用するといいのではないでしょうか。内容をしっかりと理解して相違ありませんと言った承認の言葉となります。「承る」とうまく使い分けると良いでしょう。

「承る」の使い方と例文

承っているひと

ここでは現代社会においての「承る」の使い方を例文を交えてお伝えしていきたいと思います。ビジネスシーンやフォーマルなシーンで使える言葉を5つご用意しましたので、参考にしていただければと思います。

① ご用件承りました。

これは非常によく使うのではないかなと思います。受付業務の方は電話口や来客相手に対して、受注業務の方や上司から指示を受けるような仕事をされている方は毎日使う可能性だってあります。

これは「聞く」の謙譲語としての使い方はもちろんですが、【謹んで受ける】と言った意味もありますから、責任を持って慎重に取り組みますと言った意思表示でもあります。決して軽い意味ではありません。

丁寧な表現、敬語表現だからとよく使っていくうちに言葉の側だけの返事になってしまい、内容が伴っていないなんて事も考えられます。今の自分にそんなところがないか、しっかりと見つめ直してみましょう。

② 先方から依頼を承りました。

この表現もビジネスシーンでは非常によく使う言葉となっていますよね。その場にはいなくとも取引先の方からの依頼と言うのは大変責任のある仕事ではないかと考えられます。そう言ったときには「承る」の言葉がまさにピッタリです。

こう言った言葉遣いはどんな相手にも失礼に当たらず使うことができるためとても重宝することでしょう。ビジネスマンとしても非常にしっかりとした印象を植え付けることが出来るため、信頼度もアップすることでしょう。

③ ご用件承りましょうか?

こちらは疑問系の場合の使い方となります。相手の要求を聞きたいときに使用します。伺いますと言ったような言葉もありますが、「承りましょうか?」もしっかり使い分けておく必要があるでしょう。

「承りましょうか?」に関しては、相手の立場が不明の場合に使うのが良いでしょう。謙譲語は自分の立場を下げて相手を敬う言葉です。ですから、ビジネスシーン問わずフォーマルな場でも使えると言った利点があります。

④ ご要望を承ることができません。

今度は否定形で使う場合です。
承るは必ずしも肯定文の中で使うものではありません。否定文の中にもしっかり取り入れることができて、初めて使いこなせたと言えるのではないでしょうか。

断る文句にしても相手の機嫌を損ねずに柔なく丁寧に断りたいものです。そう言ったときには「承ることができません」と言った言葉を使うことで、丁寧かつ下手に出たお断りが入れられると言うわけです。

この使い方はぜひ覚えておきましょう。

⑤ 皆様のご意見を承りたく

会議の場ではこんな承るの言葉が登場してきそうですね。会社や部の総意で物事を決める場合、全員が会社にとって立場のある方である可能性が高いです。そう言った場合は、当の本人が謙譲語を用いて下手に出る必要があります。

こう言った場でどのような言い回しができるかどうかと言うのは確実に見られてしまいますので、ミスのないような言葉遣いと言うのは準備をしておきたいものです。言葉遣い1つで簡単に評価は下がってしまいます。

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「承る」は古語?

さて、数々の「うけたまわる」を紹介していきましたが「承る」は古語の分類になってしまうのでしょうか。確かに昔から使われているイメージがあるので古語にも入りそうな感じもします。確認をしていきましょう。

まず古語の意味ですが
「昔はよく用いたもので、現代では普通は用いないもの」といった意味があります。ですから、この言葉の意味から紐解いてみれば、「承る」は現代でもよく使う言葉ですから古語ではないと言えます。

しかし、言葉自体は相当昔から用いられており源氏物語にもその活用が見られるほど。古くから使われている言葉という側面は間違いではありませんが、現代でも非常によく使う言葉ですので古語とは言い難いでしょう。

承るとは?意味や使い方は?類語との違いなども解説!のまとめ

承るまとめ

いかがでしたでしょうか。
「承る」と言う言葉に関して、言葉の変化における簡単な時代背景の説明を行いながら、「承る」の本質に迫ってみましたが、ご理解いただけましたでしょうか。実際に学んでみると知らなかったことがたくさんあることに気がつけます。

「承る」は「聞く」の単なる敬語表現だと思っていた方はその意味の深さに驚愕をしたのではないかと思います。このように使い方だけを覚えて言葉の意味を知らないと言うのは大きな落とし穴にハマる可能性があります。

普段よく使う言葉だからこそ、しっかりと意味を理解して本質を捉えておく必要があります。それはとても大切なことです。伝わるからと言ってOKで済ませてしまってはいけません。普段使うからこそしっかりと覚えておきましょう。

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