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2018/06/25

北朝鮮と国交を結んでいる国・いない国!国交を結ぶメリットは?

現在、アメリカと北朝鮮の首脳同士が初めて会談するなど、動向が世界中から注目されています。そんななか、私たち日本人にとって北朝鮮は「近くて遠い国」として、あまり知られていません。

北朝鮮の歴史とは、そして北朝鮮との国交を結んでいる国、いない国とはなど、北朝鮮の世界から見た立ち位置をご紹介します。

Large johen redman 392938 unsplash
目次

北朝鮮の歴史

北朝鮮の誕生は、第二次世界大戦で日本が敗戦国になったときに遡ります。
今でこそ朝鮮半島は、北と南に別れていますが、それまでは朝鮮という一つの国でした。

第二次世界大戦前までは、日本が統治していた朝鮮半島ですが、第二次世界大戦終了とともに*北緯38度線から北をソ連が、南をアメリカが一時的に統治するようになりました。
*
1945年のポツダム宣言時には、2年後に選挙を行い、南北を統一する予定でした。

ところが、選挙の前に北に金日成があらわれます。
そして1948年朝鮮半島の統一は決裂し、大韓民国と北朝鮮民主主義人民共和国が誕生します。

北朝鮮 南北

お互いに不満を残しての建国でしたから、1950年には、朝鮮戦争が勃発します。
アメリカの民主国家をバックにした韓国とソ連・中国という共産国家をバックにした北朝鮮との戦いは混迷を極めます。

そして1953年に停戦協定が結ばれますが、現在も「停戦」であって、いつまた戦争が起こるかわからない緊張状態と言えます。

<下に続く>

北朝鮮と国交と国交を結んでいる国は?

現在、北朝鮮と国交を結んでいるという国は、意外に多いのをご存知でしょうか。国連に加盟している国は193ヵ国あります。
そのなかで北朝鮮と国交を締結している国が、実に164ヵ国もあります。主な国交のある国は次のような国です。

中国

中国は、北朝鮮の最大支援国です。政治的・経済的な影響は歴史的に見ても長く、思想的にも共産主義として共通点があります。軍事同盟を結んでいる唯一の国です。

しかし、国連の対北経済制裁には賛成しており、北朝鮮企業との合弁や留学生などの受け入れ中止といった措置を行っています。

ロシア

ロシアは、北朝鮮と国境を接しています。歴史的にもソ連時代から北朝鮮をバックアップする存在でした。しかし、ロシアが北朝鮮と敵対する韓国との国交を結んだことにより、関係が悪化します。

さらに、中国と同じように国連におる経済制裁に賛成したことなどから、現在は微妙な関係が続いています。

イラン

1980年のイラン・イラク戦争をきっかけにして、北朝鮮とイランの関係が強まります。北朝鮮とイランは、軍事面で「ミサイル協力協定」を締結し、北朝鮮からスカッドミサイルなどを購入してイラク戦争に使用したといわれています。

こうした兵器の輸入の見返りとして、ウラン濃縮技術に必要なノウハウを北朝鮮に教え、現在の北朝鮮の核開発に大きな影響を及ぼしたといわれています。

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北朝鮮と国交を結んでいない国は?

北朝鮮 ミサイル

北朝鮮と国交を結んでいない、あるいは断絶しているという国は、国連加盟国の中で36ヵ国あります。主な国交のない国は次のような国です。

アメリカ

アメリカと北朝鮮は、朝鮮戦争が勃発してから以降、その関係は非常に険悪となっています。国連の経済制裁なども、アメリカ主導で行われ、北朝鮮の攻撃の矛先は、常にアメリカになっています。

トランプ大統領と金正恩書記長との初めての会談がシンガポールで行われましたが、この先の両国の関係はまだまだ不安定です。

イスラエル

北朝鮮は、イスラエルが対立しているパレスチナをはじめとするエジプト、イラン、シリア、リビアなどに、武器や弾薬、ミサイル技術を提供しているため、国交樹立の兆しは全くありません。

フランス

EUのなかの主だった国の中で、フランスは唯一北朝鮮との国交を拒否している国です。フランス側の国交樹立の条件として、北朝鮮が核開発を放棄し、さらに人権に関する状況が改善されることとしています。

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日本は北朝鮮と国交を結んでいる?

最近の日本と北朝鮮の関係は、過去最悪と言われています。核実験やミサイル発射実験など、日本人の生命を脅かし、拉致問題は一向に解決の糸口さえ見つからず、北朝鮮の漁船が大挙して押し寄せるため、漁業への影響も見逃せません。

このように政府レベル、民間レベルでも対立や衝突が絶えない北朝鮮との国交は結ばれているのでしょうか。答えはNOです。

日韓基本条約に置いて、韓国が「南北朝鮮ともに韓国の領土」と主張しているため、日本の立場としては、北朝鮮は独立した国ではないという判断だからです。

もし、南北朝鮮が和解して、平和条約を結ぶことになり、お互いに国として認め合ったとき、日本は、北朝鮮を国と認め、国交を結ぶということになります。

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北朝鮮と国交を結ぶメリットは?

北朝鮮と国交を結ぶ国にとって、どんなメリットがあるのでしょう。北朝鮮が国交を結ぶ国の多くが「第三世界」と呼ばれる発展途上国です。それは「制裁逃れ」「資金調達」「国連決議案への反対票」などを期待しているからです。

また、北朝鮮と国交を締結して外交を積極的展開するメリットとして最初に上げられるのは「豊富な資源」です。貧困国家のようなイメージですが、実は北朝鮮の埋蔵鉱物量は約700兆円ともいわれているのです。このようなところに、もし資本投入できれば、非常に経済効果があります。

また、もうひとつのメリットは、労働力です。北朝鮮は外貨獲得のため、多くの出稼ぎ労働者を国交のある国々に派遣しています。その多くは、自国民が敬遠するようなハードな重労働です。

人手不足が大きな社会問題になっている国々では、北朝鮮の安い労働力は、非常に魅力的だといえます。

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北朝鮮と国交を結んでいる国は意外と多い

北朝鮮 握手

北朝鮮と国交を結んでいる国は、国連加盟国のうち85%にも上ります。実は、アジアのなかでも極東に位置する北朝鮮は、とっても地味な存在です。

ヨーロッパやアフリカ、南米の国々からすれば、とくに大きな利害関係もなければ、危険性もない国とみられています。関心が薄いため、とくに拒否する理由がない限り「友達関係は作っておきましょう」というスタンスなのです。

国交だけでなく、北朝鮮に大使館を置いている国は24カ所もあります。たとえば、ヨーロッパでは、イギリス、ドイツ、ポーランド、ブルガリア、チェコ、スウェーデンなどです。

南米では、キューバやブラジル。アジア・中近東では、モンゴル、ベトナム、マレーシアなどがあります。反対に、北朝鮮の大使館が設置されているという国は、47カ国もあります。

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近くて遠い国「北朝鮮」をもっと知ろう

私たち日本人にとって北朝鮮は、地理的には近いのに、全く理解できない異国のようになってしまっています。これも、日本との歴史的な関わりをあまり学校教育で教えてこなかったことが影響しているのでしょう。

今後、アメリカと北朝鮮の関係がどのように発展していくのか予断できないところですが、まずは、個人のレベルで北朝鮮のことをもっと知ることが大切ではないでしょうか。

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