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2018/07/03

おつとめ品の意味とは?方言?狙い目の時間・腐っていた時の対処法!

スーパーへ行くと、「おつとめ品」と書かれたシールが貼られた商品を目にすることがあります。
通常よりも安く買えるので、節約のために購入する人も多いでしょう。

でも、おつとめ品の意味や由来を答えられる人はいるでしょうか。
今回は、そんなおつとめ品について詳しく見ていきます。

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「おつとめ品」とは

「おつとめ品」とは、何を意味しているのでしょうか。
意味や由来、使い方などを解説します。

意味

「この商品、賞味期限が明日ね」などのように、賞味期限や消費期限が近い商品がおつとめ品になる可能性が高く、通常価格よりも安く買うことができます。
お店によっては、在庫過多で売れ残った商品もおつとめ品として販売することがあるでしょう。

ですから、賞味期限や消費期限が長い商品もおつとめ品になっていることもあるのです。
このように、安い値段で消費者に提供される商品のことを、「おつとめ品」と言うのです。

由来

言葉の由来を調べると、漢字がもとになっていたり、歴史が関係していることもあります。
では、「おつとめ品」はどんな背景から生まれた言葉なのでしょうか。

消費者とお店側の会話から生まれたと言われています。
値引きすることを「勉強する」と言い、その言葉が由来となっているのです。

「安くしてよ」とお願いしてくる消費者に対し、これ以上の値引きができないときお店は「これでも十分、勉強していますよ」と答えます。
お客様のために頑張って値下げした「勉強された商品」が「おつとめ品」という言葉に変わったと言われているのです。

使い方

賞味期限や消費期限が近い、在庫が余っているなど、お店側がなんらかの理由で商品を売り切りたいときに使います。
ですから、どんな商品に使うかはお店側の自由です。

漢字

「努力する」、「頑張る」という意味を持つ「勤」の漢字を使い、「お勤め品」と書きます。
お店側が消費者に対し、商品を安く売るために努力することから「勤」という漢字が使われているのです。

由来の方で説明しましたが、「勉強する」という言葉が由来となっていることから「お勉め品」という漢字を使うこともあります。
しかし、現在では「お勤め品」と書くのが一般的で、辞書でもそのように表記されています。

英語

「おつとめ品」という言葉は、日本独自の言葉なので正しい英語訳はありません。
意味合いとしては、「Bargain goods(バーゲングッズ)」「discounted goods(ディスカウントグッズ)」が近いでしょうか。

海外でも、賞味期限や消費期限が近いものは、値下げ処分されます。
そのとき、「reduced(レデュース)」と書かれたシールを貼るのですが、意味は「削減」です。

「manager`s Special(マネージャーズ スペシャル)」と書かれたシールを貼るお店もあります。
「店長のおすすめ品」という意味です。

「reduced」という表現ではイメージが悪いということで、「manager`s Special」という言葉を使います。
あからさまな表現を使わず、遠まわしに表現するという点では日本語のおつとめ品と同じと言っても過言ではないでしょう。

<下に続く>

「おつとめ品」は方言?

そろばんの画像

何気なく使っている「おつとめ品」という言葉。
じつは、名古屋の方言だと言われています。

商業用語として、名古屋周辺で商人たちに使われていたのです。
安いものが嫌いな人はいませんが、とくに名古屋の人は安いものには目がないと言われています。

しかし、名古屋の人はただ安いから買うのではありません。
必要不必要を見極め、必要ないものは安くても買わないのです。

そんな名古屋人に向け、「頑張って値引きしているから、買ってください」という意味を込めたのが「おつとめ品」と言われています。
また、「勉強する」という言葉は関西地方の方言なので、関西地方の方言だという説もあります。

どちらの説が正しいのかは分かっていません。

<下に続く>

「おつとめ品」と「見切り品」の違いは?

「お買い得商品に変わりはないけど、なんか違うのかな」、「見切り品は物が悪いのかな」、「値段が下がっていてお得に買えるから嬉しいけど、なんで2つの言葉を使い分けているんだろう」、そんな疑問をお持ちの人は多いでしょう。
どちらも安くなっていることに変わりはありませんが、言葉の意味は違うのでしょうか。

読んで字のごとく、「見切り品」はそのまま「見切った商品」を表現する言葉です。
言葉の意味だけを見ると、「おつとめ品」と「見切り品」はまったく違う商品のように感じることができます。

しかし、2つの言葉は意味が違うだけでどのように使い分けるか決まりはありません
賞味期限や消費期限まで日にちがなくてすぐに食べた方がいい商品、少し傷みはじめている商品も「見切り品」として、お店では販売しています。

「おつとめ品」も「見切り品」も同じなのですが、私たちは「見切り品」に対してはいい印象を抱きません。
そのため、「見切り品」と書かれた商品はあまり売れないと言われています。

なので、お店では普段は「おつとめ品」という言葉を使います。
しかし、人間の心理は面白いもので、「見切り品」として商品を販売した方が売り上げが伸びるときもあるのです。

それは、棚卸しや店休日の前日。
とくに生鮮食品を始めとする生ものは消費期限なので、食べられる期間が短いです。

そのため、1日休んでいる間に期限が切れてしまう可能性が高くなるので値下げを行うのですが、「見切り品」として販売する方がよく売れる傾向があります。
翌日が休みとなると、なぜか「見切り品」の方がお買い得のように感じてしまうからでしょう。

<下に続く>

おつとめ品になりやすいもの

おつとめ品について分かってきたところで、次はどんなものがおつとめ品になりやすいのかを解説します。

野菜

食材の値段は安定しているものあれば、野菜のように天候の影響で値段が2倍近く上がってしまうものもあります。
野菜は日々の生活に必要な食材なので、高いから買わないというわけにはいきません。

そんなとき、おつとめ品ならお手頃価格で野菜を買うことができるので、食費を節約したいときにもぴったりです。
でも、おつとめ品と聞くと、傷んで食べられない野菜をイメージをする人もいるのではないでしょうか。

しかし、そんなことはありません。
当日の朝にカットした野菜や、次の日になると色が変わってしまったり、傷んでしまう可能性がある野菜がおつとめ品になるのです。

日本では店頭に並べる商品に対して厳しい基準があるので、問題なく食べられる野菜であっても、お店では商品にならないと判断しておつとめ品にすることがあります。
葉の一部が変色したキャベツ、一部分が赤くなってしまったピーマン。

色の変色だけでなく、形が不揃いでもおつとめ品になってしまうこともあります。

果物

所々黒ずんでいるバナナ、やわらかくなってしまったアボカド、ヘタの葉がしなびているイチゴ
おつとめ品の果物は、一見すると食べられるのか疑問がわくような商品ばかりです。

しかし、食べても大丈夫、お腹を壊したり、体調不良を起こすことはありません。
バナナの黒い斑点はシュガースポットと呼ばれるもので、甘くなっている証拠です。

店頭に並んでいるアボカドはかたいものが多いですが、やわらかいアボカドの方が食べ頃なので買ってすぐに食べることができます。
このように、おつとめ品の果物はすぐに食べることができる商品なので、今日明日に食べるならちょうどいいのです。

実際、アボカドをよく食べる人はおつとめ品の方を選んで買うことが多いと言われています。
イチゴの葉がしおれているということは、鮮度が落ちているということでしょう。

味も若干落ちている可能性はありますが、ジャムやお菓子作りに使うなら気にする必要はありません。

パン

賞味期限や消費期限が比較的短い商品であるパンは、毎日仕入れを行っています。
だから、期限切れ間近のパンは早く売ってしまいたいので、おつとめ品にしてお店は買ってもらおうとしているのです。

パン屋では、売れ残ったパンを翌日におつとめ品として販売することがあります。
開店時間を目安にお店へ行けば、お得にパンを買えるでしょう。

お惣菜

お惣菜は、調理した当日中に食べなくてはいけないものが多いです。
売れなかった場合、お惣菜はゴミとなり廃棄されます。

まだ食べれるものを捨てるのはもったいないですし、材料費の無駄にもなるでしょう。
そのため、閉店時間が近くなってくるとおつとめ品にして、お惣菜の売れ残りがないようにします

おつとめ品は、商品を売りさばくためだけではなく、販売テクニックとして使われることもあるでしょう。
自炊と比べるとお惣菜はお金が掛かるので、どうしてもためらってしまいます。

でも、値下げされていると財布のひもが緩んで思わず買ってしまうでしょう。
お店ではそれを狙って、お惣菜をおつとめ品にして販売することがあります。

とくに、夕飯のおかずを買うためにお客さんが訪れる夕方近くになるとお惣菜をおつとめ品として販売するお店は多数あるでしょう。

9月~10月になると新米の季節になり、店頭には新米が並ぶようになります。
新米が並び始めると、昨年度のお米は古米扱いとなり買う人が少なるので、おつとめ品として販売して買ってもらおうとするのです。

お米には賞味期限や消費期限がありません。
保存状態で味は落ちることはありますが、食べて食べれないことはないのです。

お店で売られているお米も同じで、昨年度のお米でも問題なく食べられます。
新米にこだわらないなら、狙い目商品と言えるでしょう。

お菓子

お菓子は賞味期限が長いのですが、販売期限というものがあります。
賞味期限が切れる一定期間前に設定されていて、販売期限を過ぎると賞味期限まで日にちがあっても処分しなくてはいけません。

そこで、販売期限が近くなったお菓子はおつとめ品として販売します。
他にも、イベント限定のお菓子がおつとめ品になりやすいです。

お店ではイベントごとに商品を入れ替えて販売するので、前のイベントの商品をいつまでも販売するわけにはいきません。
また、イベントが終わるとその商品を購入する人もいなくなるでしょう。

なので、イベント限定のお菓子もおつとめ品になるのです。

生鮮食品

生鮮食品は消費期限が短いので、お店としては売れ残りを無くしたい商品の1つです。
なので、当日中に売り切りたいお肉やお魚をおつとめ品にして販売します。

お店では、加工したお肉やお魚も取り扱っていて、その加工は店内で行われることが多いです。
そのため、加工のときにでた切り落としを処分するためにおつとめ品にしてお客さんへ提供することもあるでしょう。

大きさや厚みにばらつきがあり、正規品と比べると見た目は悪いです。
でも、味はまったく変わりません。

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おつとめ品シールが貼られる狙い目の時間は?

おつとめ品が並ぶ時間は、夕方から閉店時間の間だけと思っている人、多いんじゃないでしょうか。
そんなことはありません。

じつは、おつとめ品は開店直後から並んでいるのです。
お店が開く前に、当日中に売り切りたい商品におつとめ品シールを貼ります。

パンや牛乳、野菜、豆腐など日配品は、開店直後~お昼頃の間に店員がおつとめ品シールを貼ることが多いです。
夕方になると、店員は生鮮食品におつとめ品シールを貼ります。

当日中に売り切りたい刺身やお惣菜は、閉店時間が近くなるとおつとめ品シールを貼り始めます。

<下に続く>

おつとめ品が腐っていた時の対処法

野菜売り場の画像

では、おつとめ品が腐っていた時の対処法をみていきましょう。
おつとめ品が腐っていた時の対処法には、以下の方法があります。

  1. お店に電話連絡
  2. 意見箱に投書
  3. あきらめて捨てる
  4. 腐っているところだけ捨てる

おつとめ品が腐っていた時の対処法を、それぞれ詳しくみていきましょう。

おつとめ品が腐っていた時の対処法①:お店に電話連絡

商品の返品返金のルールは、お店ごとに違います。
購入してから返品返金するまでの時間が決まっている、返品返金できない商品があるなど、いろいろと違いがあるのです。

そのため、野菜や果物、生鮮食品などの食品の返品は受け付けていないお店もあります。
しかし、買った商品が腐っていた時は、おつとめ品でも商品の交換や返金に応じてくれることもあるでしょう。

まずは、お店に連絡をしてください。
買った商品、どこのコーナーで買ったのか、買った時間などをお店に伝え、あとはお店の指示に従います。

おつとめ品は時間が過ぎれば過ぎるほど、腐ってしまう可能性が高いです。
そのため、時間がたったものは対応してもらえません。

家に帰ったら、すみずみまで腐っている箇所がないか、しっかりと確認しましょう。

おつとめ品が腐っていた時の対処法②:意見箱に投書

返金・交換する必要はないなら、お店の意見箱に投書しましょう。
お店側は腐っていることに気付かないで、そのままおつとめ品として出している可能性があるのです。

だから、腐っている商品があったことをお店に伝えることで、お店は対策を取ることができます。

おつとめ品が腐っていた時の対処法③:あきらめて捨てる

おつとめ品だから仕方がないと、あきらめがつくならそのまま処分してもいいでしょう。
見えないところが腐っていたならお店に苦情を入れていいかもしれません。

しかし、目につくところが腐っていたなら、買うときにきちんと確認しなかった自分にも責任があると言えます。
また、腐っていることに気付いたのが買ってから数日後の場合もあきらめるしかないです。

基本、食品の返品に関しては当日中というお店が多いので、数日たつと対応してもらえません。

おつとめ品が腐っていた時の対処法④:腐っているところだけ捨てる

イチゴやミカンのように、数個まとめて入っている野菜や果物に関しては、腐っていても仕方がないと言えます。
ぱっと見は腐っていないように見えても、隠れている部分は腐っている可能性があるのです。

お店側は、わざわざ袋やパックを開けて中の確認までは行いません。
1、2個が腐っているだけで、他の物は腐っていないなら、腐っているものだけ処分して残りは食べるといいでしょう。

<下に続く>

おつとめ品は何時まで食べられる?

おつとめ品が何時まで食べられるかの判断基準は、賞味期限や消費期限です。
期限内に食べるようにしましょう。

しかし、期限が過ぎても食べられることもあります。
消費期限が過ぎたものは食べない方がいいですが、賞味期限は少し過ぎたくらいなら問題ありません。

賞味期限は、余裕を持って設定されているからです。
でも、最終判断を行うのは自分自身なので、食べられるかどうかはしっかりと見極めましょう。

商品によっては、期限内でも怪しいものがあるかもしれません。
お惣菜は期限内であっても、天気や湿度の兼ね合いで早く傷んでしまうことがあります。

食べる前に臭いを確認し、変な臭いがしたら食べるのをやめてください。
野菜や果物のように賞味期限や消費期限がないものも、まずは臭いをチェックです。

変な臭いがしないか、ぶよぶよしていないか、確認しましょう。

<下に続く>

おつとめ品を賢く使おう

おつとめ品を買うのは貧乏人みたいだと言う人もいますが、そんなことはありません。
無駄な廃棄を減らすお手伝いができますし、お財布にも優しいです。

おつとめ品を上手く活用できる人は、お買い物上手と言ってもいいでしょう。
残念ながら、お店によっては本当に使い物にならない商品をおつとめ品として売っています。

その一方、賞味期限や消費期限が長い商品もおつとめ品になるので、賢く選べばとってもお買い得商品になることがあるのです。
ぜひ、おつとめ品を賢く使ってください。

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