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2018/07/01

カレン族とは?どんな人達?カレン族の暮らしを紹介!

カレン族は、タイからミャンマーにかけて暮らしている民族です。ただこの呼称は英語化されているものであり、現地ではまた違った呼び方がなされています。実は内戦で軍事政権による迫害を受けてきていて、日本人らの傭兵も参加した民族解放軍が組織されたなどの歴史もありました。奇しくも国内では、ロヒンギャの難民問題もあります。この記事では特産品であるシルバーアクセサリーを首につけた美人女性たちの姿が印象的でもあるカレン族について、くわしくご紹介します。

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カレン族とは?

カレン族とはミャンマーにおよそ400万人、タイにおよそ35万人が暮らしている民族です。
自然の中に生きていて、独自に築かれたルールのもとで生活しています。

用いている言語であるカレン諸語も独自のものですが、実は「カレン族」という呼称自体はビルマ語で言う「カイン」やタイ語で言う「カリアン」といった呼び方を英語化したものです。
その自称は、地域によってさまざまになっています。

カレン族とは

そんなカレン族の男性は象使いとして生活していて、女性に関しては首に巻かれた幾重ものリングがよく映像などにもとらえられていますから印象的でしょう。
特産品であるシルバーアクセサリーや織物は、伝統的な古くからの手法によって現在も作られているものです。

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カレン族の歴史

「カレン暦」の元年は、ほかの民族に比べて西のルートを南下しての民族移動で現在のミャンマーへ至ったと見られる紀元前739年とされています。
ただタイの少数民族に関しては大部分が中国南部を発祥としているのですが、カレン族のルーツをたどると具体的に歴史上のどのようなところへ行き着くのかについては明らかになっていません

地域の民族で比較してもビルマ族やタイ族のように王国を築くこともなく、遺跡なども残っていないのです。
そもそもカレン族が史実で大きな存在感を見せたといったこともないため、その歴史を紐解くことは困難であるかもしれません。

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カレン族と内戦

カレン族と内戦

ミャンマーで世界において最も長きにわたり内戦が続いてきたことは、ほとんど知られていません。
そのために、「忘れられた戦争」とも言われています。

この経緯をさかのぼると、1948年にイギリスから当時のビルマが独立したことが内戦の契機でした。
ビルマで暮らしていたさまざまな民族の多くは政府と共存していこうという姿勢だったところ、カレン族は分離独立を求めたことから政府による迫害を受けることになったのです。

反政府運動政治組織であるカレン民族同盟は、カレン民族解放軍を組織して対抗してきました。
このカレン民族解放軍には、元傭兵だった日本人の高部正樹さんらも参加しています。

そして2012年になり、ようやく軍事政権との間で停戦合意へと至ったのでした。
なお近年クローズアップされているロヒンギャの難民問題にも、カレン族の迫害を彷彿とさせるところがあります。

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首が長い?!カレン族の女性の特徴

カレン族は、「首長族」とも言われています。
テレビの紀行番組などでも、何重にも巻かれているリングを首につけている特徴的な女性の姿はよくとらえられてきました。

カレン族の女性は、小さなうちから首にリングをつけているのです。
その理由についてはいろいろと言われているのですが、その中では貞操の象徴であるという説が有力ではないかとされています。

とは言っても、昨今では装飾品としての色合いが強まりました。
カレン族ではリングを付けている女性がより魅力的であるとされていて、つまりはアクセサリーとしてということにもなっています。
リングを付けている女性の首は確かに長く見えるのですが、これはリングの重さによって肩の筋肉が変形しているためのことです

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カレン族のルールとは?

カレン族は自給自足の生活スタイルであり、焼畑農業をしています。
自然と共存するかたちで文明と距離を置いて暮らしてきたカレン族には、長い歴史の中で独自のルールがいろいろと生まれてきました

たとえば日本でも黒猫が目の前を横切ると不吉などと言われますが、カレン族の間では夕方ににわとりが鳴いた場合には不吉であるため直ちに殺さなければならないとされています。
そして自分たちに起こる良くないことはすべて、ルールが守られていないことによる精霊の怒りが発現しているものであるとされているのです。

そういったところから、ルールが守られるべきものであるという秩序が生まれているのかもしれません。

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カレン族は象使い

カレン族は象使い

カレン族が生きていく上で象は欠かすことのできない動物であり、ずっと家族同然に育てられてきました
タイという国についても、すぐに象が連想されるでしょう。

かつてカレン族の人たちが飼育している象たちは森に放されていて、森から木材を切り出した際には象が運んでいたのです。
そんな象たちは木材の切り出しが禁じられた昨今、チェンマイの「メーサー・エレファント・キャンプ」やアユタヤの「アユタヤ・エレファント・キャンプ」などといった施設で活躍しています。

エレファントキャンプからの収入は、カレン族にとって大きな収入源です。

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カレン族の織物の特徴

織物は、カレン族の特産品であり代表的な工芸品です。
手織りにしても染め物にしても、カレン族の間では古くから普通に行われていたものでした。

織られたものは、もっぱらその村で販売されています。
黒檀染めの特徴的な美しさはよく知られていて、まさに村の木に育った黒檀の実が使われているものです。

それを使って、繰り返し手染めされていきます。
織物の幾何学模様にしても、機織り機での手作業によって生まれているものです。

機織り機を使いこなす独自のテクニックは、カレン族にしか見られないものとなっています。
ただ近年その作り手は減少していて、伝統工芸の担い手が少ない現実は世界共通のことであるのかもしれません。

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カレン族が作るカレン族シルバーとは?

カレン族シルバーはハンドメイドのアクセサリーとして、世界的にも高く評価されているものです
独自の文化を築きあげてきたカレン族は、さまざまな意味を込めて作り上げたそれを装飾品として身につけてきました。

元々は、儀式などにも用いられていたものです。
カレン族が自然とともに生活してきたこともあり、カレン族シルバーのデザインには暮らしと密接にかかわる生活用品や動植物がモチーフとして用いられています。

その種類は数百種類にも及び、作り手それぞれのオリジナリティも加わっていることでひとつとして同じものはありません。

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カレン族とは?どんな人達?カレン族の暮らしを紹介!のまとめ

カレン族は歴史的に自然と共存してきた民族であり、ミャンマーでは軍事政権による迫害を受けながらも伝統を大切に暮らしています。
首にリングをつけた美人の女性たち、目を奪われる美しさの織物やシルバーアクセサリーなどその魅力はさまざまです。

時代とともに象をエレファント・キャンプで活躍させ収入にするなどの変化も見られていますが、その根本はまったく変わっていません

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