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2018/06/13

団塊の世代の年齢は?世代の特徴やゆとり世代との違い!

経済や社会関係のニュースでよく耳にする「団塊の世代」ですが、はたして年齢としてどのくらいの年代であり、特徴や現在のゆとり世代との違いはどこにあるのでしょうか。本記事では、団塊の世代の年齢や特徴、ゆとり世代との違いを解説いたします。ニュースをより理解しやすくするために団塊の世代について一緒に見ていきましょう。

Large old people couple together connected  1
目次

団塊の世代の年齢っていくつ?

経済や社会のニュースでよく耳にする言葉の1つが「団塊の世代」と呼ばれる人々です。
団塊の世代という言葉をよく耳にはするものの、彼らがどのような人々かがわからないという方も多いでしょう。

団塊の世代とは、戦後間もない1947年から49年にかけて生まれた人々のことです。
この3年間は生まれた人々の数が今の水準からみるとあまりにも多いため、第一次ベビーブームと呼ばれています。

2018年現在の彼らの満年齢は69歳から71歳であり、大体70歳前後と考えてよいでしょう。

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団塊の世代の特徴とは?

高度成長期に建った東京タワー

団塊の世代には、以下の7つの特徴があります。

  1. 常に競争にさらされてきた
  2. 高度経済成長のけん引役
  3. 亭主関白
  4. 核家族化の先駆け
  5. 実は音楽大好き
  6. 自己主張が強い
  7. 努力や苦労を重視する

では、それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。

団塊の世代の特徴①:常に競争にさらされてきた

団塊の世代の人々の特徴としてまず挙げられるのが、常に競争にさらされてきたという点です。
団塊の世代は実に800万人もおり、その数の多さだけに幼少時の学校教育から競争と無縁ではいられなかったといえます。

また、彼らが成人した頃の大学進学率は今と違って20%程度でそこまで高くなかったにもかかわらず、国公立大志願者が多い状況でした。
ただ、これは男性のみの傾向で、女性の場合はそこまで教育を施されることが重視されていませんでした。

一方で雇用関係では当時の日本の経済が右肩上がりだったことから、そこまで職場探しに困るということはなかった傾向といえます。

団塊の世代の特徴②:高度経済成長のけん引役

800万人もいる団塊の世代の人々が成人した頃の日本は、戦後の混乱期を経て未曽有の経済成長の時代を迎えていました。
経済成長には莫大な労働力が欠かせなかったため、中学や高校を卒業したてで若く将来有望な彼らは「金の卵」ともてはやされました。

地元の学校を卒業した後、就職列車で東京など大都市に向かい、そこで労働者となる集団就職も彼らが中心でした。
大都市部での工場や中小企業の従業員としての彼らの仕事ぶりが、その後の日本を世界的な経済大国に押し上げる大きな原因となりました。

同時に日本全体の人口が大都市部に集中するようになり、今も見られる東京一極集中の状態もこの頃から顕著になります。
このため、大都市の周辺に多くのニュータウンが形成されたのもこの時期からのことです。

団塊の世代の特徴③:亭主関白

戦後間もない頃に生まれた団塊の世代は家庭では亭主関白で、女性や子供は夫・父親に従うべきという考え方があったのも特徴です。

学校教育では、戦後間もなく導入された民主主義教育の影響は受けていました。
しかし、一方でそれまでの男尊女卑や家制度の考え方の影響も色濃く受けていました。

このため、男性は外で働き、女性は家を守るという考え方が強く、男性は仕事に、女性は家事や子育てが当たり前と考えられていました。
結果として、男性の方で仕事はきちんとできる割に、家事は全くできないといった方も団塊の世代ではよく見られます。

団塊の世代の特徴④:核家族化の先駆け

団塊の世代の人々の特徴として、核家族化の先駆けとなったのも見逃すことができない点です。
核家族とは、夫婦と子供だけで構成されるごく小規模な家族の形を指し、現在の日本では主流となっています。

核家族化が進行したのは1970年代以降のことで、団塊の世代が社会の主要な担い手として活躍しだした時期のことです。
それまでは家族全員が1つ屋根の下に暮らす大家族が主流でしたが、都市部に移った団塊の世代が独立して家族を営むようになりました。

なお、核家族化が進行した1970年代(特に前半)に団塊の世代の人たちは子供を持つようになりますが、それが団塊ジュニア世代です。

団塊の世代の特徴⑤:実は音楽大好き

団塊の世代の人たちのイメージとして、働いてばかりというものが付きまといがちですが、一方で音楽が大好きという特徴もあります。
これは、彼らが青少年の時代に欧米文化の影響を色濃く受けたことが背景にあります。

彼らが青少年期を迎えた頃とは1950年代から60年代のことで、ロックやジャズ、フォークソングといったものが流れてきた時代です。
特に1960年代にはビートルズやグループサウンズが世界的に人気を博していたことから、その真似をした人々も少なくありませんでした。

団塊の世代の特徴⑥:自己主張が強くわがまま

団塊の世代の人々の特徴として、自己主張の強さも挙げられます。
彼らは幼少時から民主主義教育を受け、大学生になった人々の中には学生運動を経験するなど自己主張や自分の権利に関する経験が豊富です。

そのため、自分が得るべきものについては遠慮しないという一面がある一方で、周囲からはわがままととらえられがちです。
加えて、高齢者となって退職した彼らがコンビニなどでクレームをつけたり暴言を吐いたりすることも少なくありません。

誰もが年をとれば脳の機能の衰えから、共感性や理解力が低下しますが、団塊の世代の場合はそこに自己主張の強さも加わるのでしょう。

団塊の世代の特徴⑦:努力や苦労を重視する

団塊の世代の人々は、努力や苦労を重視する価値観を持っているという特徴もあります。
スポ根アニメのキャラクターではありませんが、血と汗と涙を流すことに美徳を感じる傾向です。

彼らが努力や苦労を重視する理由としては、日本を経済大国にしてきた自負や日本人独特の精神論重視の価値観の影響があります。
だからこそ、努力や苦労をしているかどうかを他人について判断する基準としている傾向が非常に強いといえるでしょう。

ただし、現在では団塊の世代が現役だった頃とは打って変わって、先の見えない時代になっています。
このことから、今の時代の現役の人々からすれば時代遅れで古くさい老害といった評価がされることも少なくありません。

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団塊の世代とゆとり世代の違いとは?

自信たっぷりな人

団塊の世代とゆとり世代には、以下の5つの違いがあります。

  1. 自己主張が強いおとなしいか
  2. 競争が激しいかそうでないか
  3. 努力に対する価値観が強いかどうか
  4. 欲望があるかないか
  5. 重視するのがプライドか実用性か

では、それぞれの「違い」について詳しくみていきましょう。

団塊の世代とゆとり世代の違い①:自己主張が強いかおとなしいか

団塊の世代とゆとり世代の違いとして、自己主張が強いかおとなしいかという点がまず挙げられます。
団塊の世代の場合は、物心ついたころから民主主義教育や学生運動を経験してきたことから自己主張が強い傾向です。

一方でゆとり世代の場合は自己主張はあまりせず、むしろおとなしいといっても過言はないでしょう。
例えば、仕事に対する態度でも上司の指示に対しては一切異論を唱えることはなく、教わったマニュアルを基準に黙々とこなしがちです。

たとえそれが理不尽なもので不平不満を持つ場合でも、せいぜいインターネット上の掲示板やSNSに書き込む程度といえるでしょう。

団塊の世代とゆとり世代の違い②:競争が激しいかそうでないか

団塊の世代とゆとり世代の違いとして次に挙げられるのが、競争が激しいかそうではないかという点です。
この点で違いがある主な原因として、それぞれの世代の人口規模の違いと受けてきた教育の内容が挙げられます。

団塊の世代の場合はベビーブームの時代に生まれたということで非常に規模が大きく、そのために教育面でも受験競争にさらされていました。
また、大学進学率が今ほど高くなかったことから、大学受験でも競争率が高かった世代だったことも挙げられます。

一方のゆとり世代の場合は、すでに少子高齢化が始まった時代に生まれたこともあり、団塊の世代に比べると極めて人口規模は小さいです。
加えて、大学進学率もかつてに比べると随分と高く、誰もが大学進学ができる時代であるため、競争がそれほど起こりにくいといえます。

団塊の世代とゆとり世代の違い③:努力に対する価値観が強いかどうか

団塊の世代とゆとり世代の違いでは、努力に対する価値観にも違いが見られます。

まず団塊の世代の場合は、彼らが現役の頃の日本経済が右肩上がりだったことから、努力さえすれば報われるという考えが強いです。
加えて、昔からある精神論とも合わせて、努力や苦労に美徳を感じる傾向が強いともいえます。

一方のゆとり世代は、物心ついたころにはすでにバブルが崩壊し、低成長時代に入るなど日本社会が先行きが不透明となっていました。
そのことから、努力をするよりもむしろ現状維持で堅実に歩んでいこうという気風が如実に見られます。

団塊の世代とゆとり世代の違い④:欲望の強いかないか

団塊の世代とゆとり世代の違いは、欲望の強さにも見え隠れしています。

団塊の世代の場合は、先ほども見たように日本経済が成長段階であり、努力さえすれば報われるとされた時代に活躍していました。
そのため、努力することで都市部郊外のマイホームで暮らし、ペット(主に犬)を飼い、音楽に慣れ親しむ生活を夢見ていました。

一方のゆとり世代の場合は、団塊の世代とは真逆であまり欲望を持たない傾向が強いといえます。
団塊の世代の場合と比べて日本社会全体が閉塞感に包まれている中で成長したことから、欲望を持つことにあまり意味を見出しません。

団塊の世代とゆとり世代の違い⑤:重視するのがプライドか実用性か

団塊の世代とゆとり世代の違いとして、プライドを重視するか、実用性を重視するかの違いもあります。

団塊の世代の場合は、若いころから工場などで汗水たらして働いて、結果として日本を経済大国に押し上げたという自負があります。
そのため、「俺たちが頑張ったから今の豊かな暮らしができるのだ」と譲らない部分も大きいです。

一方のゆとり世代の場合は、プライドよりも実用性を重視する傾向が強いです。
すでに経済成長の時代が終わった中で成長し、プライドを育てる余裕がないため、自分にとって良いもので満足する傾向が見られます。

<下に続く>

団塊の世代でも年齢によって違う?

無関心な人々

団塊の世代は最初に見たように1947年から49年の間に生まれた人々とされていますが、前後の世代では団塊とはいえやや違いがあります。

まず、団塊の世代の前の世代はプレ団塊の世代と呼ばれ、戦時中から終戦直後の時期という混乱期に生を受けた人々のことです。
このため、別の呼び方に「焼け跡世代」や「戦中生まれ世代」というものも見られます。

一方、団塊の世代のすぐ後に生まれた人々はポスト団塊の世代と呼ばれ、こちらは主に1950年代前半生まれの人々のことです。
彼らは学生運動が衰退した1970年代前半に成人し、当時の政治に対して無関心でもあったことからしらけ世代とも呼ばれています。

<下に続く>

団塊の世代の年齢は?世代の特徴やゆとり世代との違い!のまとめ

団塊の世代について見てきましたが、団塊の世代は1947年から49年にかけて生まれた、現在70歳前後の人々を指します。

団塊の世代の人々には、高度経済成長のけん引役で自己主張が強く、努力や苦労を重視するというのが特徴です。
また、ゆとり世代との違いとして、プライドを重視する点や自己主張の強さ、努力に対する態度などで違いが見られます。

なお、団塊の世代にも前後で違いが見られ、前の世代が戦時中や終戦直後を経験した人々、後の方が政治に無関心な人々です。

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