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2017/06/18

【入門編】皆ビットコインと騒いでいるけれど、本当に投資していいの?

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「ビットコインが史上最高値。この波に乗り遅れるな」というメディアの掛け声を聞いたことがあるでしょうか。仮想通貨のひとつ、代表格ともいえるビットコインは2008年に登場しました。当初1ビットコイン(BTC)は0.07円だったのですが、わずか9年で314,795円(2017年6月)まで上昇しました。その上昇率はなんと450万倍。競馬の万馬券も驚きの上昇率を記録しています。

ビットコインの大きな特徴は上昇幅、下落幅ともに動きが大きいこと。1日のなかで1万円、2万円値が動く日も珍しくありません。これらは変動率(ボラティリティ)が高いと表現されます。ビットコインを投資として考えると、このボラティリティの高さは上級者用の資産運用対象。大きな損失を残す可能性も否定できず、なかなか初心者が手を出せる領域ではありません。

ただ、メディアをはじめとした掛け声を聞いて購入する動きが広がっているようです。投資初心者から見てビットコインは、本当に購入していいものなのでしょうか。

ビットコインへの信用性は増している

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ファイナンシャルプランナー(FP)として仕事をしていると、これまで株や投資信託を中心に資産を殖やすことを進めてきた人たちには、ビットコインの信用性を受け入れている人と、疑念の目で見ている人に分かれていると実感できます。それはここ数か月でビットコインの値段が上がったことよりも、仮想通貨の持つ新規性(このようなものはいまだ見たことはなかったという新鮮味)に関心を持つか、疑念を持つかという点です。

筆者はよくビットコインをはじめとした仮想通貨を、領域として含まれるFintech(金融×IT)としてセミナー講師を努めていますが、(ブロックチェーンを含めて)ビットコインの構造や可能性をお伝えすると、「ちょっとここで購入してみようか」か「自分はビットコインバブルがもうすぐ終わると思っている」と否定的に捉えるかに大別されます。現在、後述する仮想通貨法によって取引所開設後すぐには仮想通貨を購入できず、郵送による本人取引が必要となっていますが、タブレットなどを活用しその直前まで手続きを一気に進めてしまう人も少なくはありません。

ただ、2017年に関連法律が改正し、ビットコインの取引所が登録制となったことも含め、バッググラウンドの整備は進んでいるように思えます。実際に現在の価格上昇要因は日本人の購入意欲が増したから、という専門家の指摘もあります。今年に入り大手の家電量販店でビットコインの取引が開始したのもプラスの効果があります。

<下に続く>

ビットコインに限らず資産運用は「余剰資金」で

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ビットコインは資産運用のツールとして拡がったものではありません。各国のモノや通貨と交換できるようになって、その価格が変動することが知れて資産運用の対象になったという面があります。

ビットコインだから、際立った高いボラティリティがあるから、ではなく、資産運用のツールとして、意識したいのは余剰資金で取り組みたいという点です。予想以外の損失を発生させると日常生活に影響のあるお金は、本来資産運用に投入するお金ではありません。
ただ、彗星のように資産運用の新しい方法が生まれると、「早く自分を投資を始めなければ」「まだあがる」というなだれ込みが発生してしまうことは往々にしてあります。ワンルームマンション投資も、FXも同じ類似した傾向がありました。

まずは前提として「投資余力」があって、そこからビットコインをはじめとした仮想通貨への情勢分析というプロセスは大切です。最新のある調査によると、仮想通貨に投資している人はまだ数パーセントあまりという指摘も。その状況からすれば、まだ参加者が増える可能性もあり、値が上がる可能性もあります。

1BTCは30万円強に上昇していますが、実際のビットコインは0.001BTCから購入することができます。最新の確定値においてもすぐに投入できるお金から投資できるため、投資すると決めても当初は可能な金額から投資するところから始めてはいかがでしょうか。

<下に続く>

FPなどの専門家にビットコインについて相談するときに気をつけたいこと

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筆者自身、仮想通貨のことを伝えることの多い専門家のため自戒を込めてですが、仮想通貨に関してはお金や家計の専門家のあいだでも様々なスタンスが生まれています。投資として積極的に推進する立場もあれば、現在の状況はバブルであり、投資リスクが高すぎると敬遠する動きもあります。ビットコインに投資する人にとって大切なのは自分の意見を持ったうえで、ではいくらから初期投資をするのか、今は投資を控えるのかを考えるようにしましょう。

ビットコインに代表される仮想通貨を投資に使うという動きは過程です。この先に様々な動きがあることは間違いありません。その都度状況を見て、投資先として検討していくことが大切ですね。

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written by

FP-MYS代表取締役社長兼CEO。
ファイナンシャルプランニング(FP)を通じ、Fintech領域のリテラシーを向上させたい個人や、FP領域を活用してFintechビジネスを検討する法人のアドバイザーやプロダクト支援に携わる。
Fintechベンチャー集積拠点FINOLAB(フィノラボ)入居。執筆実績多数。

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