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南アランドの現状や通貨の特徴・推移!2018年の見通しと下落時にも利益を出す方法

南アランドとは一体何でしょう?
「南アランド」と聞いてすぐにわかる方はFXもしくはバイナリーオプション、外貨預金などに興味のある方ではないでしょうか。
南アランド=南アフリカの通貨ランドを表します。
高金利として有名である反面、リスクも伴うという南アランドについてはニュースやブログから情報を得なければなりません。本記事では、その現状やあらゆるデータの推移、2018年の見通し、おすすめ証券会社の格付けなどをご紹介していきます。

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南アランドの現状と世界経済

南アフリカは農業や製造業が盛んであるということとともに、金とダイアモンド、プラチナの産出が支柱となる国です。
その埋蔵量は世界でも有数で、特に金については世界一といわれています。

そのため、アフリカ大陸で最も経済的に裕福な国でもあります。

しかし、その南アフリカの通貨であるランドは読みが難しい通貨としても名前が知られており、いつ激しい上下動が起こるか分からない部分があります。
それに影響しているのではないかと言われるのが、金価格やGDP、南アフリカの株価、政策金利などといった南アフリカの経済状態に大きく関わる部分はもちろんですが、世界経済も大きく影響しているといわれています。

そして、その南アフリカで埋蔵量世界一という金は、何があってももっとも値崩れがないと言われています。
特に何か世界的に危険な状況、戦争が起こりそうな時や大恐慌のおり、通貨で持っているよりも安全とさえ言われているのです。

そういった性質上世界経済、特にアメリカ、EU、中国、日本などの関係の大きな貿易国の経済に影響されやすいという側面を持っているというわけです。

金・ダイヤモンド

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南アランドの通貨の特徴

南アランドは為替レートの値動きが大きく、また近年では政策金利が6.5%から7.0%と高いことで有名です。
政策金利が限りなくゼロに近い日本と比べれば、段違いに金利が高く設定されています。

そういったことから、特に南アランドと日本円を表すランド円はスワップポイントを稼ぎたいFXトレーダーにとっては大きな人気となっています。
ということで、日本ではこのランド円が一番稼ぐことができ、一方でもっとも読みが難しいともいわれているのです。

前項でも述べているように南アフリカの経済指標や世界的な経済状況といった様々な要素がささやかれる中、その要因とされるものについてひとつずつ検証しながら考えていきます。

※スワップポイントとは?
為替取引をした際に、二国間の金利差が開けば開くほど高いスワップポイントを手入れることができるというものです。
例えば円を使ってランドに変えたとします。

これは、言ってみれば「円を売って、ランドを買った」ことになります。
もっと言えば、円の金利が0.2%として、ランドの金利が6.5%であったとして、当然円で持っているよりもランドで持っていた方が高い金利がつきます。

つまりは同じ金額であったとしても、金利差として6.5%から0.2%を引いた金額を手に入れることができるわけです。
その手に入れた差額がスワップポイントと呼ばれています。

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南アランド通貨の動きとそのリスク

まずは、2017年5月までさかのぼって1年間の南アランド通貨の値動きについてみてみましょう。

南アランドの一年の見通し
日本経済新聞電子版 2018年6月12日

なるほど値動きが大きいのがよくわかります。
これだけ為替の上下動が激しいと、いくら金利差が大きいのでスワップポイントが稼げると思ったとしても、もともとの通貨価値が下がってしまっては意味がありません。

その大きな危険性をはらんでいるのが、南アランドなのです。
ここで、面白いデータをご紹介します。

先ほどの1年間のランド/ドルの動きのグラフと、同じ期間のドル/円の値動きのグラフを比べてみました。
びっくりするほどその波が合致しています。

なぜこれほど合致しているのかについては、詳しい検証は後程いたします。

日本円の一年間の値動き
IMFデータ

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2017年は南アランドが大暴落

2017年10月から11月にかけてそれは起こりました。
南アランド円が大暴落し、10月14日には8.41円であったランド円が徐々に下がっていき、盛り返してはさらに下がっていきました。

南アランドの大暴落1
楽天証券

11月14日には最安値の7.74円になり、再び上昇するかと思われたランドが11月24日、1日にして8.04円からほんの何分かの間に一気に7.83円まで下がったのです。
これは本当に南アランドの暴落の不安定さを露呈するものでした。

南アランドの大暴落
楽天証券

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南アランド暴落の原因は?

「その原因は?」と言われると難しいところですが、ただ原因として考えられるのは3つあります。
1つ目が2017年10月に出された中期財政計画にて財政悪化の見通しがあります。

当時のズマ大統領はあまり評判がよくありませんでした。
そのズマ大統領の後継者として目された改革派のラマポーザ副大統領が2017年の12月、与党・アフリカ民族会議(ANC)議長選での勝算が高まってくるにつれて上昇に転じていったと言えます。

2つ目が国際情勢の悪化がありました。
特にアメリカのトランプ大統領の主導のもと、2017年10月9日、国連安保理の北朝鮮制裁委員会が禁止されている物品を輸送していたということで、北朝鮮船籍を含む4隻を世界中の港への入港を禁止しました。

その後、10月16日には日本海において米韓合同の軍事演習を行い、徐々に緊張が高まっていく中、11月20日にはトランプ大統領は北朝鮮テロ支援国家として再認定したのです。
これによって緊張関係はピークになっていきました。

11月29日には、ついに北朝鮮から新型大陸間弾道ミサイル「火星15」が日本海に向けて発射されました。
こういった南アフリカにとって関係の深いアメリカ、日本、そして北朝鮮への制裁措置を強めるようにアメリカより突き上げられていた中国が緊張状態に陥ることも無関係とはいえないでしょう。

ニュース

ちなみに、南アフリカの輸出国ベスト3は下記になります。

  1. 中国        14.3%
  2. アメリカ        8.3%
  3. 日本          6.6%

また、南アフリカの輸入相手国は、

  1. 中国        16.0%
  2. ドイツ       10.7%
  3. サウジアラビア    8.0%

となっています。

そして、3つ目が11月24日の大暴落につながったといわれている格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)による南アフリカ国債の「BB+」から「BB」への引き下げでした。
加えて同じく格付け会社であるムーディーズも引き下げする方向であることを発表したのです。

これにより、南アフリカ国債は「投資不適格級」というランクにまで落ちてしまいました。
これが11月24日の大暴落につながったわけです。

このような様々な原因が絡み合って、南アランドの暴落へと進んでいったものと考えられます。

<下に続く>

南アランド下落時にFXで利益をあげる方法は?

南アランドは下落した時が買い時とも言えます。
なぜなら、南アランドは急激に下落しても、過去に照らしてみると短期間で上昇に転じていることが多いようです。

したがって、南アランドは暴落した時が「買い」と言えるのです。
ただもちろん、どこが底値かということの判断は大変難しくもあります。

先ほどの2017年の暴落の時のように、落ちて上昇に転じたかと思えばさらに下落していくこともよくある話で、それを判断するのは経験と情報力としか言いようがありません。

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南アランドに関わる最近のニュース

現在、南アランドは1月~3月度のGDPが▲2.2%とマイナスであったことをきっかけにジリジリと下がり続けています。
また、アメリカのドル金利が2.0%に上昇しており、わざわざ変動の激しい南アランドを買いにいかなくても、「安全なアメリカ・ドルを」と考えるトレーダーが増えてもおかしくはないでしょう。

そのうえ、アメリカ・ドルについて今年中にあと2回、来年3回と1回につき0.25%ずつ、つまり全部で1.25%上がる可能性があるということです。
そうなると、南アランドのような変動は激しいけれど高金利に設定していた新興国の価値が下がってしまうことは確実でしょう。

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2018年南アランドの見通しや推移は?

金価格

まず、その経済は金やダイアモンドの価格と連動しているともいわれていますが、それについて特に金価格について検証してみます。

ランドと金価格
IMFデータ田中貴金属工業

上のグラフにあるように、金の価格に関連しては微妙に上下動はするものの、金価格の上下動ほどはランドが動いていないことがわかります。
2008年の10月の世界金融危機の際にはランドも金価格も暴落しています。

しかし、例えば2011年8月にアメリカの格付け機関スタンダード&プアーズ(S&P)が、アメリカ国債の格付けをAAAからAA+へ引き下げ、世界の株式・債券・通貨市場へとショックを与えた時のことです。
ランドは大暴落しているにもかかわらず、金価格は特に大きな変化はありませんでした。

また、2015年8月以降の中国発の世界同時株安でもランドは大暴落しているが、金価格は多少落ちてはいてもすぐに回復傾向となっています。
こういったことから、南アランドと金価格の関係性は低いと言えます。

GDP

GDP(国内総生産)は投資においては、最も重要な経済指標とされています。
経済成長率は、その伸びについてを表しています。

そしてその数値が表すのは、その国の経済がどれだけ活発に行われて、将来的に伸びていっているかということです。
一般的に経済成長を遂げている国の通貨は高くなると言われています。

ランドと政策金利
IMFデータ

しかし、グラフから見ると、2001年から2003年など動きが近くなっている年もあります。
しかし、全体的にみると、経済成長率が高くなるとランドが安くなり、経済成長率が下がると、ランド高になっていることが分かります。

このデータを見る限りでは、ランドと経済成長率の関連性はないと言えます。

政策金利

政策金利とは、日本でいうところの日銀と同じように、南アフリカ準備銀行(中央銀行)が決定する公的な金利のことです。
FXなどの為替取引に使われ、政策金利が上昇するとスワップポイントが上がる形になります。

そこで、グラフを見ていきたいと思います。

ランドと政策金利
IMFデータ

IMFのデータをグラフとしたこちらでは、グラフの動きが一致している部分ももちろんあります。
しかし逆に、政策金利が2015年の7月から2016年の1月のように上昇していてもランドが下がっています。

2016年1月から2016年4月のように大きく政策金利が上昇しているのに対して、ランドの上昇が微増にとどまっている部分も見られます。
また、政策金利の下降につれてランドが上昇している部分もいくつか見られます。

このようにグラフから見る限り、政策金利とランド円の関係性は極めて低いと言えるでしょう。

消費者物価指数

消費者物価指数とは、消費者が実際に商品を購入する際の物価を数値化したものです。
とはいってもこの消費者物価指数の個別品目の価格動向と、その商品の平均価格や購入価格とかけ離れていることが知られています。

なぜならその商品の性能や品質を一定とした商品やサービスの価格と、家計で購入するものの性能・品質が一定でないからです。
では、グラフを見てみましょう。

ランドと消費者物価指数
IMFデータ

消費者物価指数の激しい上下動に対して、全体的にランドの動きは鈍いという感はあります。
その中でも特に、10点前後あるグラフ同士がクロスしている部分では、消費者物価指数の動きに対してランドが逆に動いている、もしくは動きが鈍いことを表しています。

以上のことから、やはり消費者物価指数についてもランドとの関わりが薄いということです。

南アフリカの株価

次に南アフリカの株価とランド円の関係について検証してみます。
今回は特にFTSE/JSE アフリカ トップ40指数から考えてみます。

FTSE/JSE アフリカ トップ40指数とは、ヨハネスブルグ証券取引所で上場している銘柄のうちで、上位の40銘柄を数値化したものです。
日本でいうところの日経平均株価のようなものです。

ランドと南アフリカの株価
IMFデータ

グラフを見てみると、南アフリカの株価の動向とランド円の波形が、波の大小はあるものの、微妙に一致していることが分かります。
そこで、南アフリカの株価とランド円は一致している部分が多いと言えます。

日本の株価

日本の経済との関わりは、ランドドルとドル円の波と全くと言っていいほど一致していることからも分かりますが、深いかかわりがあると言っていいでしょう。

ランドと日経平均
IMFデータ

上のグラフを見ても実際、株価についても波形が同じように上下していくのが分かります。
株価自体が世界の影響を受けやすい側面もありますので、ランド円と日本の株価は深い関わりがあると考えて良いでしょう。

世界の景気

世界の景気については、VIX指数によってある程度は判断できます。
VIX指数とは、数値が高いほど投資家たちが先行きに不透明感を感じているということで、通常は10~20程度で、40を超えると不景気と考えることができます。

過去には2001年9月の911同時多発テロ事件の折には44、2003年3月にはイラク戦争勃発で34、2008年10月のリーマン・ショック等を含む世界金融危機の際には最高値の89をマークしています。

VIX指数とランド円の相関
IMFデータ

上記のグラフでは一見関連性がないように見えますが、よく見ると一方が下がるともう一方が上がり、一方が上がれば他方は下がるという逆相関があることが分かります。
世界経済と南アランドは確かに関係性があるものと考えられるのです。

全体を考慮しての見通し

ここまでのデータで日本の株価と世界の景気に波形が一番近いということが分かります。
つまりそこから判断すると、南アフリカの国内事情というよりは、政治的、経済的な世界の影響、特に輸出入の関係の深い国の影響を受けやすいということが分かりました。

もちろんそれがすべてというわけではなく、あくまで関係性が非常に高いということです。
FXなどの為替相場を読むことはプロでも難しいと言われており、特に南アランドのような金利が高いものの不安定さのある通貨では困難と言えます。

<下に続く>

南アランドのFXを始めるのにおすすめの証券会社は?

FXを始めるにあたって証券会社を選ぶには、必ずしも政策金利がそのまま金利となるわけではありません。
また、その他のスプレッド(売値と買値の差で実質的な手数料)や、最小取引単位、手数料といった条件も比べて決めるのが良いでしょう。

  1. DММ FX

◎ FX口座数が国内1位 2018年3月2日現在で65万突破
◎ 1Lotの新規取引でキャッシュバックあり
◎ 取引手数料以外の出金手数料、クイック入金手数料、ロスカット手数料などがみんな無料
◎ 新規取引ごとにポイント還元あり
◎ 時事通信社の経済ニュースが無料

  1. SBI FXトレード

◎ 最小通貨単位が1通貨単位から
◎ 取引開始に必要な資金4円から
◎ 南アランドのスワップポイント・スプレッドともに最高水準
◎ 口座開設無料

FX

  1. GМОクリック証券(クリック365)

◎ ランド円のスワップポイントが最高レベル
◎ ランド円のスプレッドが0.92銭と最安
◎ スワップポイントの出金も可能(南アランドで一日に160円)
◎ 各種手数料が無料

  1. 外為ジャパン

◎ 口座開設と1取引でキャッシュバックあり
◎ すべての手数料が無料
◎ 1000通貨単位からの取引
◎ パソコンからの取引には初心者向けから上級者向けまで3種類の画面選択が可能

  1. YJFX

◎ 手数料がすべて無料
◎ 最低取引単位1000通貨単位から
◎ 口座開設と取引でキャッシュバックあり
◎ 取引をするとTポイントが貯まる

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南アランドの現状や通貨の特徴・推移に関するまとめ

ここまで南アランドについてまとめてきました。
南アランドはなかなか読みが難しい通貨ですが、何よりもまずはニュースやブログなどのあらゆる情報に耳を澄まして世界的な規模で考える必要があるようです。

その上でFXなどに向かい合ってみてはいかがでしょうか?
そして証券会社を選んで、さぁ始めましょう!

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「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
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