宮城県に方言がある?
首都圏で使われる言葉は、テレビニュースのアナウンサーが使うような、いわゆる標準語と言われる言葉です。
しかし、宮城県には方言と言われるその地域独自の言葉があるのです。方言は、少しなまっていたり、標準語にはない言葉がたくさんあります。
そのため、標準語しか知らず宮城の方言を知らない人は、その言葉に出会うと意味不明に感じてしまうこともあります。
しかし、その地域の独自の言葉なので、とてもローカル感があって暖かみのある言葉が多いのも特徴です。
宮城県出身の人でも、そうでない人でも方言を聞くとほっとしてしまうという部分があるのは、そのためでしょう。
宮城県の方言の特徴
宮城といってもとても南北に広い地形をしていますので、宮城は結構広いものです。宮城の中でもその地域別にいろいろあります。
そのため、その方言を使わない地域の人が別の方言を聞いたら通じないということもあるほど、バラエティに富んだ方言が宮城にはあるのです。
宮城県出身であっても、宮城のほかの地域の方言を聞いたら理解できないこともあるということもあるところが、宮城県の方言の面白いところです。
宮城県にはいろいろな方言があります。場所によって違うのでいろいろと見比べてみたり、自分が旅行などで訪れて気に入った思う地域のものを覚えて帰るのも楽しいものです。
宮城の方言一覧【基本の会話】
基本的な会話の中で使われる宮城の方言を集めました。集めた宮城の方言には、以下の5つがあります。
- みっともない人に言う言葉
- お風呂に水を入れて温度を下げるときに使う方言
- 帰り道に話があるときに使う方言
- ゴミを捨てておいてと頼むときに使う方言
- 全く何もしない人に使う方言
では、それぞれの「宮城の方言」について詳しくみていきましょう。
宮城の方言①:めくせえ
この方言は、みっともないという意味です。めくせえと言うと、みっともないという意味になるのです。みっともない人に使う言葉は、このめくせえです。
「めくせえごだ」というと、みっともないこと!という意味になります。めくせえだと面倒くさいが崩れたような意味に聴こえますが、本来は違います。標準語を基準にして考えると、方言クイズには不正解になってしまいますね。
宮城の方言②:うめて
うめてとあえてひらがな表記にしたのは、「埋めて」ではないからです。お風呂が熱いときに水を入れてほしいときに「うめて」と使うのです。
お風呂をうめると聞くと、少し土を埋めなくてはならないのではないかと思う人もいるのではないでしょうか。しかし、水を入れてという意味なので覚えておきましょう。
埋めるというのは、土を埋めるという意味ですが、「うめる」は水を入れて薄めるのようなニュアンスがあります。
宮城の方言③:あどのけえり
帰り道に話があるというときの帰り道の意味が「あどのけえり」です。あどのけえりと言うと、帰り道という意味になるのです。あどのとあると「後の」のように聞こえますが、本来は違います。
こちらも、標準語に当てはめて考えるとだいぶ外れた意味に取ってしまう方言であるといえます。
宮城の方言④:なげて
ごみを捨てておいてと話すときに、「なげて」という言葉を使います。ごみをなげておいてというのです。標準語的に使うと、ポイ捨てしておいてと頼まれているように聞こえますが、本当は違います。
ゴミを捨てる、いらないものを捨てるというときに「なげて」を使うのです。
ゴミを投げておいてと言葉の表面だけを取ってしまうと、その当たりに放っておいてしまいたくなりますが、そうすると相手を怒らせてしまうので、注意しましょう。
宮城の方言⑤:ろぐすっぽ
こちらは、標準語と同じような言葉遣いですね。ろぐすっぽはろくすっぽとよく似ています。ろぐすっぽ何もしないというように使います。
ろぐすっぽは標準語に訳すと「全く」という意味になります。ろぐすっぽ何もしないといった感じで使います。
宮城の方言一覧【おもしろ】
日常会話的に使う方言のほかにも、面白い宮城の方言には、以下の5つがあります。
- こんばんはというときに使う方言
- 食品を潤すときに使う表現
- ふざけるというときに使う表現
- かわいいというときに使う表現
- 穴が開いた靴下を表す表現
では、それぞれの「宮城の方言」について詳しくみていきましょう。
面白い宮城の方言①:おばん
おばんという言葉を聞くと、おばさんになってしまった人に使う言葉だと思う人もいるかもしれません。
しかし、これは「こんばんは」という意味で使うのです。おばんという言葉はかなり一般的で、東北ではテレビ番組のニュースのアナウンサーなどが使用していたりもします。
おばんと聴くと、ただのおばさんという意味合いに聞こえてしまいますが全然違うということを覚えておいてください。
面白い宮城の方言②:うるかす
食品を水につけて潤して、そして柔らかくするというニュアンスのある方言で「うるかす」というものがあります。
うるかすと聞くと、東北弁を知らない人は何なのか分からない人が大半だと思いますが、うるかすとは水につけて柔らかくするというニュアンスの言葉なのです。
うるかすと潤すはなんだか似ていますね。うるかすの意味が覚えづらかったら、そのように覚えておくのも良いかもしれません。
面白い宮城の方言③:おだづ
おだづとは、ふざけるという意味です。おだづと聞くと、東北の方言を知らない人から見ると、お札のように聴こえてしまうこともあります。しかし、「おだづ」とはふざけるという意味なのです。
意味を知らない人がおだづと聞くと、意味不明だと感じることも多いかもしれませんが、宮城県の方言としては普通なのです。
よく、ふざけるな!という言葉を使う人がいますがこれが宮城県では「おだづな!」ということになるのです。
面白い宮城の方言④:めんこい
めんこいとは、かわいいという意味です。めんこいと聞くと、宮城県の方言を知らない人は駄菓子屋さんで売っている「めんこ」のように思ってしまう人もいるかもしれません。
でも、実際は違います。めんこい、めんこいというのは「かわいい、かわいい」という意味になるのです。
かわいいペットや、孫に対しておばあちゃんなどが「めんこい、めんこい」というのです。めんこいとはめんこではありませんので、気を付けましょう。
面白い宮城の方言⑤:おはよう靴下
おはよう靴下は、穴が開いた靴下を表す宮城の方言です。おはよう靴下は、宮城の学生も使うポピュラーでナウな方言なのです。
おはよう靴下などと言うと、宮城の方言を使わない人たちにとってはまるで靴下に挨拶をしているかのようですが、本来は違います。
おはよう靴下はいずれ「なげる」対象になる運命なのです。おはよう靴下、なげておいてなどと使うと、本当に宮城人のようになれますね。
宮城の方言一覧【かわいい】
宮城の方言には面白いものや実用性のあるものがありますが、かわいい宮城の方言には、以下の5つがあります。
- ~してくださいと言うときの表現
- たくさんという表現を使いたいときの方言
- うそという言葉を表現するときに使う方言
- かわいいカエルのような方言
- キリンビールもかわいく方言で表せる
では、それぞれの「宮城の方言」について詳しくみていきましょう。
かわいい宮城の方言①:けさいん
けさいんとは、「~してください」がなまって「けさいん」になりました。けさいんという言葉は、標準語では~してくださいという言葉です。
けさいんとは、「~してください」という意味です。何かをしてほしいときに、語尾にしてくださいと付けたいときはけさいんと使っているのです。
けさいんという言葉は、宮城県の方言としてかなり一般的ですが宮城に住んでいない人には珍しいものですね。
かわいい宮城の方言②:いぎなし
いぎなしとは標準語に当てはめて考えると「いきなり」のように聞こえますが、いきなりとは全く違う言葉です。
宮城県のいぎなしとは、「たくさん」という意味なのです。だから、いぎなしがおったと言うと、とても疲れたということになります。
いぎなしは、文字だけ見ると異議なしのように見えますが本当は違います。異議なしではなくいぎなしなのです。
かわいい宮城の方言③:うそんこ
うそんことは、標準語に当てはめても分かりやすい宮城の方言で、「うそ」という意味になります。
うそんこという言葉はだれでも分かりやすい言葉なので、うそんことひと言、話すことによって、嘘と言う言葉を表現できます。
うそんこじゃねえからなといえば、これでもう、嘘ではないという意味になるのです。うそんことは、本当に分かりやすくて覚えやすい表現です。
かわいい宮城の方言④:けろ
「けろ」とは、けさいんと同じような意味で、「~してください」という意味です。けさいんはよく使われますが、けろもまた同じような意味で使われる宮城県の方言です。
けろと聞くと、まるでかえるの鳴き声のようでかわいいですが、してくださいという意味になります。けさいんとセットで覚えると同じか業なので分かりやすいかもしれませんね。
かわいい宮城の方言⑤:チリンビール
宮城県の方言では、キリンビールがなまってチリンビールになっています。キリンビールのキがチになってしまうと、とてもかわいらしいですね。
宮城県の方言ではかわいいと思うものがたくさんあります。地域感を感じられるものが多く手、そこも魅力的です。
宮城の方言女子はモテる?理由は?
宮城の方言女子がモテるのは、以下の5つの理由があります。
- 気持が伝わりやすいから
- 地域感があるから
- 飾り気のない素朴さがあるから
- 暖かみがあるから
- 感情的になったときにも良いから
では、宮城の方言女子がモテる理由を、それぞれ詳しくみていきましょう。
宮城の方言女子がモテる理由①:気持が伝わりやすいから
方言女子がモテやすい要因の1つに「感情が伝わりやすいから」というものがあります。飾り気のない言葉を使われると、とてもダイレクトに言葉が伝わりやすいものです。
方言を使ってはなされると、普段と方言に聞きなれていない人は方言を聞くと少しおかしな気分になってしまうかもしれませんが、方言はそれほどインパクトがあるので心に残りやすいという点もあります。
そのため、結果として、心に残りやすくてモテやすいという結果になる場合もあるのです。
宮城の方言女子がモテる理由②:ローカル感が安心するから
同じ地域の人の場合、ローカル感があるとやはり安心するものです。ローカル感を出すのに適した方法の1つが、方言での会話なのです。
ローカル感があると、やはり安心します。安心すると結果としてモテやすくなったりするのです。
宮城の方言女子がモテる理由③:素朴さがあるから
飾らない素朴さが方言にはあります。素直さがあると、モテやすくなるのは当然でしょう。素直さがあるとモテるというのは、当たり前のことです。
飾らない、裏表のない人だと思われるとモテるのは普通のことなので、方言を使う女子はモテやすいという部分があるのです。
宮城の方言女子がモテる理由④:暖かみがあって安心するから
方言には標準語にはないその地域らしさがあります。方言は標準語にはないひびきがあり、そのひびきがとても良いのです。暖かみを感じさせます。
そして、その暖かみによって相手を安心させて、そして相手に対して信頼やモテ度をアップさせることができるのです。
宮城の方言女子がモテる理由⑤:ケンカになっても方言は有利
感情的になって、けんかになってしまうことも人間なのであることでしょう。しかし、方言女子の場合は、感情的になったときも方言を使うことによって、少しかわいいなと思われる場合もあります。
感情的になっても、このような印象を与えられるのは方言の良いところです。このような特徴があるから、結果としてモテやすくなるのです。
宮城県の方言一覧!基本の会話で使う方言、おもしろい・かわいい方言のまとめ
方言女子はやはりモテやすい部分がありました。宮城県の方言は変わったものや面白いものまでいろいろなものがあります。標準語にはない言葉なので、聞きなれない人もたくさんあるのでバリエーションに富んでいました。
方言は暖かみがあって、その地域感が出ているところがとても魅力的です。地域感を感じたい人はぜひいろいろと知ってみてくださいね。