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2018/07/09

礼服とスーツの違いは?知っておきたいマナーと着こなしとは

結婚式や葬儀は社会人になると一気に増え、礼服を着る機会もそれだけ多くなります。
冠婚葬祭は改まった場で、敬意を表すためにもその場に合ったきちんとした服装で参加しなければなりません。

しかしその「きちんとした服装」があいまいになっていませんか?
礼服と普段着ているスーツは違います。

黒いスーツならなんでもいい、若い時に買ったものをいまだに着ているというのなら、ここで今一度見直しておくべきです。
礼服とスーツはどう違うのか、その着こなしやマナーについてご説明していきます。

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礼服とは?

礼服とは、一般的には冠婚葬祭などの改まった場で着用する衣服で、ブラックスーツと同じものをさしているわけではありません。
慶事では結婚式、披露宴のほか、結納、パーティやレセプション、晩さん会、記念式典、皇室行事など、弔事では葬儀、告別式、通夜、三回忌までの法要などの改まった場で着用する衣服です。

洋装の場合はフォーマルウェアとも言い、和装もあります。
一言で礼服と言っても、その着こなしはシーンごとに異なり、細かい決まりがあります。

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礼服の種類

礼服は大きく3つあり、フォーマル度や格式によって高い方から順に「正礼服」「準礼服」「略礼服」と分けられます。

正礼服

もっとも格式が高く、昼間に着るモーニングコートと、夜に着る燕尾服があります。
結婚式の新郎や、新郎新婦の父親、式典の主催者、葬儀の喪主などが着用します。

準礼服

正礼服に次ぐ格式で、タキシードやディレクターズスーツがあります。
結婚式の新郎や新郎新婦の父親、主賓などが着用します。
タキシードは華やかなパーティ用なので、弔事では着られません。
ディレクターズスーツはショート丈のモーニングのようなデザインです。

略礼服

一般的に着る機会が多い礼服はこの略礼服です。
慶事でも弔事でも着られるものが多いですが、男女によっても注意しなければいけないことがあるので、次章以降を参考にしてください。

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礼服とスーツの違い

スーツの足

では、礼服とスーツではどのような点に違いがあるのかを細かくみていきましょう。

  1. 黒色の濃さと生地の質
  2. ジャケットの襟のAMFステッチ
  3. 光沢の違い
  4. 裾のシルエット
  5. シルエットのデザイン
  6. 背中のスリット

続いて、それぞれの「違い」について詳しくみていきます。

礼服とスーツの違い①:黒色の濃さと生地の質

ブラックスーツはそれだけで見ると黒色に見えますが、礼服はスーツよりもより深くて濃い黒色をしています。
また、礼服には上質なウールが使われていますが、スーツは値段をおさえたり、扱いやすさやお手入れのことを考えてポリエステルが含まれています。

この黒色の違いが、礼服とスーツの決定的な違いです。
周囲の人が礼服をている中、スーツだといくら黒くても違いがわかってしまいますので注意が必要です。

礼服とスーツの違い②:ジャケットの襟のAMFステッチ

AMFステッチとは、ジャケットの襟の縁やポケット周りの手縫い風のステッチのことです。
このステッチがあるとおしゃれに見えますがカジュアルなイメージになってしまいます。

スーツにはAMFステッチがされているものがありますが、最近では礼服にも入っているものもありますが基本的には礼服にステッチはありません。

礼服とスーツの違い③:光沢の違い

葬儀の時にも着ることができるいわゆる喪服としての礼服は、光沢のない生地を使用しています。
一方で、スーツは光沢のある生地を使用しているのものが多いです。

慶事の際に着るのであれば光沢があってもいいのですが、お悔やみの席では光沢がある生地はマナーとして避けましょう。

礼服とスーツの違い④:裾のシルエット

ズボンの裾は、礼服は必ずシングルまたはモーニングカットになっており、スーツはシングルやダブル等、特に決まりはありません。
ダブルはもともとはオシャレに見せようとして広がったものなので、フォーマルな場には適しません。

礼服とスーツの違い⑤:シルエットのデザイン

礼服は5年、10年と長い期間使うので、あまり体型の変化に関係なく着られるようゆったりめのシルエットで作られていることが多いです。
一方でスーツは体型に合わせて格好よく着たいという需要からも、細身のシルエットのものも多くあります。

礼服とスーツの違い⑥:背中のスリット

見ただけですぐに違いがわかるのが背中のスリットの有無です。
スーツには背中にベントというスリットが入っていることが多いのですが、礼服にはありません。

ベントは動きやすいようにするためにスポーツウェアから取り入れたものなので、フォーマルな場で着用する礼服に動きやすさは必要ないためです。

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女性の礼服とスーツの違い

女性が冠婚葬祭のときに着るものは、洋服だとカラーフォーマルやブラックフォーマルがあります。
ブラックフォーマルのひとつが黒い礼服で、シンプルなデザインが多く、葬儀や法事などで着ますが、素材や質感が工夫されたものであれば、卒業式などのセレモニーや慶事で着ることも可能です。

女性の礼服も、やはり黒の色味や質感が違うので、黒いスーツを礼服として着ることや、反対に礼服をビジネスや華やかなパーティなどで着ることはできません。
七五三や卒業式などのそこまでフォーマルさを必要としないセレモニーであればスーツでも構いません。

女性の場合は、結婚式などの慶事では華やかなドレスを、葬儀などの弔事では喪服を、それぞれスーツとは別に用意しておいたたほうがいいでしょう。

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礼服を選ぶ時のポイントは?

クエスチョン

では、礼服を選ぶにはどんなポイントがあるのでしょう。
礼服を選ぶには、以下のポイントがあります。

  1. 値段
  2. 季節に合わせた生地
  3. サイズ感

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

礼服を選ぶポイント①:値段

手ごろなもので10,000円くらいから、紳士服の量販店では30,000円~70,000円ほどで売られています。
高価なものほど深い黒色になるまで何度も染色しているので、深みが出て品のある黒色になります。

値段重視で選ぶと黒の色味があまりよくなかったり、10年後にも年相応に着られるのか不安な点があります。
かと言ってそこまで着る機会がなく、サイズが変わって着られなくなる恐れもあるので、あまり高価なものである必要もありません。

礼服を選ぶポイント②:色

礼服は黒の色が濃いほどいいとされており、相手に与える印象もよくなるので、選ぶ際は黒の色がより濃いものを選びましょう。
黒く上質な礼服を着ることは、対象者(結婚式なら新郎新婦、葬儀なら故人)への想いを目に見える形で伝えていることになるのです。

礼服を選ぶポイント③:季節に合わせた生地

春夏用は背中の部分の裏地がなく、ウール以外の素材も使って涼しく過ごせるようになっています。
秋冬用はウールが一般的で、裏地がついていて保温性が高くなっています。

本来ならば季節に合わせて2着必要ですが、一着だけ購入するなら一年中使えるオールシーズン用があります。
生地は秋冬用寄りの重めのものですが、背中部分の裏地がない仕様で通気性をよくして、一年中着られるようになっています。

礼服を選ぶポイント④:サイズ感

礼服はあまり買い替えることがなく、5年~10年間同じものを着ることになります。
若い時の体型にフィットしたものを選ぶと、数年たって体型が変化してしまうと着られなくなってしまうかもしれません。

少し大きめでゆとりのあるデザインのものを選ぶと、長く着続けることができます。

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礼服にネクタイは必要?

葬儀の際は黒無地で光沢のないネクタイを着用するのがマナーです。
小さかったり目立たなくても、柄ものや刺繍が入ったものは避けます。

通夜などでどうしても黒無地のネクタイが用意できない場合は、柄もののネクタイをしたまま参列するよりはノーネクタイのほうがよいでしょう。

結婚式の際も、正式なマナーではノーネクタイはNGです。
礼服を着なくてもいいカジュアルな結婚式や平服での出席であれば、ネクタイをしなくても可です。

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礼服を着る場面

スーツで手を組む

礼服にはいろいろな格式があり、男性の場合はモーニングやタキシードなどもありますが、これらを着る機会はほとんどありません。
一般的に礼服を着る機会は通夜・お葬式・結婚式がほとんどで、その場合は略礼服である礼服を着ます。

礼服を着用する場面とその際の注意点をご説明します。

通夜

通夜は告別式の前夜に行われ、親族は正式な礼服を着て出席し、一般会葬者の人たちも略式の礼服を着て出席するのが一般的です。

ただ、通夜の場合は「取り急ぎ駆けつける」という意味でダークスーツでも構いません。
もし告別式に出席できない場合は、通夜がお別れの意味があるので、やはり礼服が好ましいです。

女性の場合も、略式の礼服として黒のワンピースやスーツが一般的ですが、紺やグレーなど地味な色であれば構いません。
ストッキングや靴も黒が基本ですが、ストッキングは肌色でも可です。

お葬式

お葬式とは葬儀・告別式のことで、その場にふさわしいのは基本的にブラックフォーマルや喪服と言われる礼服です。
男性は黒の上下礼服、白いシャツ、黒無地のネクタイが基本です。

女性は黒のワンピースやアンサンブルで、ストッキングと靴も黒で揃えます。
肌をあまり見せないよう、夏でも5分袖くらいはあるものが望ましいです。

結婚式

結婚式での正式な服装とされているのは、男性は黒の上下の礼服です。
しかし結婚式では、礼服ではないブラックスーツや暗めのグレーなどのスーツでも可能です。

シャツやネクタイも派手すぎなければパステルカラーなどのほうが最近では主流となってきています。
40代くらい以上の人や、年配の方も出席するきちんとした結婚式や披露宴では、できれば間違いのない礼服の方が好ましい場合があります。

女性の場合は、黒いワンピースなどを着用することもできますが、喪服とわかるようなデザインのものは避けます。
慶弔兼用のデザイン性の高いものであれば結婚式に着ていくこともできますが、コサージュやアクセサリーで華やかさを出しましょう。

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礼服を着る時のマナー

結婚式では礼服でなくても、ブラックスーツやダークな色のスーツでも問題ない場合もありますが、特にお葬式の時はきちんとした礼服を着ることがマナーです。
学生であれば仕方ないという目で見てもらえますが、社会人や年齢を重ねているのに礼服を着用していないと、「非常識な人」という目で見られてしまうことも少なくありません。

おしゃれを意識することもいいのですが、結婚式では許されることでも、葬儀ではやはりマナーを守った服装にするべきでしょう。

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礼服はレンタルでも可能?

結婚式は事前に日時がわかりますが、葬儀など急なときでも、レンタルで礼服を揃えることは可能です。
ネットで注文すれば、地域によりますが翌日に届けてもらうことができるので、訃報を聞いてすぐに注文すれば間に合います。

基本は礼服一式ですが、必要であればオプションで靴やベルトなどを含めたフルセットのレンタルもあります。
普段着ているスーツのサイズを目安にしましょう。

レンタルで一式揃えれば、マナーを間違えたり悩んだりすることもありません。

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おすすめの礼服

それでは、礼服の種類やマナーがわかったところで、一番着る機会の多いブラックフォーマルの礼服のおすすめをご紹介します。

おすすめの礼服(男性用)①noirchic オールシーズン 2つボタン シングルフォーマルスーツ

(ノワールシック) noirchic シングルフォーマル 2つボタン オールシーズン アジャスター付 メンズ ブラックスーツ BB5 [ 着用目安:身長165-170cm/ウエスト94cm前後 ]
10800円

冠婚葬祭のすべてで着用できるスタンダードな礼服です。
ウエストにアジャスターが付いており、久しぶりに着た時に入らないと焦ることもありません。

スラックスは家庭用の洗濯機で洗うことができます。

おすすめの礼服(男性用)②Dino濃染加工2ツボタンフォーマルスーツ

[MARUTOMI]フォーマルスーツ 2つボタン メンズ ブラックスーツ 冠婚葬祭 結婚式 礼服 喪服 春夏 秋冬 L-AZ46F80139-990-YA7
8900円

こちらも冠婚葬祭すべてで着用できる礼服です。
生地に濃染加工を施した上品な深みのあるブラックです。

オールシーズン対応の背抜き仕様になっています。

おすすめの礼服(男性用)③La Pava濃染加工超黒 2ツボタンスタイリッシュスリム フォーマルスーツ

La Pava濃染加工超黒ブラック2ツボタンスタイリッシュスリムフォーマルスーツ 礼服 冠婚葬祭 結婚式 ビジネス BE-5号4115Z-1-BE5
16800円

こちらも冠婚葬祭すべてで着用できる礼服です。
スタイリッシュなフォルムで、パンツはスリムなボトムシルエットが特徴です。

オールシーズン対応で、スタイリッシュに着たい人におすすめです。

おすすめの礼服(女性用)①SORITEAL White Label ブラックフォーマル アンサンブル ジャケット&前開きワンピース

ブラックフォーマル アンサンブル ジャケット 前開きワンピース 授乳服 セレモニー 礼服 正装 女性 SORITEAL White Label ブラック 7号
9900円

ノーカラーのジャケットと、前開きのワンピースのセットです。
ベーシックなデザインで長く着ることができます。

喪服として着用するブラックフォーマルですが、アクセサリーやコサージュを組み合わせれば、卒業式などのセレモニーで着まわすことができます。

おすすめの礼服(女性用)②MONOIR 喪服 レディース 礼服 ブラックフォーマル アンサンブル ワンピース

(モノワール) MONOIR 喪服 レディース 礼服 ブラックフォーマル アンサンブル ワンピース ロング 丈 オールシーズン 02P01159 13号 ブラック
13986円

シンプルなデザインのアンサンブルで、ワンピースの袖口は透け感が上品なシフォンの6分袖になっています。
濃染加工をしたブラックフォーマル生地で、この一着があれば急な葬儀・通夜・法事などでも一年間を通して着ることができます。

おすすめの礼服(女性用)③Lurco ブラックフォーマル 喪服 アンサンブル ワンピース

(ルルコ)Lurco ブラックフォーマル 喪服 アンサンブル ワンピース レディース ブラック 2966391ba(11号)
10960円

濃染加工を施した日本製の高品質な生地です。
シンプルなデザインのノーカラーアンサンブルで、ウエストには取り外し可能のリボンが付いています。

オールシーズン対応で、ジャケットを脱いでもきちんとした装いのデザインになっています。

<下に続く>

礼服とスーツの違いは?知っておきたいマナーと着こなしとはのまとめ

礼服とスーツは別のもので、残念ながら兼用することはできません。
特に社会人であれば冠婚葬祭のマナーは知っておかないと失礼にあたりますし、自分自身は恥ずかしい思いをしてしまうことになります。

着る機会は多くはありませんが、葬式などは急に入ってしまうものです。
高価なものでなくてもいいので、一着は礼服を用意しておきましょう。

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「お金のコトをもっと身近に」というミッションで、みんなのお金ドットコム(みんかね)を運営しています。
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