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2018/06/11

潰れる会社の特徴や前兆、空気!躍進する会社との違い!

現在、日本だけでも大中小の規模に関わらず、約400万社以上の会社があるそうです。
当然、毎日どんどん新しい会社が誕生している一方で、毎日潰れていく会社もあるわけです。
ここでは以下に、潰れる会社の特徴を掘り下げて考え、更に潰れる会社の社長はどのようなタイプが多いかも探ります。
その上で、潰れる会社に多い社員あるあるや、潰れる会社にありがちな前兆、潰れる会社と躍進する会社の違いなども考察していきましょう。

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潰れる会社の特徴

潰れる会社には、以下の8つの特徴があります。

  1. 経営が杜撰
  2. 営業が不振
  3. 資本金が少ない
  4. ビジネスモデルが確立していない
  5. 資金繰りが自転車操業
  6. 給料が遅配気味
  7. 社員に達成不可能で無茶な売上ノルマを課す
  8. 取引企業から切られる

では、それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。

潰れる会社の特徴①:経営が杜撰

潰れる会社あれこれその1

潰れる会社の大きな特徴として、杜撰な経営体質が挙げられます。

財務や経理に関してもドンブリ勘定が常態化していたり、管理体制やお金の流れのチェック体制が甘かったりするとそこから大きな亀裂が入ったりします。

このようないい加減な経営体質の場合、イケイケで会社がどんどん大きくなっているような時はまだ良いのですが、景気が悪くなると途端に放漫経営のツケを払わされることになり、最悪潰れてしまうのです。

潰れる会社の特徴②:営業が不振

当たり前の話ではありますが、会社の売上が上がらなければ、会社を維持していくことは困難になります。

潰れる会社に最も多い理由としては、本業の販売不振、営業不振による業績の悪化や伸び悩みが挙げられます。

このパターンには慢性的に売り上げが不振なケースと、それまで営業的に好調だったものが、潮目が大きく変わったことによって、一気に売上が激減して業績不振に陥るケースと二通りがあります。

潰れる会社の特徴③:資本金が少ない

主にベンチャー企業や零細企業などの場合には、そもそもの資本金が少なすぎて、リスクヘッジができずに機能不全に陥り、そのまま倒産してしまうという特徴があります。

現在は少ない資本金、極端な話をすれば1円からでも起業することは可能なので、周到な準備と資金を用意せずにあまり考えもなく起業する人も少なくないようです。

このようなケースでは、そのまま波に乗ってトントン拍子でうまくいく人もいますが、かなりのレアケースです。

潰れる会社の特徴④:ビジネスモデルが確立していない

これもやはり設立して日が浅いベンチャー、零細企業に多い潰れるパターンの特徴ですが、確固としたビジネスモデルの骨子が確立していないまま企業活動しているというものです。

会社を設立する際に、公証役場に定款を提出しなくてはなりませんが、この定款は幅広い業種を書くことも可能です。

なので、コレといったビジネスモデルや専門分野もないのに勢いできぎょうしてしまった場合、現実は厳しく抜き差しならなくなって業績も上がらないまま潰れてしまう、といったパターンも結構多く見られます。

潰れる会社の特徴⑤: 資金繰りが自転車操業

大企業であれ、中小零細企業であれ、会社という生き物を延命させていくには、売上が必要です。

それとともに、会社には運転資金(ランニングコスト)が無いとやっていけません。

それを供給するのがメインバンクと呼ばれる運転資金を毎月貸し付けてくれる銀行などの金融機関です。

しかし、潰れる前の業績の悪い会社では、この大事な生命線の資金を貸し付けてくれるメインバンクから切られてしまうことがあります。

そうなると、消費者金融など高金利の金融機関から複数運転資金を借りなくてはならず、それらの利子を毎月支払うだけの自転車操業となり経営はますます悪化してしまうのです。

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潰れる会社の特徴⑥:給料が遅配気味

潰れる会社の特徴として、資金繰りが上手くいかなくなることによって、従業員の給与も滞り始める、という点が挙げられます。

その第一として、給料日に給料が振り込まれず、数日遅配が生じるようになります。

そして、営業などに売掛金の早めの回収をうるさく促すようになります。

これがさらに悪化すると、給料が滞ったまま、1~2ヶ月が過ぎると言った末期症状に移行します。

潰れる会社の特徴⑦:社員に達成不可能で無茶な売上ノルマを課す

潰れる会社は、累積債務で泥沼に落ち込んだような状態になっているケースがほとんどです。

そうした会社では、最後の悪あがきのように、社員に無謀な売上目標や営業ノルマを課すという特徴が見られます。

当然、まず不可能で無謀なノルマなので社員もプレッシャーで潰れてしまったり、次々と辞めていきます。

潰れる会社の特徴⑧:取引企業から切られる

潰れる会社はそれ以前に業績や財務状況が悪化しますから、主要な取引先がその事実を調査した場合には、突然関係を切られるという特徴が挙げられます。

それ以降は、大口の取引先が無くなり小口の諸口などをコロコロ変えて仕事をしていくスタイルになります。

その過程でも、取引先の担当者などから「おたくの会社、大丈夫?」とか潰れそうな噂を聞かされるケースが増えてくるのも特徴です。

<下に続く>

潰れる会社と躍進する会社の違い

潰れる会社と躍進する会社には、以下の4つの違いがあります。

  1. 経営理念の有無
  2. 具体的な中長期的ビジョンの有無
  3. 従業員の定着率
  4. 開発分野への取り組み

では、それぞれの「違い」について詳しくみていきましょう。

潰れる会社と躍進する会社の違い①:経営理念の有無

潰れる会社と躍進する会社の違いとしてまず挙げられるのは、しっかりとした経営理念を持っているか?否か?です。

躍進する会社は、総じて経営者や経営陣が確固とした経営理念や理想を掲げて、それに従って企業活動をしている会社です。

個人における人生哲学や信念のようなものです。

潰れる会社には、この経営理念が希薄で曖昧でグラつきやすい会社が多いのです。

潰れる会社と躍進する会社の違い②:具体的な中長期的ビジョンの有無

躍進する会社は、その個々の事情に対して、明確な中長期的な目標とそれに付随するビジョンを持っています。

その大きな骨子に沿って、細かい戦略をその都度立てていくので、非常に合理的です。

これに対して、潰れる会社の多くは、短期的なビジョンしか持たないケースが多く、行き当たりばったり的な反射神経で仕事をこなしているところが目立ちます。

こういった場当たり的な会社の行き方は将来の発展につながらない要素が多いのです。

潰れる会社と躍進する会社の違い③:従業員の定着率

潰れる会社と、躍進する会社の目に見えてわかりやすい違いに、従業員の定着率があります。

躍進する会社は、当然のことながら業務内容だけでなく待遇や未来にも希望を持てて集中できる要素が多いので、辞めていく社員は少なく、定着率は高いです。

一方、潰れる会社は、いわゆるブラック企業的な要素が満載になりますから、中で働いている従業員にかかるストレスとプレッシャーはかなりのものになり、耐えかねて辞めていく人が後を絶ちません。

潰れる会社では、とにかく従業員の移り変わりが早いのが特徴です。

潰れる会社と躍進する会社の違い④:開発分野への取り組み

躍進する会社というのは、ある分野でそれなりの成功を収めると、そこで得た利益をただ単に従業員に還元したり、内部留保したりするだけでなく、会社の更なる躍進と成長に回そうと考えます。

つまり、まだ会社の基幹部門にはなっていない新しい開発分野を開拓しようとチャレンジする努力を怠らないのです。

対して、潰れる会社は、何か一つの分野で安定してしまうと、リスクとチャレンジを嫌い、開発分野を切り開こうとはしません。

この姿勢の違いが、5年10年のスパンで見ると会社の死活を分けるのです。

開発分野も苦労してモノにした企業は、もともとの基幹分野が時代の流れで下火になっても、生き残ることができます。

単一の得意分野しか持たない企業は、その期間業種が廃れたら会社も潰れてしまうのです。

<下に続く>

潰れる会社の前兆

潰れる会社には、以下の6つの前兆があります。

  1. 極端な経費削減が強制される
  2. 頻繁に在庫一掃セールを行う
  3. 期日前にも関わらず売掛金を回収させる
  4. メインバンクが変更になる
  5. 給料が遅配される
  6. 手当がカットされたり賞与の計算方法が見直される

では、それぞれの前兆について詳しくみていきましょう。

潰れる会社の前兆①: 極端な経費削減が強制される

潰れる会社の前兆としてまず挙げられるのが、極端な経費削減の呼びかけです。

普通に、「使っていない会議室や休憩室の照明はこまめに消しましょう」というような節電などの呼びかけではなく、必要なコピー用紙や文房具などの使用についてもいちいち口やかましく上司が文句を言うようになれば要注意です。

これが進むと、外回りの営業などのガソリン代も、経費は半分までで、半分は自腹出費などといったかなりヤバ目の次元に突入していきます。

潰れる会社の前兆②:頻繁に在庫一掃セールを行う

潰れる会社の前兆として、メーカーの特売キャンペーン期間などの明確な理由がある期間以外にも、頻繁に「在庫処分セール」などと銘打って、特売セールを繰り返すケースです。

中には仕入れ価格すら割り込んだ採算度外視の商品も多く、まさにたたき売りと様相を帯びていたら危険です。

これは、資金繰りが苦しいために、何が何でも目の前にキャッシュが欲しくてやっている自殺行為だからです。

潰れる会社の前兆③:期日前にも関わらず売掛金を回収させる

売掛金は、現金決済であれ、手形や小切手の決済であれ、契約期日が取引先ごと、顧客ごとに決まっているものです。

ですが、潰れる会社はその前兆として、この売掛金をそれぞれの営業担当などをせっついて、期日前に回収させようとします。

これは、投げ売り在庫セールと同じく、資金繰りがショートしかけているために、何が何でも現金を用意する必要に迫られた意味が隠されています。

この売掛金回収の支持を、社長自ら命じるようになったらいよいよ危ない状態だと思っていいでしょう。

潰れる会社の前兆④:メインバンクが変更になる

潰れる会社の前兆として、資金繰りをレギュラーで行っている主要取引銀行であるメインバンクが変更になるというものがあります。

これは、業績不振や財政破綻を試算したメインバンクに融資を切られた可能性が大です。

それで、もっと審査の甘い他行に切り替えたパターンが最も考えられる理由です。

更に、銀行だけでなくノンバンクにも融資を受け始めたり、社長自らが銀行に出向いていく機会が増えてきたら、高い確率で潰れる前兆と見られます。

潰れる会社の前兆⑤:給料が遅配される

そして、実際にその会社で働いている社員にとってもっともわかりやすい会社が潰れる前兆は、給料日に給料が支払われなくなることです。

給料の遅配というものです。

最初のうちは、週を跨いで2、3日程度遅れるというもので、事前に通知したりもしますが、そのうち通知もなく1週間以上も給料の遅配が起こり始めます。

そうなるともう末期で、倒産は近いと考えて良いでしょう。

潰れる会社の前兆⑥:手当がカットされたり賞与の計算方法が見直される

会社が潰れる前兆として、同じく従業員が肌で感じられるものに、諸手当のカットやボーナスの変更またはカットがあります。

これまでは、規定時間の範囲であれば普通に出ていた残業手当が一切出なくなるとか、交通費に至っても全額支給だったものが、半額補助に突然変わるとか、その類のものです。

更に、賞与の計算方法が突然変わり、大幅に支給額が減ったり、酷い場合には賞与自体が廃止になったりします。

<下に続く>

潰れる会社の空気・雰囲気は?

潰れる会社あれこれその2

潰れる会社は、社長はじめ上の経営陣は資金繰りに駆けずりまわることになるので、下の社員の監視や教育はまったくほったらかしになります。

なので、潰れる会社の空気や雰囲気は、全般的に緊張感が乏しく、だらけた感じになるのが普通です。

更に、ヤバい空気をもっと前に察知した賢い社員はどんどん辞めていくので、常に求人を出している状態になり、求人広告を見て入ってきた中途採用の新人が、常に入ってはすぐに辞めていく、という悪循環を繰り返しています。

そのため、特定の社員に過重に負荷がかかり、そういった社員は心身ともに疲労困憊しています。

<下に続く>

会社が潰れる理由

会社が潰れるには、以下の5つの理由があります。

  1. 販売の不振
  2. 不良在庫
  3. 既住のシワ寄せ
  4. 過大な設備投資
  5. 連鎖倒産

では、会社が潰れる理由を、それぞれ詳しくみていきましょう。

会社が潰れる理由①:販売の不振

会社が潰れる理由で最も多いのは、販売不振、すなわち、売上額の低下や伸び悩みによるものです。

多くの場合には、年々徐々に売上が下降線を辿り、財務が黒字から赤字に転落していくものですが、構造の激変期などには、それまで黒字だったものが一気に大幅な売上減により赤字に転落するケースもあります。

会社が潰れる理由②:不良在庫

中小企業の卸売りの問屋業や、工務店などに多い倒産の理由としては、不良在庫の抱えすぎといったものが挙げられます。

不良在庫とは、メーカーの指定代理店などになると、季節ごとのセール価格で、ノルマ分の大量の在庫を仕入れなくてはならない決まりがあります。

これが全部売れてさばければ大きな利益が出るのですが、大量に売れ残った場合には、それをさばくことができずずっと倉庫に残ってしまい、いわゆる死に在庫(デッドストック)となってしまいます。

このようなことがずっと続けば、在庫がさばけず仕入れ額だけが膨らんでいく慢性的な赤字体質になり、やがて倒産に至る大きな原因になるのです。

会社が潰れる理由③:既住のシワ寄せ

会社が倒産する理由として非常に多い理由に「既住のシワ寄せ」というものがあります。

これは、実際には長い期間、業績が悪化していたのにそれに気が付かず、放置し何の対応策も改善策もとっていなかったことをこう呼びます。

なまじ先代からの資産が大きな親族経営の会社などでは、資産運用で誤魔化していたりするため、本業の危機に気づくのが遅れたりしがちです。

気が付いた時には手遅れで、倒産以外の選択肢はない、といったパターンです。

会社が潰れる理由④:過大な設備投資

設備投資費用を、適正な範囲を超えて課題に変えた場合には、それが資金繰りを圧迫して、倒産につながることもままあります。

設備投資は効率化や人件費の削減など、総合的にプラスになるようにかける費用なのですが、適正な範囲をはるかに超えているにもかかわらず、それがもたらす利益は見合わないものになるケースがあります。

このような場合には減価償却すらできないで、ただいたずらに財務と資金繰りだけを圧迫させて、倒産へ追い込む原因になってしまうわけです。

会社が潰れる理由⑤:連鎖倒産

製造業や建設業などでは、下請けや孫請けなど、特定の取引先グループで仕事を回して行っている業態が多数あります。

このような業態の下請けの中小企業においては、仕事の発注のほぼすべてを依存している取引企業が倒産してしまえば、たちまち煽りをモロに受けて連鎖倒産してしまうのです。

<下に続く>

潰れる会社の特徴や前兆、空気!躍進する会社との違い!のまとめ

潰れる会社あれこれその3

潰れる会社について、その特徴や潰れる前兆、更に潰れる理由などについても掘り下げて考察してきました。

いかがだったでしょうか?

潰れる会社と躍進する会社の違いなどを見れば、会社にとって重要なことがある程度わかるのではないでしょうか。

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「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
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